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異形のキノコ その2

※グロい画像もありますのでご注意を

 

野外で観察をしていると色々なキノコに出逢う。
色々な種類、と言うのは勿論だが
同じ種類のキノコでも、同じ形をしていない場合が多い。
種類にもよるが、キノコは個体差が結構大きく、
実際には図鑑通りの外見を呈していない事の方が多いかも知れない。
中には、極端に形が違っている為に、何のキノコか判断に迷う事もある。
 

と、これは前回「異形のキノコ」のタイトルで書いた記事の書き出し。

キノコは発生して居る環境要件によって様々な影響を受ける為に

図鑑に載っている様な「典型的な形」にならない事が多い。

中には本当に奇妙な形になる事が少なく無い。

 

例えばこちら。

ymdrtkmdk-monjiro (1).JPG

ymdrtkmdk-monjiro (2).JPG

ヤマドリタケモドキの柄が割れて剥がれてしまっている。

恐らく成長途中で空気が乾燥してしまい

その為に表面がヒビ割れ、成長と共にそれが大きくなって

この様に剥がれてしまったのだろう。

 

キノコの表面にヒビが入る事は少なく無いが

この様に大きく捲れるのは多くは無いと思う。

まるで木枯らし吹き荒ぶ野道を行く股旅物の渡世人みたいだ。

木枯し紋次郎のロケ地より引用)

そう言えば股旅物のドラマや映画って見なくなったなぁ。

今も残ってるのは大衆演劇の舞台くらいかもなぁ。

「股旅物」と言う言葉自体、聞かなくなったし。

今の若い人はその言葉自体知らないだろうなぁ。

「またたび物」の音だけだと

「猫のオヤツ」か何かと思われかねないかもなぁ。

 

 

 

こちらもヤマドリタケモドキ。

ymdrtkmdk-dkbk (1).JPG

一見、普通の状態に見えるが。

 

裏側、管孔部分がちょっと妙な感じ。

ymdrtkmdk-dkbk (2).JPG

 

良く見ると不自然なほどにデコボコ。

ymdrtkmdk-dkbk (3).JPG

ymdrtkmdk-dkbk (4).JPG

台所のスポンジみたいになっている。

 

もしくは、巨大竜巻が表れる前兆と言われる乳房雲か。

大気現象〜乳房雲(マンマ)から引用)

不穏な感じはむしろこっちかな。

 

それにしても何故こんな形になったのだろう。

全面的にきれいなデコボコになっている点からすると

虫やナメクジに食べられたと言う訳では無いだろうしなぁ。

ウィルスか何かに感染して正常な発育が出来無くなったのかなぁ。

何分、初めて見た状態の物だから想像すら出来無い。

この時、ヤマドリタケモドキは幾つも見たのだが

こんなんなってたのはこの個体だけだったし。

ひょっとして、標本として保存しておくべき

貴重な物だったのかも知れない……???

 

 

 

フィールドでキノコを見付けた時、

遠目で「あれは〇〇かな?」と予想してから近付くのだが

時々予想が出来無い物に出逢う事がある。

こちらもその一つ。

beniiguchi-drdr-veil (4).JPG

遠目で見て「キノコ?キノコか?キノコなのか???」と

それが何か全く想像すら出来無かった物。

 

近付いて見たら、

ベニイグチからベールが垂れている状態の物だった。

beniiguchi-drdr-veil (3).JPG

beniiguchi-drdr-veil (2).JPG

古くなったキノコが溶けてドロドロになる事は良くあり

フィールドでもちょいちょい見掛ける。

だが、こんな風に柄と傘の形は残っているのに

管孔の部分だけ溶けて

しかもそれが綺麗にベール状になって流れているのは初めて見た。

 

それにしても見れば見る程奇妙な状態だなぁ。

色々な条件が上手く重なってこう言う風になったのだろうなぁ。

beniiguchi-drdr-veil (1).JPG

beniiguchi-drdr-veil (6).JPG

beniiguchi-drdr-veil (8).JPG

この禍々しさは「悪魔の花嫁」てイメージか。

色々な想像を掻き立てられてしまう。

 

 

 

こう言う思いもよらない、不思議な形の物と遭遇出来るので

フィールド探索は止められないなぁ♪

 


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スミレ!スミレ!スミレ!

前々回の日記で

「来年も是非スミレホコリタケに逢いたい物だ」

と言う事を書いた(→こちら)。

以前、当方の記事を読んで頂いたgorosukeさんから

名古屋ではスミレホコリタケの発生は7月と9月、と

コメントで教えて頂いていたので

年内にはもう発生は無いだろうな、と思っていたのだ。

 

だが実はそのすぐ後に、幾つもの場所で

幾つものスミレホコリタケに遭遇していた。

 

まずは9/12、前回も発生した場所に更に発生した物。

sumire0912OMH-A (2).JPG

前回もそうだったが

当方が見付けた時点で既に何者かに齧られていた。

チャコウラナメクジ?が食事中だが、

ナメクジがこんなにダイナミックに食べる訳では無い。

暴食のヨトウムシでも此処まではしないだろう。

歯型が顕著に見える点からすると、齧歯類なのだろうなぁ。

近くに公園はあるが、リスが住んでいるとも思えない。

となるとネズミなのだろうかなぁ。

この地域のネズミはそんなに飢えているのだろうか。

それとも、スミレホコリタケは

そんなにも美味しいのだろうかなぁ・・・・・・

 

取り敢えず、手元で経過観察をする為に掘り取る事に。

sumire0912OMH-A (3).JPG

が、小さな個体だったのでこじんまりと掘り取ろうとしたら

根元の土が完全にバラけてしまった。

菌糸を殆どちぎり取った形になってしまったなぁ。

これは今後生育出来るのか、ちょっと不安・・・・・・

 

取り敢えず、ペットボトルを切って植木鉢にして

其処に植える。

sumire0912OMH-A (4).JPG

育ってくれれば良いなぁ・・・・・・

 

ライトの下で裏側を撮影。

sumire0912OMH-A (5).JPG

齧った歯型が良く判る。

 

3日後。

sumire0912OMH-A-3aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-3aft (2).JPG

全体に色が変わって来た。

 

4日後。

sumire0912OMH-A-4aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-4aft (2).JPG

一部が黒ずんで来た。

 

6日後。

sumire0912OMH-A-6aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-6aft (2).JPG

黒い部分が広がって来た。

だが、変化は此処で止まってしまった。

掘り取りに失敗して、殺してしまったのだろうかなぁ。

 

 

こちらは9/14、矢張り同じ場所で見付けた物。

sumire0914OMH (1).JPG

sumire0914OMH (2).JPG

先の物よりかなり大きかった様だが

こちらはより激しく齧られている。

矢張りそんなにも美味しいのだろうなぁ。

 

翌日の様子。

sumire0914OMH-1aft.JPG

全体的に変色して来た。

この個体は変化の度合いが大きい様だ。

 

2日後。

sumire0914OMH-2aft.JPG

更に全体が変色して来た。

 

3日後。

sumire0914OMH-3aft.JPG

既に成熟してる感じ。

 

4日後。

sumire0914OMH-4aft.JPG

胞子の飛散が始まった。

 

5日後。

sumire0914OMH-5aft.JPG

引き続き飛散中。

 

6日後。

sumire0914OMH-6aft.JPG

周囲がちょっと紫色に。

 

7日後。

sumire0914OMH-7aft.JPG

その前夜の豪雨を受けて胞子はすっかり流され

基部を残すだけになっていた。

 

 

こちらは矢張り同じ場所に9/16に発生して居た小さな物。

sumire0916OMH (1).JPG

sumire0916OMH (2).JPG

これも例によってネズミ?に齧られている。

 

1日後。

sumire0916OMH-1aft.JPG

一回り、大きくなっている。

 

2日後。

sumire0916OMH-2aft.JPG

齧られた穴が更に深くなっている以外は

特に変化は感じられない。

 

3日後。

sumire0916OMH-3aft.JPG

突然全体が変色した。

 

4日後。

sumire0916OMH-4aft (1).JPG

sumire0916OMH-4aft (2).JPG

胞子が飛散し始め、周りを紫色にしていた。

 

5日後。

sumire0916OMH-5aft.JPG

その前夜の豪雨を受け、胞子は全て流され

基部だけになってしまっていた。

 

 

こちらは矢張り同じ場所に9/18に発生して居た物。

この場所は本当にスミレホコリタケのシロなんだなぁ。

この時期は毎日雨だったので

特に発生が多かったのかも知れない。

sumire0918OMH (1).JPG

sumire0918OMH (2).JPG

やや大きめの個体だ。

 

1日後。

sumire0918OMH-1aft (1).JPG

sumire0918OMH-1aft (2).JPG

成長と共に穴は広がり、イナバウアー状態に。

 

2日後。

sumire0918OMH-2aft (1).JPG

sumire0918OMH-2aft (2).JPG

sumire0918OMH-2aft (3).JPG

更に成長と共に穴が広がっている。

色の変化が出て来始めた。

 

3日後。

sumire0918OMH-3aft (1).JPG

sumire0918OMH-3aft (2).JPG

更に色の変化が進む。

 

と、此処で4日間、旅行で不在に。

で、7日後。

sumire0918OMH-7aft (1).JPG

sumire0918OMH-7aft (2).JPG

すっかり老熟し、胞子を飛散して居た。

 

飛んで15日後。

sumire0918OMH15aft (1).JPG

sumire0918OMH15aft (2).JPG

すっかり基部だけになってしまっていた。

 

 

こちらは菌友T氏がSNSに上げていた画像。

これもどうもスミレホコリタケぽいなぁ。 

sumire0919OBT (0).jpg

発生場所は当方の家からもそう遠く無い場所だった。

これはもう観に行かねば!

 

大体の場所を教えて貰い、翌日の9/19、早速現場に。

これも中々の大きさ。

sumire0919OBT (3).JPG

が、既に変色し切っていた。

T氏が先の画像を撮影してからは中一日。

結構な大きさなのにあっと言う間の変化。

変色の具合(成熟具合)の個体差は結構大きいのだなぁ。

 

周囲を探すと幾つも残骸があった。

sumire0919OBT (4).JPG

sumire0919OBT (5).JPG

sumire0919OBT (6).JPG

sumire0919OBT (7).JPG

此処も一大発生坪だったのだなぁ。

 

 

同日、某河川敷にて。

symire0919YADA (1).JPG

実はその前日。電車に乗って居て

車窓から陸橋下の河川敷を見ていた所、

草地に白い塊が幾つも見えたのだ。

河川敷だから何かキノコが生えてるかもなぁ、

と思いながら見ていたら、

本当にキノコが生えていたのでビックリしてしまった。

 

車窓から見れたのはホンの一瞬だったのだが

あれはスミレホコリタケに違いない、と確信出来た。

なので翌日、バイクでその河川敷まで出向いて確認した所

本当にスミレホコリタケだった次第。

symire0919YADA (2).JPG

symire0919YADA (3).JPG

symire0919YADA (4).JPG

前日は白く見えていたのだが一日で成熟してしまったのだなぁ。

 

発生ポイントを俯瞰すると菌輪になっている様だった。

symire0919YADA (5).jpg

画面に入り切らなかったのだが

他の場所にもスミレホコリタケ発生していたので

直径10mくらいの輪にはなって居たと思う。

 

それにしても、この現場に到る迄に道のりで

5匐瓩の河川敷を走りながら見ていたのだが

この場所以外にはキノコを見付ける事は出来無かった。

勿論、バイクで走りながら見る事の出来る範囲なので

隈なく見る事は不可能だが

それでもこの場所にしかキノコが生えているのを

見付けられなかったのは不思議だ。

この場所は余程キノコ向きな環境だったのだろうかなぁ。

 

折角なので記念に一つ持ち帰る事に。

symire0919YADA (6).JPG

白い表皮が所々残っているのがオシャレ(・∀・)♪

 

試しにナイフで剥いてみた。

symire0919YADA (7).JPG

symire0919YADA (8).JPG

矢張りたった一日で完全に成熟している。

成熟のスピードは個体によって本当にまちまちなのだなぁ。

 

動画でも撮ってみた。

陸橋を渡る電車の音も入っているので

キノコマニア兼鉄オタの人にはお得な動画かもw

 

と言う訳で、長年追い求め、乞い求めていたスミレホコリタケに

今年は幼菌成菌老菌残骸を含めてイキナリ20個近くに遭遇する事が出来た。

当たり前と言えば当たり前だが、ある所にはあるもんだなぁ・・・・・・

 

 

さて、最初のスミレホコリタケ。

6日経っても胞子は成熟せず、その後も色の変化は止まってしまっていた。

sumire0912OMH-A-6aft (2).JPG

やはりコイツは死んでしまっていた様だ。

上掲の例から言って子実体の膨張が終われば

大体1日、少なくとも3日もあれば成熟し、胞子を飛散し始める様だ。

生きていればあっと言う間に老化して朽ち果ててしまうが

死んでいると変化が止まり、その形を留める。

当たり前と言えば当たり前だが、生命は儚いなぁ・・・・・・

 

それにしても今年は沢山のスミレホコリタケに出逢えた。

図鑑にも殆ど載っておらず発生の多く無い珍菌、との話だが

ある所にはこんなにもザラザラとあるんだもんなぁ。

良い場所に引っ越して来たのかも知れないw

 

 

所で、上掲画像で判る様に

ウチのすぐ近所以外で発生して居たスミレホコリタケには

何かに齧られた痕跡は無かった。

ウチの周辺は餌に恵まれていないから

スミレホコリタケが発生すると

待ってました!とばかりに食べてしまうのかなぁ。

それともウチの近所で発生したスミレホコリタケは

食べずにおれない位にとても美味しいのだろうか。

謎だ・・・・・・

 

 

 

今年の発生はさすがに終わっただろう。

また来年、是非またスミレホコリタケに出逢いたい物だ。

 

キノコヌシ様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(-人-) ナム〜

 


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| 腹菌類 | 00:03 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
こんにちは菌類 その2

9月になって秋の気配を感じ始めた頃

住居のすぐ近くの公園脇を車で通り過ぎようとした時

これがいきなり目に飛び込んで来た。

ooshiro160925 (7).JPG

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そう、それはオオシロカラカサタケ。

幼菌なので開く前の傘が坊主頭みたいで可愛い揺れるハート

 

公園を取り巻く植え込みを横断する様に

一直線に点々と発生して居た。

ooshiro160925 (4).JPG

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ひょっとしたら大きな菌輪の一部なのかも知れないなぁ。

 

因みにオオシロカラカサタケは以前にも記事にした事がある(→こちら)。

その時にも書いたが、

オオシロカラカサタケは過去に死亡例もある毒キノコだ。

元々は熱帯〜亜熱帯を中心に分布していた南方のキノコで

台風に乗って胞子が日本に上陸し、徐々に北上しているのだとか。

日本では山や森林に発生する事はまず無い様で

この様に人間の生活圏内に発生する事が多い。

 

で、この公園脇の道路は生活道路なので

普通に車が行き交っている。

ooshiro160925 (6).JPG

 

そして公園なので、当然近所の子供達が遊んでいる。

ooshiro160925 (8).JPG

 

動画でも撮ってみたw

因みにヤマもオチもありません。

すぐそばに毒キノコがこんなに生えているのは知ってるのかなぁ。

 

 

その翌日。

昨日、幼菌状態だったキノコは完全に開いていた。

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で、やっぱりすぐそばを普通に車が通る。

ooshiro160926 (8).JPG

 

自転車も普通に通る。

ooshiro160926 (9).JPG

皆、此処に毒キノコがこんなに生えてる事なんて

知らないんだろうなぁ。

 

 

さらに翌日。

傘は完全に開き切り、老菌の域に。

ooshiro160927 (1).JPG

ooshiro160927 (2).JPG

 

ヒダは緑色に。

これがオオシロカラカサタケの大きな特徴。

ooshiro160927 (3).JPG

この画像では再現し切れていないが

実際にはもっと緑青色と言う感じだった。

今まで何度もオオシロカラカサタケは見て来たが

こんなに緑色なのは初めて見た。

あまりにも緑色過ぎて、絵の具でも塗ったみたいだった。

 

 

その2日後。

完全に萎れてしまっていた。

ooshiro160929 (1).JPG

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ooshiro160929 (7).JPG

自分の役割を終え、次代に命を繋いだのだなぁ。

来年もまた生えて来るか、楽しみにして置こう。

 

 

所で先にも書いたがオオシロカラカサタケは

元々は熱帯〜亜熱帯を分布域としていたキノコ、との事。

それが徐々にテリトリーを広げており、

日本全土を制覇する日も遠くないと思われる。

だが、日本での発生場所は山林では無く

都市部などの人間の生活圏内が中心だ。

熱帯〜亜熱帯では山野に発生して居た筈だろうに

これは一体どう言う事なのだろう。

 

日本の都市部と、熱帯地域の山林とで

土壌環境で何か共通点があるのか、

それとも日本の山林と都市部とで土壌環境で何か違いがあって

都市部の土壌環境の方がこのキノコに合っている、と言う事か・・・・・・

等と色々考えていたが、単純に温暖化と

ヒートアイランド現象の関係で山林部に比べて気温が高い為に

都市部はオオシロカラカサタケが発生しやすい、と言う事なんだろうなぁ。

 

当方が子供時代を過ごしていた埼玉でも

真夏に30度を超える事はそれ程多くは無かった。

30度を超えるとニュースになって居た、と記憶して居る。

だが近年は35度は当たり前、40度がニュースになるぐらいだもんなぁ。

オオシロカラカサタケに取って

それだけ暮らしやすい環境になった、と言う事なのだろう。

とすると、この先日本は

どんどんオオシロカラカサタケ向きの環境になって行く、

と言う事になるなぁ。

 

以前の記事のコメントで教えて頂いたのだが

2012年時点でオオシロカラカサタケは宮城県まで北上して居る、との事。

この先、何処まで北上して行けるのか、興味があるなぁ。

果たして津軽海峡を超えて北海道でも発生出来るのかなぁ。

ひょっとしたら日本で発生を繰り返している内に

寒さへの耐性が出来て北方系の新種が生まれるかもなぁ。

 

・・・・・・等と色々考えてしまった。

やっぱり近所にキノコが生えてくれると楽しいなぁ♪

 


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| ハラタケ科 | 01:13 | comments(12) | trackbacks(0) | pookmark |
こんにちは菌類 

当方が長年追い求めているキノコの一つに

「スミレホコリタケ」がある。

スミレホコリタケ関連の記事まとめ

 

前回の記事で、一大発生坪を発見したので

今後も観察を続ける、と書いた。

その後、何度も現地を訪れていたのだが

スミレホコリタケの発生を見る事は無かった。

あれだけ一度に大量発生した、と言う事は

シロとして断末魔だったからこその大発生だったのかなぁ。

そうだとしたら残念だなぁ。

まぁでも、今後も観察は続けて行く予定。

引っ越しした為に現地が遠くなってしまったのは

少し残念だけど。

 

さて、4月末に引っ越しして

やっと落ち着いて来た7月の事。

買い物に向かうべく、

公団の敷地内をバイクで走って居たら

目に留まった物があった。

sumire2016-1 (1).JPG

sumire2016-1 (2).JPG

こ、これは!?

ひょっとしてスミレホコリタケっっ???

 

今まで、紛らわしいノウタケは散々見て来た。

このキノコはその今までの物とは印象が違う!

ネットで散々見ていたスミレホコリタケにそっくりだ!

これは恐らくスミレホコリタケと考えて良いだろう!

まさかこんな所に生えているなんて!

この地に越して来て最初に遭遇した菌類が

スミレホコリタケだなんて!

これは是非経過観察をしなくてはっっ!!!

 

と意気込んでいた翌日。

その後の観察をしようとしたら

スミレホコリタケと思しきキノコは影も形も無い!

どうやら近隣住民に撤去された様子。

 

この仲間は森の奥深くよりも草地や河川敷、

畑地の周辺の様な、少し人間の手が入った、

やや開けた場所に発生する事が多い様な気がする。

つまり、人間の生活圏内に

発生する事が多い、と言う事でもある。

 

この場所は公団の敷地内だ。

其処は子供達の遊ぶ場所でもある。

当然、住民もこのキノコを目にしている。

得体の知れない、目立つキノコが突然現れたのだ。

子供達に何かあったらどうする!?と警戒されても仕方無い。

その為、さっさと撤去されてしまったのだろう。

 

当方が長年追い求めていたキノコかも知れない、

と言う事情など住民は知る筈も無い。

千載一遇のチャンスが

まさかこんな事になるなんてなぁ・・・・・・

何時の日か、また此処に発生してくれる事を期待しよう。

是非また発生して欲しいなぁ。

発生してくれるかなぁ・・・・・・

 

 

と思った一週間後。

同じ場所にまた気になる物を発見。

sumire2016-2 (1).JPG

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sumire2016-2 (3).JPG

これまたスミレホコリタケでは無いのかっっ!???

 

有難い事にすぐに生えて来てくれた!

sumire2016-2 (4).JPG

前回のより一回り小さいけど、それは問題じゃない!

すぐにまた生えて来てくれたのがとにかく嬉しい。

                                            

だが、また住民に撤去されてしまうかも知れない。

なので、持ち帰って追培養する事に。

スコップで地面諸共掘り取る。

sumire2016-2 (5).JPG

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sumire2016-2 (7).JPG

器に入れて持ち帰る。

 

と、その途上、手が滑って落としてしまった!!

しかもタイミング良く?、

落ちたスミレホコリタケ?を蹴って転がしてしまった!!

幸いキノコがちぎれる事は無かったが

かなりダメージを受けた事は一目瞭然だった。

 

何とか持ち帰って霧吹きで水分を与えたが

色合いがつい先程とは全く違ってしまっていた。

翌朝にはこんな感じに。

sumire2016-2@1after.JPG

これは折角のスミレホコリタケ?を

蹴り殺してしまったのかも知れない・・・・・・

やっと手に出来たスミレホコリタケ?に浮かれて

舞い上がってしまったつもりは無かったのだけどなぁ。

うーんショックだ・・・・・・

 

ちょうどその頃、仕事でバタバタしていたのと

折角のスミレホコリタケ?を蹴り殺してしまった、

と落ち込んでいた為に、ついそのまま放置してしまっていた。

で、3日後にはこんな状態に。

sumire2016-2@3after.JPG

あぁ、やっぱり死んでしまったのだなぁ・・・・・・

 

その後、そのまま放置する事2週間。

ふと見てみると、こんな様子に。

sumire2016-2@22after (1).JPG

sumire2016-2@22after (2).JPG

sumire2016-2@22after (3).JPG

あれ、これは老熟したスミレホコリタケでは無いか!?

 

そう言えば、今になって思い出した。

スミレホコリタケは成熟する時に

急激に色が変化し、短期間で黒くなるのだが

老熟し乾燥すると紫色になるのだった(→こちら)。

 

このスミレホコリタケは蹴り殺されてはいなかったのだ。

その後もちゃんと生きていて、胞子を成熟させていたのだ。

と言うか、当方に蹴り転がされた事により

命の危機を感じて成熟を急いだのかも知れないよなぁ。

 

当方が折角遭遇出来たスミレホコリタケを

蹴り殺していなかったのは良かったが

死んだと早合点してしまった為に十分な観察が出来無かったよ。

うーん、これは残念だなぁ・・・・・・

 

取り敢えず、すぐ近くにスミレホコリタケが

発生するポイントがある事が判った。

次回発生した際にはちゃんと観察をしたい。

今回の発生が、このシロの断末魔で無い事を祈るのみ。

キノコヌシ様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

勿論、次は蹴り転がさない様に気を付けますので・・・・・・

 

キノコヌシ様が当方の所業に呆れ返ってしまい、

もう生やしてくれなくなって無いと良いなぁ・・・・・・

(-人-) ナム〜

 


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| 腹菌類 | 00:01 | comments(16) | trackbacks(0) | pookmark |
2016名古屋ヤマドリタケモドキ事情

今年も名古屋にヤマドリタケモドキの季節がやって来た。

ヤマドリタケモドキは夏〜秋に発生し

名古屋では秋にも発生する事もあるが

当方のフィールドでは6月末〜7月初旬の発生が圧倒的に多い。

以下、画像をダラダラと列挙。

 

6月下旬、何時ものフィールドを偵察。

するとアカヤマドリの幼菌を発見。

探すと其処此処に幾つも発生して居た。

akymdr2016 (1).JPG

akymdr2016 (2).JPG

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akymdr2016 (4).JPG

この時期の形は本当に某キャラクターみたいだ。

 

試しに根元に切ってみる。

akymdr2016 (5).JPG

とても綺麗な断面。

これは珍しい。

何時もならこのフィールドのアカヤマドリは

発生と共に虫に浸食されてしまうのだ(去年の記事の下段参照)。

 

こちらのアカヤマドリはどうか。

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少し浸食されてはいるが、まだ傷は浅い、て感じ。

 

こちらはどうか。

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一件傷は浅そうだが

良く見ると傘の方まで浸食が進んでいる。

 

こちらはどうか。

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根元を切った際に中に居たコメツキムシの幼虫を切断してしまった・・・・・・

(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!

ごめんよごめんよぉ・・・・・・

 

コメツキムシの食害部分以外は他の虫は入っていない様子。

akymdr2016 (16).JPG

コメツキムシが入った際に、

他の虫を排除する様な何かを放出しているのだろうか。

逆に、キノコバエか何かの小さなウジ虫に浸食されたキノコでは

コメツキムシの幼虫を見た事が無い。

同じ餌を奪い合うのだとしたら

お互いが排除し合う何かを放出していたとしても不思議は無いよなぁ。

まぁ、この一例だけでの推論は無謀と言う物。

因みに、そう言う研究をしている人がいるのかどうかは不明。

 

さて、こちらはどうか。

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見た目からは判らなかったが

意外に浸食が激しかった。

例年だったらこんなヤツばかりだったのだけど

今年は発生数が多かった為か食害する虫が分散して居て

無傷や傷の浅い物が少なく無かったのかも知れない。

 

こちらはやや育ちすぎだなぁ。

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例年なら中はグズグズで持ったら崩れるのだけど

今年は持っても大丈夫だった。

その点も何時もと違っていた。

 

先程の使えそうな物とは別に

その場で見ただけでダメだった物以外を収獲。

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この場所でこれだけの量を収獲出来たのは初めての事。

今年はアカヤマドリの当たり年だったのかもなぁ。

 

さて、この中で持ち帰る物を選別しなくては。

まず例の育ちすぎのヤツから。

柄は完全に浸食されて使える所は無かったので廃棄。

続いて傘を二つ割にしてみる。

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柄に比べたら思ったより食害が少ない。

とは言え、使える部分はあまり無いなぁ。

 

こちらはイケそうな感じ。

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と思ったら中身は使える部分が無かった・・・・・・

 

さてこちらは。

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これもダメだなぁ・・・・・・

 

こちらは見るからにダメそうだ。

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が、中はそうでも無い。

傘の一部は使えそうだ。

 

こちらはどうか。

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意外にやられていた。

これはダメだ・・・・・・

 

結局使えそうなのは半分以下。

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それでもこの場所としては上出来。

例年なら使えるのが1本も無い、てのが普通だったからなぁ。

これで美味しいパスタが食べられる♪

 

 

帰り道、近くのもう一つのシロも探索。

するとあった。

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この場所は先程のシロと距離的にもそんなに離れていないし

土質的にも変わらないと思われるのだが

何故か虫があまり付かないシロ。

だが、アカヤマドリは年に1本出るかどうか、だった場所。

其処にこんなに纏めて発生するなんてなぁ。

当然ウハウハ状態で収穫♪

矢張り今年はアカヤマドリの当たり年だった模様。

 

 

さて、ヤマドリタケモドキはどうか。

先のシロでは小さいのを数本見付けた。

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が、中身はグズグズ。

まだ発生して時間的にそう経って居ないと思われるのに

既にこんな状態だった。

アカヤマドリが多く発生して虫が分散した分、

発生の少なかったヤマドリタケモドキには

集中してしまったのだろうか。

 

比較的育っていたこちら。

当方が手にする前に転がされていた。

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柄を切ってみるとこの状態。

最早手遅れ状態。

 

今年見付けた新たなシロ。

何本も並んでいたので菌輪の一部なのだろう。

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切ってみたらこの状態。

遅かったか。

残念・・・・・・

 

そのそばには干乾びた物が。

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この辺りの場所で  Sepedonium に侵されずに

此処まで干乾びるのもちょっと珍しいかもなぁ。

 

この場所は幹線道路の近くでもあるので

撮影中に何台も車が行き過ぎていた。

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此処に美味しいキノコが生える場所があるのになぁ、と

ちょっと優越感w

 

何時もヤマドリタケモドキを多数収獲して居たシロ。

行って見ると今年も多数発生して居た。

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が、育ち過ぎていて収穫時期は逸していた。

 

中にはこんな状態の物も。

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完全に溶けてしまっていた。

今年は全くタイミングが合わなかった様だ。

引っ越しをしてシロが遠くなってしまった為に

前みたいに頻繁に来れなくなってしまったからなぁ。

まぁ、それも仕方無い。

 

結局ヤマドリタケモドキは収穫ゼロ。

うーん、残念。

まぁ、その代わりアカヤマドリが豊漁だったから良しとしよう。

 

アカヤマドリは友人にお裾分けしたり

早速リゾットやパスタにして食べた。

残りはスライスしてオリーブオイルで炒めて冷凍保存中。

まだ暫くは楽しめる♪

 

 

さて来年はどうなるだろう。

今年見付け新たなシロで収穫が出来たら良いなぁ。

アカヤマドリも期待してしまうし。

キノコヌシ様のご加護があります様に (-人-) ナム〜

 


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