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2018名古屋ヤマドリタケモドキ事情

6月下旬になり、名古屋にも

ヤマドリタケモドキの季節がやって来た。

近年は空梅雨が多く、今年も降雨量は少なかった。

果たして生えて来てくれているかなぁ・・・・・・

 

(以下、ずらずらと画像を列挙し、だらだらと記述)

 

で、何時ものシロに向かう。

するとあった!

今年も生えて来てくれていた!

ymdr180731-obt (1).JPG

だが、ヤマドリタケモドキの発生を待っていたのは当方だけでは無い。

確認の為に柄を切ってみる。

 

案の定、キノコムシ?の幼虫に中身を食われてしまっている。

ymdr180731-obt (2).JPG

キノコムシにしたら多分唯一の食糧だもんなぁ。

当方の様に趣味嗜好で待っていた訳では無いのだ。

それこそ死活問題だもんなぁ。

 

柄の上部を切ってみる。

ymdr180731-obt (3).JPG

右の個体は傘の方にまでは虫は来ていない模様。

なので右側だけ収穫。

 

 

こちらはどうか。

ymdr180731-hgs (1).JPG

ymdr180731-hgs (2).JPG

柄は空洞が見えるほど喰われていた。

 

が、これも傘の方は大丈夫の様子。

ymdr180731-hgs (3).JPG

当然収穫。

 

 

こちらは斜面の下の方に発生していた物。

かなり成長した、大きめの個体。

ymdr180731-obt (5).JPG

ymdr180731-obt (4).JPG

キマワリ?が番をしていたw

邪魔をしても悪いし、

これだけ育っていたら中身は当然虫に食われているだろうから放置。

また来年に向けて胞子を撒いて貰いたいな、と。

 

 

こちらは小さめの個体。

ymdr180731-hgs (10).JPG

 

横から見ると傘がとても薄い。

ymdr180731-hgs (11).JPG

上掲の画像で判る様に、ヤマドリタケモドキは

肉厚の傘を形成する種類だ。

こんな薄い傘なのはかなり珍しいのではないだろうか。

まるで一文字笠をかぶっている武士みたいだw

uniform1_hh1-22-07.jpg

ユニフォーム1さんのサイトより引用。
 

 

と、発生してくれてはいたのだが、その数はとても少なかった。

上掲の画像以外にもあったが収穫出来た物は殆ど無かった。

名古屋東部におけるヤマドリタケモドキの発生は

年々減少傾向にある様に感じる。

最初にこのシロを見付けた7年前はそこら中に生えていたのになぁ。

これも環境の変化なのか、

ヤマドリタケモドキ自体の周期変化なのかは不明。

来年も生えて来て欲しいなぁ・・・・・・

 

 

 

ヤマドリタケモドキは少なかったのだが

その代わりなのか、アカヤマドリの発生が目に付いた。

4〜5年前まではアカヤマドリは

年に1〜2本収穫出来るかどうか、だったのだが

近年はその発生が多くなっている。

そのシロにおいてアカヤマドリが

ヤマドリタケモドキに取って代わろうとしているのか、

発生環境の変化・悪化に対してアカヤマドリの方が

ヤマドリタケモドキよりも強いと言う事なのか、

またはそれぞれの発生周期のリズムの問題なのか。

原因は不明。

何にしても収穫出来れば当方は良いしw

 

 

さて、こちらは発生したての個体の様子。

とてもカワ(・∀・)イイ!!

akymdr180731-hgs (1).JPG

 

まだ虫に全く食われていない。

akymdr180731-hgs (2).JPG

勿論収穫。

 

 

こちらの個体はどうか。

akymdr180731-hgs (8).JPG

 

虫に食われ始めた所の様だ。

akymdr180731-hgs (9).JPG

 

柄の上部は綺麗な状態。

akymdr180731-hgs (10).JPG

当然収穫。

 

 

こちらはどうか。

akymdr180731-hgs (5).JPG

 

かなり喰われているなぁ。

akymdr180731-hgs (6).JPG

 

傘の方までは来ていない様子。

akymdr180731-hgs (7).JPG

傘の部分のみ収穫。

 

 

こちらはどうか。

akymdr180731-hgs (3).JPG

 

笠もかなり喰われてしまっている。

akymdr180731-hgs (4).JPG

仕方無いのでこのまま放置。

 

その二日後の様子。

そのまま干乾びている。

akymdr180731-hgs (14).JPG

akymdr180731-hgs (15).JPG

キノコムシの幼虫は環境の変化に耐えきれず逃げ出したのだろうか。

でも、逃げ出したとしても行く所も無いだろうしなぁ。

申し訳無い事をしてしまった。

と言いつつ今後も同じ事をしてしまうのだけどね。

 

 

こちらは綺麗な個体が並んで生えていた。

akymdr180731-mdi (15).JPG

 

若い方の個体。

akymdr180731-mdi (17).JPG

 

切ってみると、意外にもグズグズ。

akymdr180731-mdi (20).JPG

 

傘の方もすっかり喰われてしまっている。

akymdr180731-mdi (21).JPG

この場所は比較的虫の少ない場所なのだけどなぁ。

残念だ。

 

大きい方の個体はどうか。

akymdr180731-mdi (16).JPG

 

こちらもかなり喰われているなぁ。

akymdr180731-mdi (18).JPG

 

柄の上部はかなり少なめ。

akymdr180731-mdi (19).JPG

なので傘部分のみ収穫。

 

 

こちらはどうか。

akymdr180731-mdi (11).JPG

akymdr180731-mdi (12).JPG

akymdr180731-mdi (13).JPG

akymdr180731-mdi (14).JPG

これも傘部分のみ収穫。

 

 

こちらはかなり育ち過ぎの個体。

akymdr180731-mdi (7).JPG

akymdr180731-mdi (8).JPG

akymdr180731-mdi (9).JPG

akymdr180731-mdi (10).JPG

ちょっと遅かったなぁ。

残念。

 

 

こちらも育ち過ぎだなぁ。

akymdr180731-mdi (2).JPG

akymdr180731-mdi (6).JPG

収穫時期は完全に過ぎてしまっている。

残念。

 

 

こちらもかなり大きな個体。

akymdr180731-mdi (3).JPG

akymdr180731-mdi (4).JPG

akymdr180731-mdi (5).JPG

やはりダメだった・・・・・・

 

 

こちらは誰かが蹴倒したのか、この状態で転がっていた個体。

akymdr180731-hgs (11).JPG

akymdr180731-hgs (12).JPG

 

蹴られた衝撃でか、柄が傘から簡単に取れてしまった。

akymdr180731-hgs (13).JPG

大きさの割に中身は綺麗な状態。

早い段階で蹴り倒されたので虫が入って来れなかったのかな?

この大きさでこんな綺麗な状態の物は今シーズン唯一♪

当然収穫。

 

 

画像を省略しているが

他にも発生していた個体もあったが、収穫出来た物は少なかった。

 

 

取り敢えず食べれらる物を早速調理。

cook180731 (1).JPG

 

薄くスライスして

cook180731 (2).JPG

 

たっぷりのオリーブオイルで炒める。

cook180731 (3).JPG

 

生クリームと牛乳を加える。

cook180731 (4).JPG

と、此処までは何時ものやり方。

 

今年はゴルゴンゾーラチーズを加えさらに濃厚な味に。

cook180731 (5).JPG

cook180731 (6).JPG

 

そしてパスタに。

cook180731 (7).JPG

この季節ならでは贅沢な味。

(゚д゚)ウマー

 

 

使い切れなかった物は乾燥させて保存する事に。

cook180731 (9).JPG

これでまた暫く楽しめる♪

 

 

だが、その後雨は全く降らなかった。

ヤマドリタケモドキ、アカヤマドリ共にもう発生を見なかった。

友人達にお裾分け出来無かったのは残念だった・・・・・・

 

 

昨年、工事のプレハブが出来てて懸念していたシロ。

見に行ったら新たな工事が始まっていた。

jmsh180731 (1).JPG

 

去年はプレハブだったが、新たな事務所の造成中。

jmsh180731 (2).JPG

 

今度はユニット工法の事務所。

jmsh180731 (3).JPG

プレハブだったので一時的な事務所設置かと思ったが

新たに設置し直すくらい、

これから長期に渡って事務所を置き続ける、と言う事なのだなぁ。

矢張り此処のシロはもう絶望的だ。

ただでさえ発生量が減っているのになぁ。

残念だ・・・・・・

 

 

来年はどれだけ生えて来てくれるかなぁ。

とにかくキノコヌシ様を拝むしか無い。

 

(-人-) ナム〜

 


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| イグチ科 | 00:06 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |
ヒポミケス菌あれこれ

当blogで何度も取り上げているのだが

当方が惹かれている物にHypomyces(ヒポミケス)菌がある。
キノコに寄生する菌で寄主となるキノコによってその種類も違っている。

 

※今回取り上げた菌種には殆ど和名が無い為、全て学名で表記しています。

 読み難い点はご容赦下さい。


フィールドでは Hypomyces chrysospermus

(ヒポミケス クリソスペルムス)、

別名 Sepedonium chrysospermum

(セペドニウム クリソスペルムス)、和名アワタケヤドリが
各種のイグチ類に寄生しているのに良く遭遇する。

 

こちらはクリイロイグチ?に寄生した物。

最初はこの様に白い菌糸で覆われる。

Sepe-180630 (1).JPG

段々に黄色味を帯びる様になり

Sepe-180630 (2).JPG

成熟すると黄橙色になるので良く目立つ様になる。

Sepe-180630 (3).jpg

Sepe-180630 (4).jpg

名古屋東部はこの菌に取って余程棲みやすい環境なのか遭遇しない年は無い。

そこら中がこの菌だらけで寄主のイグチ類が枯渇してしまうのではないか、と

心配になってしまうぐらいの年もある程だ。

 

 

こちらはカワラタケに寄生した物。

何故かこの部分だけが地面に転がっていた。

hyp-kwr180630 (4).JPG

hyp-kwr180630 (5).JPG

 

こちらは別の場所で古くなったカワラタケに寄生していた物。

hyp-kwr180630 (1).JPG

hyp-kwr180630 (2).JPG

hyp-kwr180630 (3).JPG

カワラタケに寄生する橙色系のHypomyces菌としては

Hypomyces aurantius(ヒポミケス アウランティウス)と

Hypomyces subiculosus(ヒポミケス スビクロサス)等がある。

どちらも肉眼での判別はまず不可能。

顕微鏡を持たない当方には判別が出来無い。

 

 

そしてこちら。
クラガタノボリリュウタケに寄生している物。

hyp-krgtnbrrtk180630 (1).JPG

hyp-krgtnbrrtk180630 (2).JPG

hyp-krgtnbrrtk180630 (3).JPG

恐らくHypomyces cervinigenus(ヒポミケス ケルビニゲヌス)だろう。

 

こちらは成熟しつつある物か。

hyp-krgtnbrrtk180630 (4).JPG

 

黄褐色となって寄主はモロモロの塊になってしまっていた為、

手にしただけで崩れてしまった。

hyp-krgtnbrrtk180630 (5).JPG

hyp-krgtnbrrtk180630 (6).JPG

矢張り橙色系になるのだなぁ。

勿論Hypomyces菌全てがそうだ、と言う訳では無いのだけど。

 

こちらでは罹患した個体と、今の所健常な個体が隣り合って生えていた。

hyp-krgtnbrrtk180630 (7).JPG

色の違いが顕著なので判りやすい。

 

こちらも手前の個体は一部が白くなって来ている。

hyp-krgtnbrrtk180630 (8).JPG

これも遠からず全体が真っ白になるのだろうなぁ。

 

健常の個体と罹患した個体を並べてみる。

hyp-krgtnbrrtk180630 (9).JPG

hyp-krgtnbrrtk180630 (10).JPG

違いが歴然としているなぁ。

 


実はこの仲間には今までに何回か遭遇していた。

最初はこちら、京都の某所にて。

寄主は恐らくナガエノチャワンタケ。

hyp-fumei090702.JPG

ざっと周囲を見渡したが、この一個体しか確認出来なかった。

暗く不安定な場所だったので撮影が上手く出来ず

綺麗に撮れたのはこの一枚だけだったのは残念だった。

 

続いて、長野県某所にて。

こちらも寄主はナガエノチャワンタケかと。

hyp-ngencwntk090922 (1).JPG

hyp-ngencwntk090922 (2).JPG

hyp-ngencwntk090922 (3).JPG

hyp-ngencwntk090922 (4).JPG

周囲を見渡したが2本のみだった。

 

こちらは各務原市内にて。

小型のクロノボリリュウタケに寄生した物。

hyp-krnbrrtk160614 (1).JPG

hyp-krnbrrtk160614 (2).JPG

hyp-krnbrrtk160614 (3).JPG

hyp-krnbrrtk160614 (4).JPG

この時は1m四方程の大きさの範囲に

小型のクロノボリリュウタケが幾つも発生しており

その多くの個体が Hypomyces菌に寄生されていた。

 

※先の長野のナガエノチャワンタケ寄生の個体にしても

 こちらのクロノボリリュウタケ寄生の個体にしても

 成熟した物は灰褐色になっています。

 画像検索で見ると Hypomyces cervinigenus の成熟体は

 灰褐色になっている物が多い様です。

 でも、最初のクラガタノボリリュウタケ寄生の物は橙褐色になっています。

 Hypomyces cervinigenus を記載している様々なサイトを見ると、

 サイトによって胞子の色は「薄茶色」「ピンクがかった淡褐色」

 「肌色」「淡褐色」等と様々です。

 という事は系統差や個体差で色合いは変化が大きい、と考えて良い様です。

 なので、どれも Hypomyces cervinigenus として扱う事にします。

 

Hypomyces cervinigenus はご覧の様に

ノボリリュウタケ属のキノコに寄生する菌だ。

当方の行動範囲でノボリリュウタケ属のキノコの

発生自体があまり多くないのだが
体験的に言えばノボリリュウタケ属のキノコに遭遇すると

高い確率で Hypomyces cervinigenus に遭遇している。

と言う事は Hypomyces cervinigenus の感染力は強く

多くのノボリリュウタケ属のキノコが罹患してしまっている、

と言う事なのだろうかなぁ。

あくまでも当方の行動範囲での話だけども。

 

 

多くのイグチ類に寄生する Hypomyces chrysospermus だが

イグチ科の中でも種類によって抵抗性の高低がある様で

罹患しているのを見た事のないイグチの種類もある。

だが、イグチの種類その物がとても多いので

寄主の獲得には苦労しない、と考えられる。

 

それに対し、ノボリリュウタケ属のキノコその物が

「イグチ科」と言う大集団に比べると絶対数でかなり少ない。

となると Hypomyces cervinigenus はその点では不利だと思われる。

どうしてそんな寄主を選んでしまったのだろうかなぁ。

 

 

以下、想像と言うか、妄想を書いてみる。

Hypomyces chrysospermus がイグチ科を寄主として選んだ時には

イグチ科はこんな大集団になっていなかったのかも知れない。

ひょっとしたら当時はノボリリュウタケ属の方が個体数が多く

Hypomyces cervinigenus の方が栄華を誇っていたのかも知れない。

Hypomyces chrysospermus は隅に追いやられていたイグチ科を

仕方なく寄主にした所、その後地球環境の変化で

イグチ科はキノコ全体の中でも大所帯に進化・分化した為に

Hypomyces菌の中でも Hypomyces chrysospermus が

一番目に付くようになったのかも知れない。

そして、イグチ科は様々な種類に進化・分化した為に

種によって Hypomyces chrysospermus に対する耐性の差異が

大きいのでは無いだろうか。

 

しかし、そうなるとカワラタケ寄生のHypomyces aurantius と

Hypomyces subiculosus はどうなんだろうかなぁ。

カワラタケは発生数、個体数で言うとかなり多いはずだ。

フィールドではあまりにもしょっちゅう遭遇するので

余程何かのインパクトのある状態でないとスルーしてしまい

逆に撮影する機会が少ないキノコ、と言える程だ。

だが、Hypomyces菌に罹患したカワラタケを見る機会は

カワラタケの絶対数に比べて圧倒的に少ない。

Hypomyces aurantius 及び Hypomyces subiculosus は感染力が低い、

逆に言えばカワラタケはHypomyces菌に対する耐性が高い、

と言う事なのだろうかなぁ。

 

そもそもHypomyces菌のそれぞれが、

どの時期・何時頃に寄主はこれだ!と定めたのだろうか。

そして寄主にされた各々のキノコは

それによってその後の進化の方向や速度に

何か影響を受けたりしたのだろうかなぁ。

当方にはさっぱり判らない。

そう言う研究をしている人がいるのかどうかすら知らないし。

 

進化の系統樹の中でそれぞれがどう位置付けされているのか判らないが

それを見れば何か見えて来る物があるのかも知れないよなぁ。

逆に、それを見れば当方がダラダラと書いた上記の内容が

全くの妄想でしかない事が歴然とするのかも知れないけれど・・・・・・

 

 

所で先に書いた様に Hypomyces cervinigenus は

ノボリリュウタケ属のキノコに寄生する。

実は前回の記事で取り上げたウラスジチャワンタケ

ノボリリュウタケ属のキノコの一種なのだ。

と言う事は Hypomyces cervinigenus に罹患した

ウラスジチャワンタケに遭遇する機会もあるかも知れない。

それは是非見てみたい物だなぁ。

 

フィールドを探索する楽しみがまた一つ増えた(^-^)

 

 

※Hypomyces菌関連の記事のアーカイブ→こちら

 

 


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| その他 | 00:22 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
ウラスジ

春先の某日。

何時もの某地を散策。

キノコが全然見付からないなぁ。

仕方無い、もう帰ろうか・・・・・・と思って

ふと足元を見るとこんな物に遭遇。

180531ursjcwntk (3).JPG

180531ursjcwntk (4).JPG

地面から発生しているチャワンタケの仲間。

直径4冂か。

小さな個体が多いチャワンタケの仲間にしては大型。

 

これはもしや、と思って手に取ると、

茶碗の裏側は案の定顕著な筋が。

180531ursjcwntk (12).JPG

これはウラスジチャワンタケだ。

文字通り、茶碗の裏側に筋があるのが特徴のキノコ。

 

周辺をよく見ると点々と幾つも発生していた。

180531ursjcwntk (6).JPG

180531ursjcwntk (1).JPG

180531ursjcwntk (2).JPG

 

こちらは陽の光を透かして撮影。

180531ursjcwntk (9).JPG

180531ursjcwntk (11).JPG

それにしても裏筋が綺麗だなぁ。

 

こちらは発生初期の幼菌の様子。

180531ursjcwntk (8).JPG

180531ursjcwntk (7).JPG

 

まるでフレンチクルーラーみたいだw

                (ミスタードーナツのサイトより引用)

因みにウラスジチャワンタケは食毒不明との事。

仮に食べられたとしてもドーナツの様には甘くはないと思う。

 

 

先に書いたがウラスジチャワンタケは比較的大型のチャワンタケ。

画像の物はウラスジチャワンタケとしては小〜中型だが

図鑑によると直径が6cmに達する事もある由。

だが検索すると直径10僂肪している様な画像の物もあった。

 

この裏筋、かなり大仰に見えるが、

これだけの大きさの茶碗を支持し地面から持ち上げる為には

これくらいの骨組みがどうしても必要なのかもなぁ。

 

これも先に書いたが、チャワンタケと総称される

所謂「盤菌類」の仲間は小さな個体の種類が多い。

こちらはとある立木の樹皮に発生していた物。

180531cwntk-etc (5).JPG

180531cwntk-etc (6).JPG

直径は大きくても2mm程。

 

こちらは倒木上に発生していた物。

180531cwntk-etc (7).JPG

こちらも大きくても2mm程。

 

こちらはクヌギの殻斗に発生していた物。

180531cwntk-etc (8).JPG

これくらい小さいので、柄に当たる部分も細く小さい。

中には「ビョウタケ」「ピンタケ」と呼ばれる種類もあるしなぁ。

 

こちらはツバキキンカクチャワンタケ。

180531cwntk-etc (3).JPG

180531cwntk-etc (2).JPG

画像の物は大きくても直径1冂度x。

これは発生場所がツバキの木の下と、かなり限定的なので

特定しやすい種類だろう。

 

こちらは掘り出した状態の物。

柄はあるが、茶碗を支える為では無く、

地下の菌核から、地上の茶碗を発生させる為の根みたいな物だから

用途が違うよなぁ。

 

こちらは地面から発生していた物。

クリイロチャワンタケかな、と思うが詳細不明。

180531cwntk-etc (4).JPG

これはチャワンタケとしては比較的大きくて直径3cm程。

このタイプのチャワンタケには直径8僂搬腓くなる種類もあるが

それは柄が無く、地面に直接茶碗が生えている状態だからだろう。

 

こちらはナガエノチャワンタケ。

文字通り、柄の長いチャワンタケ。

180531ngencwntk (3).JPG

180531ngencwntk (2).JPG

180531ngencwntk (1).JPG

こちらは茶碗の直径は大きくても3僉△箸了。

一本の細い柄で茶碗を支えるのはこれくらいが限界なのかな。

 

矢張り大きな茶碗を支えるには

これくらい大仰にしないとならないのだろうなぁ。

180531ursjcwntk (10).JPG

何と言うか、大変だなぁ・・・・・・

 

 

で、このウラスジチャワンタケの柄の筋具合。

ノボリリュウタケにとても良く似ている。

180531nbryutk (1).JPG

180531nbryutk (2).JPG

たまたまこの個体は小さかったのだが

柄の構造はそっくりではないだろうか。

ウラスジチャワンタケの茶碗がひっくり返って裏返しになったら

こんな感じの形になるのじゃないかなぁ。

 

で、茶碗部分が集合密集状態になるとアミガサタケになる、と。

180531amgstk.JPG

こう言う風に進化して行ったのかもなぁ。

形態的にそう考えると納得出来る様な気もする。

 

 

・・・・・・と、数百年前ならこれで一つ論文が書けただろうが

現代のDNA解析の結果によるとコトはそう単純では無いらしい。

そもそも、上掲の画像のキノコたちは

進化の系統樹上に直線的に並べられる種類では無いだろうしね。

 

キノコは様々なグループで色々な進化の仕方をしていて

結果的に全く別の分類群なのに

外見的によく似た形態に進化した例が少なくない、との事。

菌類が進化しようとした時に、

どうしても同じ方向を向いてしまうので

全く別のグループでも結果が同じになってしまう、

と言う事なのかなぁ。

それを「収斂進化(しゅうれんしんか)」と

言って良いのかどうかは判らないけれど。

 

だとしたら当方が感じた事も

あながち間違いでは無い、と言う事かもなぁ。

何となくそう言う傾向だ、と言えばそう見えなくもないよなぁ。

「あほか!何言うとんねん!」と専門家に突っ込まれたら

「ゴメンナサイ・・・・・・」と言うしか無いがw

 

まぁ何にせよ、当方にはうかがい知れない分野の話だ。

当方はこうやって「似てるよなぁ・・・・・・」て楽しむのが精々。

またあーでもない、こーでもない、と勝手に考えて遊ぶ事にしよう♪

 


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| 子嚢菌類 | 00:07 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
2018年名古屋アミガサタケ事情

3月下旬、全国的に大雨が続いた。

数日にわたった雨が上がった翌日、大きな期待をして何時ものシロへ。

するとあった!

今年もアミガサタケは生えて来てくれていた。

 

こちらはシロA。

2018amgstk (8).JPG

2018amgstk (2).JPG

このシロは最近発生が減っているのだが

それでもポツポツと生えていた。

 

 

こちらはシロD

2018amgstk (3).JPG

此処も去年、久し振りに1本だけ残骸があっただけだったが

今年は画像の物+1本と、3本の残骸に遭遇。

これは収穫はせず。

来年はもっと生えて来てほしいなぁ。

 

 

こちらはシロE。

2018amgstk (25).JPG

2018amgstk (24).JPG

2018amgstk (23).JPG

2018amgstk (22).JPG

2018amgstk (21).JPG

2018amgstk (20).JPG

2018amgstk (19).JPG

この場所は安定的に発生してくれているので有り難い。

 

そこそこ大きな個体もあるし

2018amgstk (7).JPG

 

ヨトウムシに喰われて倒れてるのもあるし

2018amgstk (6).JPG

 

シャープな形のもある。

2018amgstk (5).JPG

2018amgstk (4).JPG

この一角だけで色々な外見のアミガサタケが発生している。

 

で、此処は公園でもあるので散策中の人や

2018amgstk (28).JPG

 

友達と遊んでいる子供達や

2018amgstk (27).JPG

 

ジョギングの人もアミガサタケの傍らを通り過ぎる。

2018amgstk (26).JPG

誰もそのすぐそばに

こんな高級な食キノコが生えているなんて知らないんだよなー

ちょっと得意な気分になってしまう♪

まぁ、その人達から見たら当方は花の盛りの桜も見ずに

地面に這いつくばっている変なオジサンにしか見えていないのだけど。

 

 

こちらはシロF。

2018amgstk (18).JPG

この場所も年々発生量が減っている。

今回はこの一本のみの遭遇。

 

 

こちらはシロH。

2018amgstk (10).JPG

2018amgstk (9).JPG

このシロは長らく発生を見なかったのだが去年から復活している。

だが去年は小さな個体だけだったのだが

今年は大きな個体が生えていた。

 

2018amgstk (12).JPG

コイツは収穫機を逃してしまった物。

うーん、残念。

 

今年発生していた物の中では比較的小さめの物。

2018amgstk (11).JPG

 

実はこのシロは都市部のど真ん中の、とある植え込み。

普通だったらアミガサタケが生えるとは思えない場所だ。

なのに、アミガサタケの発生地となっている理由の一つに

桜とイチョウが生えている、と言う環境の他に

この画像で見える様に植栽の保全の為の

散水ホースが設置されている、と言うのがある。

自動か手動かは判らないが

この一角にふんだんに水が撒かれているのだろう。

 

アミガサタケが発生するにはいろいろな条件が必要だが

特に名古屋においては「土壌水分量」がかなり重要な様だ。

元々愛知県は土壌が花崗岩質で水捌けが良い、との事。

人間が生活するにはちょうど良いのだがキノコには向かない。

 

当方が今迄見て来た範囲で感じたので言うと

アミガサタケはキノコの中でも

比較的多量の土壌水分を要求している様に思う。

水捌けの良い名古屋において、それは特に顕著な様だ。

この場所は散水ホースがある為に、他に比べると土壌水分量が高く

その為アミガサタケの発生を見る事が出来るのだろう。

当方が感じていたアミガサタケの発生条件の一つを

証明出来た?記念すべき場所と言えるかもなぁ。

 

 

今回画像に登場しなかった場所。

シロBは長らく発生量が多かったのだがここ数年はさっぱり。

去年は数本だったが一昨年はゼロだったのでびっくり。

この場所における此処数年での大きな変化と言うと

そばにあった焼却炉が撤去されてしまった点がある。

その焼却炉で落ち葉を焼いて、その灰を撒いていたのだが

近年は小型焼却炉が何かと問題視されている為に

撤去されてしまったのだろう。

そして、灰が撒かれなくなった為にアミガサタケが

発生出来る環境では無くなってしまったのだと思われる。

うーむ、残念だなぁ。

こっそり勝手に灰を撒きに来ようかなぁ ←

 

 

シロCも数年前から発生が見られなくなってしまった場所。

周囲の木が何本か伐られてしまった為に

土壌水分量が低下してしまったのだろうなぁ。

残念。

 

 

シロGも、今回は発生を確認できず。

今後も期待出来そうも無い。

 

 

そんなこんなで、この日一日で20本ほどの収穫。

滑り出しとしてはまぁまぁかな。

 

5本ほど見繕って例年通りネグラマーロへ献上w

2018amgstk (29).jpg

今年もお裾分けが出来て良かった♪

皆様も名古屋へお越しの際はネグラマーロへ是非!

イケメンシェフの渾身の北イタリア料理をご堪能下さい♪

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今回収穫した物を外見で分類。

アミガサ部分の形状と柄の質感などで分けるとこんな感じか。

2018amgstk (13).JPG

BとDは同じかも知れないから少なくとも4種類に分けられると思う。

詳細に見ればもっとあるのかも知れないけど。

名古屋東部と言う狭い範囲でも色々生えているもんだなぁ。

 

種類は色々あるのだろうけど、結局こうして

2018amgstk (14).JPG

 

こうして

2018amgstk (15).JPG

細かく切ってしまうんだよなー

 

で、ベーコンと炒めて生クリームを加えて

2018amgstk (16).JPG

 

こうしてパスタにして食べるのが春の時期の大きな楽しみ。

2018amgstk (17).JPG

乾燥アミガサタケとはまた一味違った味わいで(゚д゚)ウマー

 

 

と、幸先良いスタートだったのだが

その後雨は全く降らなくなってしまった。

それどころか、夏日が続いたりして4月の気候では無かった。

アミガサタケからしたら

とてもじゃないが生えていられる状況では無かったのだろう。

それ以降、収穫する事が出来無かった。

 

キノコは天気次第だからなぁ。

残念だが、まぁそれも仕方無い。

来年に期待するしか無い。

 

今年も新たなシロの発見はならなかった。

またチャレンジしなければ。

 

来年も、こうしてアミガサタケのblogが書ければ良いなぁ・・・・・・

 

 

 

 

所で、友人のヨコイエミ氏のコミックス「カフェでカフィを」が

発売されている。

1巻目は昨年9月に発売されており

あちこちの書評で取り上げられ人気を博し

それを受けて2巻の発売となった。

この2巻には当方が少し関わらせて貰っている。

冒頭の「キノコ伯父さん」は実際に当方のキノコ探索の様子を

取材して頂いて、それをほぼそのまま作画して使って頂いている。

セリフも当時の会話がそのまま使われていたりしている。

作中に登場するキノコも実際に取材時に遭遇した物だ。

話としては、姪と二人で「ティラミステングタケ」を探して

そして・・・・・・と言う内容になっている。

この手の本にティラミステングタケの名が載るのは

おそらく空前絶後だろう♪

 

その他にも、幾つかの話で出てくる公団住宅は

当方の現住居だったりしている。

 

お読み頂けましたら嬉しく思います。

皆様是非!    amazonのページ→こちら

 


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仙人杖

何度も書いているのでしつこくてアレだが、
当方は「マダケの赤団子病」を追い求めている。
その為、竹が生えている場所があると
取り敢えず近付き、藪の中に入り観察している。
そうしていると時々妙な物に遭遇する事がある。

これもその一つ。

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sen-nin-jou (13).JPG

真っ黒になった竹だ。

 

多くの物はまるで漆を塗ったような艶。

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そして、多くの場合はこの様に倒れている。

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黒い竹と言うと、その名の通り「黒竹」と言う種類の竹もある。

oniwaaichi.blogspot.jpg

ガーデニング花図鑑さんのサイトより引用)

sodatekata net.JPG

お庭ショップ・myガーデンさんのサイトより引用)

shorti jp21971.jpg

ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届けさんのサイトより引用 )


黒竹は淡竹(ハチク)の一品種で
最初は普通の竹なのだが、成長し数年経つと
メラニン色素によって表面が黒くなるのだ。
その色を生かし、工芸品や竹垣等に利用される事が多い。
また観賞用として庭園等に植栽される事もある。

 


だがこれは、それとは全くの別物。
Glomerella hsienjenchang (グロメレラ・シエンジェンチャン)
と言う菌によって枯死した竹なのだ。
病名で言うと「マダケ類黒色立枯病」。
別名「仙人杖(センニンジョウ)」。
真っ黒になった竹の不思議さを、

仙人が持っている杖に見立てた命名の由。
実は種名の「hsienjenchang」は
「仙人杖」の中国読みをそのまま学名に充てた物なのだ。


罹患の初期の状態の物はまだ見た事が無いのだが
最初はこの様に黒い点々から始まる様だ。

sen-nin-jou (36).JPG

sen-nin-jou (35).JPG

 

この黒点が子嚢と呼ばれる部分。
内部で胞子が作られ、飛散される由。

その黒点から色素が滲み、段々広がって行き

sen-nin-jou (1).JPG

sen-nin-jou (34).JPG


最終的に竹全体を黒く染めてしまう。

sen-nin-jou (14).JPG

sen-nin-jou (25).JPG

 

その為、真っ黒の部分も良く見ると黒点のブツブツが見える。

 

真っ黒で艶があるので硬そうに見えるが実はかなり脆い。
仙人杖の多くが倒れた状態で見つかるのはその為だ。
そして節の部分でパキンと折れている事も多い。

sen-nin-jou (33).JPG

sen-nin-jou (32).JPG

sen-nin-jou (31).JPG

 

恐らく竹がまだ筍の内に罹患し

竹としての充分な成長を遂げられない内に
菌が全体に回ってしまう為に
竹の組織が柔らかいままで枯死してしまうのだろう。
その為に脆く折れやすいのだろう。

だが、維管束の組織はそのままなのか
枯死した後でもこの様に残存している。

sen-nin-jou (28).JPG

sen-nin-jou (29).JPG

(この↑画像の物を開いたのがこちら↓)

sen-nin-jou (30).JPG

 

仙人杖になった竹を観察すると根元は真っ黒でも、

先端は黒点が散らばっている状態だったり
または黒点が無い状態で枯れている事がある。

sen-nin-jou (26).JPG

その事から推察すると黒色立枯病菌は土壌に潜伏しており
根から維管束を通って先端に向かって感染が拡大される、
と考えられるのではないだろうか。
その為に維管束は生かされている、のでは無いだろうか。

 

そして、維管束以外の部分(基本組織、もしくは
薄壁細胞と呼ばれる部分)は菌によって消化されてしまうのか、
もしくは菌の成長には不必要なので

細胞の成長が阻害されてしまう為に
仙人杖は脆く折れやすいのではないだろうか。

 

さらに推察すると、筍の状態の時に罹患する、と言う事は
まだ皮に包まれた状態なので罹患初期の状態には

遭遇出来無いのかも知れない。

やがて立枯病として成熟した後に皮が落脱して黒い竹となって出現し

胞子を飛散させるのだろうなぁ。

 

そして皮が落脱し、罹患した稈が露出すると

急速に乾燥するのでこの様にシワシワになるのだろう。

sen-nin-jou (15).JPG

sen-nin-jou (16).JPG

上掲画像の殆どがシワシワ状態な理由はそれなのだろう。

そして、維管束以外の組織が貧弱な為に折れやすいのだろうなぁ。

倒れている、と言う事は胞子を飛散させる役目を終えた、

と言う訳なのだろうなぁ。


こちらは立枯病になってはいるがカビに重複罹患してしまった為か
黒くなり切れずに枯れてしまった状態の物の様だ。

sen-nin-jou (7).JPG

sen-nin-jou (6).JPG

sen-nin-jou (5).JPG

sen-nin-jou (4).JPG

sen-nin-jou (3).JPG

sen-nin-jou (2).JPG

こんな風になる事もあるのだなぁ。
で、これには皮が一部残っている。
黒色立枯病として未成熟な状態で枯死してしまったので
この様に皮が残されてしまったのでは無いだろうか。

まぁ、誰かが若竹を伐って捨てた所にカビが生えただけかも知れないけど。

 


さてこの様に、仙人杖はとても脆く折れやすいのだが
モノの本によると時として硬くなり
実際に杖として使える様な物になる事がある、との事。
まぁ、中にはそう言う事もあるのかもなぁ、と
あまり深く考えずに思っていたのだが
「マダケ類黒色立枯病」の発症と進行状況が
上で当方が推察した通りだとすると
仙人杖が本当に杖として使える様な物になるとは
ちょっと考えられない。
実際に、当方が遭遇するのは本当に脆いヤツばかりだもんなぁ。
その話は本当なのかなぁ。
中国の事だし、また「白髪三千丈」的な与太話なのかもなぁ。

 

と思っていたら、こんな状態の物に遭遇した。

sen-nin-jou (19).JPG

パッと見は普通に黒色立枯病なのだが
触ってみると普通の竹の様に硬い。
これは一体……

 

どうやらこれは竹として充分に成長した後に
途中から人為的に伐採された為に衰弱し
その結果、黒色立枯病菌に罹患した物の様だ。

伐られて暫くは生きていたので維管束を通じて

黒色立枯病菌が感染して行ったのだが

やがてその竹が枯死してしまったのだろう。

途中の節から上は菌が蔓延しなかった様だ。

その為、先端は普通に枯死した稈の色になっている。

sen-nin-jou (21).JPG

sen-nin-jou (20).JPG

先の話の「実際に杖として使える黒色立枯病」が本当にあるとしたら
この様な成り立ちで発現した物なのでは無いのかなぁ。

それ以外ちょっと考え難いよなぁ。

 

まぁ、この一例だけで決めつけてはいけないね。

この世に数え切れない数の竹が生えていて
それこそ天文学的な数の菌がひしめいているのだ。
頑丈な仙人杖を生成する菌がいないとは言い切れない。
世界の何処かにひっそりと存在しているのかも知れないのだ。

何時か、そう言う仙人杖に遭遇したいなぁ。
取り敢えず、竹が生えている場所を見付けたら
近付いて探してみるよ。
まぁ、第一目的は仙人杖では無いのだけれどw

 


さて、この仙人杖。
マダケの竹藪に入ると、当方は実は結構な確率で遭遇する。
一度に遭遇する量は多くは無いのだが
発現頻度そのものはそれ程低くは無い様だ。
だが、web上の情報はとても少ない。

【因みに「仙人杖」だけで検索すると「仙人が持っているみたいな本物の杖」の
 画像がザラザラ出て来て「マダケ類黒色立枯病」の画像は出て来ない】

 

恐らく、ただの枯れた竹と思われていて
注目する人は殆どいないのだろう。

国内のサイトで画像を載せているのは
2018年3月30日現在、群馬県立自然史博物館の収蔵情報

滝わたるさんの里山歳時記サイトの2件だけの様だ。

となると当blogが3件目になると思われる。
これはちょっと自慢したくなるなあw

 

まぁ、仙人杖の事を検索しようとする人が
日本中でどれ位居るのかは判らないけれど。

 


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