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キヌガサタケの事

ある日の事。
悪魔の囁きを聞いた。

 


「キヌガサタケが生えて来てるよ・・・・・・」

 


キヌガサタケは「キノコの女王」と言われるとても華やかなキノコだ。
当方、実はキヌガサタケを実見した事が無い。
キヌガサタケは孟宗竹の竹林に発生する、と言う独自の生態を持つ。
だが、当方の行動範囲には孟宗竹の大きな竹林が見当たらない為に
今まで見る機会が無かったのだ。
なので一度は見てみたい、憧れのキノコの一つだったのだ。

 


「キヌガサタケが生えて来てるよ・・・・・・」

 


そのキヌガサタケが生えているのを
見に行かないか、とキノコメイトから誘惑されてしまったのだ。
その場所は京都府南部、との事で
当方在住の名古屋からはかなり遠い。
行こうと思ったら新幹線を使うにしてもかなり早起きしなければならない。
だが、今のこの時期に行かないと見れない。
当方の周辺で生えている環境を今シーズン中に見付けられる保証も無い。

 


「キヌガサタケが生えて来てるよ・・・・・・」

 


キヌガサタケは見たいなぁ。
でもその場所は何分遠いしなぁ。
相当早起きしないと行けないしなぁ。
交通費もかなり掛かるしなぁ。
どうしようかなあ・・・・・・

 


「キヌガサタケが生えて来てるよ・・・・・・」

 

「キヌガサタケが生えて来てるよ・・・・・・」

 

「キヌガサタケが生えて来てるよ・・・・・・」

 


( ・o・)ハッ! と気が付くと
当方は某所の竹林内に立っていた。
つい、悪魔の誘惑に負けてしまったのだ。
事ほど左様にキヌガサタケの魔力は恐ろしい。

そして目に飛び込んで来たのはこんな光景。

kngstk (0).JPG

kngstk (1).JPG

これが憧れのキノコの女王、キヌガサタケだ。

キヌガサタケはご覧の様に大きなレースのマントが特徴的なキノコ。

なので、キノコを擬人化した際には

キヌガサタケはほぼ100%女性として描かれる。

 

その竹林にはキヌガサタケがそこここに生えていた。

kngstk (2).JPG

 

上から見るとこんな感じ。

kngstk (9).JPG

全く不思議な、そして綺麗な形だよなぁ。

 

それにしても本当にいきなりこんなのが竹林の中にあるんだもんなぁ。
これがキノコだと判っていてもびっくりしてしまうよ。
まして、キヌガサタケの事を知らない人がいきなりこれに遭遇したら

怖いとか気持ち悪いとか思っても仕方無いだろうなぁ。

 

こちらは新鮮な個体と、朽ち果てた個体。

kngstk (3).JPG

朽ち果てた方は柄以外が綺麗に無くなっている。

 

こちらの古い個体はレース部分のみが無くなっている。

kngstk (4).JPG

上部にほんの少し残骸が残っている点から見ると

多分、虫やナメクジなどに食べ尽くされたのだろうなぁ。

レース部分は柔らかくて食べやすいのだろうなぁ。

 

こちらは卵(幼菌)の状態。

kngstk (5).JPG

知らなければ爬虫類の卵にしか見えないよなぁ。

 

こちらの卵は孵化?直前なのだろう。

kngstk (6).JPG

外皮が薄くなってキノコ本体の頭頂部が透けて見えている。

 

こちらは頭部を取り去った状態。

kngstk (7).jpg

これを乾燥させた物が中華料理の高級食材、

「竹孫(ツーソン・本字は竹冠に孫)」だ。

頭部が外してある理由は後述。

一度だけ食べた事があるが

ふわふわシャクシャクとした歯触りが何とも言えず

如何にも高級食材!と言う感じだった。

 

所でそのマント部分、軸の長さに対応して

裾がちょうど地面に着く様な長さになっているので

卵の上に枯葉が思いもよらず厚く積もっていたりすると

この様にスカートを引き摺る様な状態になってしまう事もある。

kngstk (11).JPG

 

何か障害物があるとこんなスカートをめくられたみたいな状態に。

kngstk (8).JPG

 

斜めに生えるとマントも偏った状態になってしまう。

kngstk (13).JPG

何か、とても残念な感じだ。

 

折角ならこんな風に綺麗に開いてほしい所だよなぁ。

kngstk (1).JPG

 

さて、このキヌガサタケ。

暗緑色の頭頂部の笠とそれを支える軸(柄)、

そしてレースマント部分(菌網)からなる。

笠の暗緑色部分は胞子を形成する組織(グレバ)で

成熟すると胞子を含んだゲル状になり

これが強烈な悪臭(モロにウ●コ臭)を放つ。

それに誘われたハエにゲルを舐め取らせる事により

胞子を拡散させるのだ。

 

こちらの画像で、笠の暗緑色部分が無くなり

白い地が見えているのはグレバが全てハエに舐め取られたからなのだろう。

kngstk (4).JPG

そのハエ達によって胞子が撒かれた事により

また来年キヌガサタケが生えて来てくれるのだろうなぁ。

 

キヌガサタケを食材にする為には

悪臭のグレバが本体に付かない様に

慎重に取り外さなければならない。

この画像で傘部分が丁寧に取り外されていたのはそれが理由。

kngstk (7).jpg

竹孫は高級食材とは言え、中国や香港では

大袋にガサッと入れられた普及品も売られているのだが

そう言う物はややウ●コ臭がしてたりしている。

多分、グレバの取り外しの際の扱いが雑なのだろうなぁ。

だからこそ一袋ナンボの安価で売られているのだろうけど。

 


竹林の少し奥に行くと
近縁種のアカダマキヌガサタケも生えていた。

akdm (1).JPG

 

アカダマキヌガサタケは卵の部分が暗赤色なのが特徴。

akdm (10).JPG

akdm (5).JPG

 

中にはこんなにアカダマの卵が密集している場所も。

akdm (6).JPG

これが全部開いたらさぞ壮観だったのだろうなぁ。

 

こちらは萎れて倒れた個体。

akdm (7).JPG

この個体にはまだ結構グレバが残っているなぁ。

志半ばで倒れた、感じがしてちょっと寂しい。

 

 

因みにキヌガサタケのグレバはウ●コ臭がするが
アカダマキヌガサタケは臭くない、と言う。

そうなのかぁ、と思って実際にニオイを嗅いでみたら
やはり異様なニオイがする。
当方はそのニオイを
「野菜や大きなキノコが古くなって腐って溶けた時のニオイ」と感じた。
ウ●コ臭とは違うが、それもハエ等をおびき寄せる種類のニオイだ。

 

実際、撮影していた時も

グレバ部分にショウジョウバエがたかっていた。

akdm (8).JPG

矢印を付けてみたが判り難い・・・・・・

 

また、別の個体には撮影中ゴキがやって来た。

akdm (9).JPG

これが、臭気に引き寄せられたからのか、
たまたまなのかは不明。

 

 

所でこのキヌガサタケのレースマントの部分。

何故この様な構造の物があるのかは実は良く判っていないと言う。

グレバはハエ等を呼び寄せ、舐め取らせる為に臭気を放っているが

歩いて来る虫を登らせる為にマントがあるのだ、と言う説もある由。

だが、アカダマキヌガサタケのマントはキヌガサタケと比べると短く

地面には接して居ない様だ。

また、雑木林に発生する近縁種のマクキヌガサタケは

アカダマ以上にマントが短く、完全に宙に浮いている(→こちら)。

また、別の近縁種のスッポンタケにはマントが完全に無い(→こちら)。

そうなると益々マントに意味が判らないなぁ。

 

因みに、色々画像検索をして見ているとマントの短い種類は

マントの長い種類に比べると圧倒的に少ない。

それはビジュアル的な問題で

ネット上にアップされているマントの短い種類の画像が少ない、

と言う事もあるのかも知れないが、

ひょっとしたら進化の最終形として長いマントがあり、

短いマントはその途上にある、と言う事なのかも知れない。

ま、これは当方の勝手な想像なのだけど。

 

 

所で日本には他に全体に黄色いウスキキヌガサタケがある(→こちら)。

世界に目を向けるとマントが赤みを帯びた物(→こちら)や

緑色を帯びた物もあるのだとか(ネットでチラッと見た話なので

実在するかどうかは不明、画像は見付けられず)。

中にはこんな変わった形になる物もある由(→こちら)。

本当にキノコは思いもよらない物があるよなぁ。

 

 

因みにキヌガサタケとは「衣笠(絹笠)の様なキノコ」の意。

衣笠とは貴人が外出する際に

付き人が後ろから差し掛け長柄の傘の事(→こちら)。

とても優美な名前だよなぁ。

余談だが「衣笠」で検索すると「衣笠祥雄」ばかり出て来るのが閉口物だった・・・・・・

そして別名は虚無僧タケ、シケダケとの事。


虚無僧タケは、マント部分の形態から来た名称。

虚無僧は臨済宗の一派・普化宗の修行僧が托鉢行脚をする際の扮装で

その際に頭に被る籠状の深編み笠に

キヌガサタケのマントを見立てた物だ。

  いらすとやフリー素材より引用

 

シケダケは「湿気タケ」の意味で、
湿気の多い梅雨時に発生するからと言うのだが
当方はそれを「師家タケ」では無いか、と考えていた。

「師家(シケ、シイケ)」とは「師匠」の意味で
宗教の分野では修行の指導をしてくれる先生。先達を指す。
そして、尊崇の念を込めて「お師家さん(オシケサン)」と呼ぶ。
虚無僧姿の宗教者を「師家」と呼ぶ地域、または時代があり
そこから「師家タケ」と呼ぶ様になったのでは、と考えたのだ。

 

だが、この日は雨上がりと言う事もあり物凄い湿気だった。
不快指数は個人的には完全に100%。

時としてメガネが曇ってしまう程だった。
やはり「シケダケ」は「湿気タケ」なのかなぁ、と実感した次第。

 

 

 

 

さて、折角なので卵を幾つか持ち帰ってみた。

akdm (2).JPG

 

試しに一つを分解してみる。

akdm-bunkai (1).JPG

 

まずは真っ二つに。

akdm-bunkai (2).JPG

 

グレバの部分の内側に軸とレースに当たる部分が
圧縮されて収まっているのが見て取れる。

akdm-bunkai (3).JPG

 

陰影を強調してみた。

akdm-bunkai (3) のコピー.jpg

笠(グレバ)部分の内側に

柄とマントの組織が見えるのが判るだろうか。

このキノコの場合、卵が割れて伸びるのは
所謂「成長する」と言うより
圧縮されていた状態の物が伸長し展開する、と言うのが正しいのだろう。

 

 

更に分解。
卵の外皮部分と中身を剥がす。

akdm-bunkai (4).JPG

akdm-bunkai (5).JPG

 

柄の根元部分の保護膜?を剥がす。

akdm-bunkai (6).JPG

akdm-bunkai (7).JPG

 

グレバ部分を外す。

akdm-bunkai (8).JPG

グレバ部分の内側にマントが綺麗に収まっていた。

 

笠の内側がなんだか綺麗。

akdm-bunkai (9).JPG

キノコとしてはこのグレバの所だけが
胞子を形成する点で必要な部分な訳で
軸もマントも必要不可欠とは言えないオマケみたいな物になるのだが
それでもわざわざ軸とマントを形成しなければならない理由が
このキヌガサタケ達にはあるのだろうなぁ。

謎だ・・・・・・

 

 

さて、別の卵は育ててみる事にした。

akdm-seichou (1).JPG

たっぷり水を含ませたミズゴケに埋めて観察する事に。

毎日観察していたのだが中々変化は現れず。

 

と、育て始めて5日目の朝。

いきなり卵が割れて本体が伸び出していた。

akdm-seichou (2).JPG

 

2時間後、マントが伸び始めて来た。

akdm-seichou (3).JPG

これからの展開がワクワク♪

 

だが当方、基本的に在宅で仕事をしているのだが

この日は出掛けなければならない日だった。
なのでギリギリの時間まで待ったのだが此処でタイムリミット。

 

用事を済ませて帰宅後、こんな状態に。

akdm-seichou (5).JPG

akdm-seichou (6).JPG

完全に伸長は終わってしまっていた。

普段ずっと家に居るのに何でこんな日に限って。

嗚呼・・・・・・

 

折角ならこれを食べる事に。

akdm-coock (1).JPG

 

ウ●コ臭では無いとは言え、慎重にグレバ部分を取り外す。

akdm-coock (2).JPG

 

因みに卵部分はこんな感じ。

akdm-coock (3).JPG

上掲の分解作業画像の「柄の根元部分の保護膜?」は

実際に成長した際にはこの様に卵の側に取り残される組織だ。

 

柄とマントを鍋で煮る。

akdm-coock (4).JPG

 

鳥ガラスープで味付け。

akdm-coock (5).JPG

彩りに細かく切った人参も入れた。

 

で、実食。

乾燥品とはまた違った柔らかい食感で(゚д゚)ウマー♪

 

いやぁ、早朝から交通費を掛けて京都まで行った甲斐があったよ。

色々な観察も出来たし、中々得難い経験だった。

 

今後の目標は名古屋東部でキヌガサタケの発生坪を探す事だな。

そして今度こそは成長段階を最後までちゃんと観察したい物だ。

そしてまたあの食感を味わいたいなぁ・・・・・・

 

 

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| 腹菌類 | 00:08 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
赤団子を求めて 番外篇その3

何度もシツコク書いているのだが

当方はマダケの赤団子病を追い求めている。

       ※アーカイブスへのLINKは最下段にあります

 

名古屋東部の某公園の竹藪に良く発生して居るので

毎年定点観察をしているのだが

赤団子病が発生して居た竹が何本も刈られてしまっていた為に

今年はその場所で赤団子に遭遇する事が出来無かった。

赤団子が発生して居たから刈られたのか

刈った竹がたまたま赤団子が良く発生する竹だっただけなのかは不明。

どちらにしても残念。

また来年に期待したい所。

 

さて、竹を観察していると

赤団子以外の妙な物に遭遇する事が少なくない。

以前にも記事にしたが(アーカイブスの番外編参照)

それ以外の物もまだ幾つもある模様。

その一つがこちら。

kdng190531 (8).JPG

一見なんでも無い竹の一枝だが実は妙な物が写り込んでしまっている。

お判り頂けただろうか・・・・・・

 

その部分をアップしてみる。

kdng190531 (6).JPG

kdng190531 (9).JPG

所々に付いている黒い粒々がそれ。

これは「マダケの小団子病」と言われる物。

Mycocitrus phyllostachydis(マイコシトラス フィロスタキディス)

と言う菌がマダケ類に寄生する事により発生する。

 

因みに属名のMycocitrus は「Myco」と「citrus」の複合語。

「Myco」は接頭語で「菌類の」の意味。

「citrus」は「シトラス」で柑橘類の意味。

つまり「Mycocitrus」とは「菌類の柑橘類」の意味となる。

何のこっちゃと思ったのだが「Mycocitrus」と言う属には

Mycocitrus aurantium と言う種類があり

それが柑橘類にしか見えない外見なので(→こちら

これが属の基準名になっているのかも知れない。

そして小種名のphyllostachydisはマダケの学名から来ている。

つまり「マダケに発生するMycocitrusの仲間」と言う事の由。

 

で、小団子病は実は結構発生して居ると思われるのだが

何分とても小さくて黒い上に先の画像の様に転々と発生し

枝一面にびっしりと群生する、と言う事も無いらしく

殆ど目立たない為に人の目に留まる事はかなり少ない様だ。

当方も赤団子病の事を色々調べていてその存在を知り

気を付けて竹を観察する様になって初めて気が付いた次第。

kdng190531 (7).JPG

ご覧の様に枝の分かれ目、節の部分を選んで発生する様だ。

ぱっと見、そう言う部分にゴミが溜ってる様にしか見えないよなぁ。

 

さてこちらは天狗巣病の初期、所謂「つる状化期」の様子。

枝の先端が細かく分かれ始めた状態(「天狗の巣」参照→こちら)。

kdng190531 (10).JPG

kdng190531 (11).JPG

これがどんどん枝の分岐が激しくなり

何年も掛けて房状になって行く、その初期段階。

 

で、つる状部分を良く見ると其処にも小団子が。

kdng190531 (12).JPG

 

その中の一部を切り取ってみた。

kdng190531 (13).JPG

kdng190531 (14).JPG

 

小団子の一つをアップにしてみる。

kdng190531 (17).JPG

 

更にドアップ!

kdng190531 (19).JPG

何か虫の糞みたいだなぁ・・・・・・

実際、たまたま小団子に目が向いたとしても

何かの糞と思われて無視されるのが関の山かもなぁ。

 

赤団子や天狗巣病に比べると、とても地味で控え目。

天狗巣病は最終的には寄主である竹を枯らせてしまうのだが

赤団子も小団子も、其処までの病原性は無い様に見える。

ひょっとしたら竹の中で常在菌として振る舞っているのかもなぁ。

特に小団子は、この控え目具合はとてもお淑やかだよなぁ。

勿論、当方には竹の気持ちは判らないので

実はとんだ厄介者と思って迷惑しているのかも知れないけれどw

 

 

所で赤団子は生薬として漢方薬に使われているのだが

小団子に関しては食用かどうかに言及された資料も見ないし

何がしかの薬効も毒も無い様だ。

まぁ、何せ物があまりにも小さいので

そう言う事を試してみよう、と言う気にもなれないだろうしなぁ。

粉末にして胡椒みたいに香辛料として使えたら面白いけど

それにしたって実用に足る量を確保するのはとても大変そうだ。

其処までしなくても、現代は様々なちゃんとした香辛料が

普通に買える時代だしね。

当方も敢えて試してみる気は無いよw

 

 

さてこの小団子。

この黒い状態で長期間残存するのでこうやって目に付くのだが

発生初期はもっと質感も色も違う状態との事(→こちら)。

黒いのは枯死してミイラ状になった物の由。

ミイラだから長期に残存出来るのだなぁ。

ミイラになる前の新鮮な状態の物に是非遭遇してみたい物だ。

それが今後の課題。

 

 

所で、今から12年前に撮影したこの画像。

これも小団子かと思って居た。

kdng190531 (1).JPG

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だが、この扁平な形からすると小団子では無くて

タケクロイボタケ(Coccodiella arundinariae)

だったのかも知れないなぁ。

タケクロイボタケは笹の葉の上に発生する種類との事だが

竹に発生する時は画像の様に葉柄に発生するのだと言う(→こちら)。

当時使っていたデジカメではあまり接写が出来無かった上に

当方の撮影技術も今よりアレだった為に

こんな画像しか撮影出来無かったのが残念。

それ以来遭遇出来ていないしなぁ。

赤団子、小団子だけで無く、タケクロイボタケにも気を付けて

今後観察して行かなければなぁ・・・・・・

 

 

※過去記事も併せてお読み頂けましたら幸いです
 アーカイブス→
こちら

 

 


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| 植物寄生菌 | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2019名古屋アミガサタケ事情

さて今年もアミガサタケの話。

前回の記事でツバキキンカクチャワンタケの事を

「春の訪れを告げるキノコ」と書いたが

食キノコの収穫マニアに取っては

アミガサタケこそが「春を訪れを告げるキノコ」と言える。

桜が咲く頃になるとそわそわしてしまう物だ。

 

で。今年もアミガサタケは生えて来てくれていた。

いや、本当に有り難い事だ(-人-) ナム〜

 

 

こちらはシロA。

近年、発生を徐々に減らしていたのだが

今年はそれなりに出てくれていた。

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今年はタイミングが良かったのかな。

有り難い有り難い。

 

 

こちらはシロB。

このシロは以前はかなり発生の多いシロだったのだが

焼却炉の撤去に伴って環境が変化した為か徐々に発生量を減らし

昨年は遂にゼロになってしまっていた。

だが、今年は少し発生してくれていた。

amgs2019B (2).JPG

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このまま回復してくれたら良いなぁ・・・・・・

 

 

こちらはシロC。

こちらもとても良く発生していたのだが

発生を見なくなってしまっていた場所。

それが5年振りに発生して居たのでびっくり!

amgs2019C (6).JPG

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とても立派な物だった♪

 

この場所はシロCとは言え、以前収穫していた場所からは

20m程離れた地点。

なのでシロC´と言うべきか。

 

シロCは直撃は逃れた物の、周辺が一部造成された為に

環境が変化してしまっていた。

元の場所で多数収穫して居た時には

この場所では発生して居なかったのは当時何度も確認している。

だが、造成によって恐らく土中の水分の流れが変化したのだろう。

その為、この場所がアミガサ向きの環境になったのだと思われる。

今後、この場所がどう変化するのか、注視して行きたいと思う。

 

他にもかなり奇形していた物も幾つかあった。

amgs2019C (3).JPG

amgs2019C (4).JPG

変形し過ぎて何がどうなってるのか。

これは収穫せずに来年に期待。

頑張って胞子を撒いておくれ!

 

 

 

こちらはシロD。

こちらも発生が減少していた為に暫く観察のみて

収穫は控えていた場所。

それが今年は10本程発生してくれていた。

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なのでこちらも5年振りに収穫。

 

著しい変形や

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ヘタってたり、虫害を受けた物は収穫せず。

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これも来年に向けて胞子を撒いて貰わねば。

 

 

 

こちらはシロE。

此処はとても安定的に発生していてくれる。

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いや、有り難いなぁ。

 

この場所でも曲がったのや

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ヘタってるのもあったが、これは収穫した。

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だが、鬱屈し過ぎて妙な事になってるコイツは収穫せず。

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来年に向けて胞子を撒いて貰いたいけど

こんなのばかりで生えて来たら嫌だなぁw

いや、当方の勝手な都合でしか無いのだけど。

 

 

 

こちらはシロF。

此処も段々に発生が減って来ていた場所なのだが

今年来て見てびっくり!

完全に造成されてしまっていた。

amgs2019F (3).JPG

amgs2019F (1).JPG

木は殆ど伐採され、砂交じりの土で埋め尽くされたいた。

大物個体を輩出していたシロF-aは完全に消失してしまった!

残念だなぁ・・・・・・

 

実はこの場所はスミレホコリタケの残骸が

大量にあった場所でもある(→こちら)。

スミレホコリタケの再大発生の夢も潰えてしまった。

嗚呼・・・・・・

 

一時はこの場所だけで50本近く収穫していたシロF-bも

造成の直撃は逃れた物の

そのシロの発生環境を形作っていたであろう桜の大樹の枝が

とても大胆に伐られていたので

環境もかなり変わってしまっただろうなぁ。

amgs2019F (2).JPG

その為か、今年は発生を確認出来無かった。

来年以降はどうなる事やら。

何とか踏ん張って欲しいけどなぁ。

 

 

今回登場しなかったシロG、シロH共に

様子を見に行ったのだがアミガサタケには出逢えず。

来年以降も観察は続ける予定。

 

 

 

そんなこんなの今年だったが

あちこちを駆けずり回り何とか50本程は確保成功。

amgs2019 (2).JPG

上出来上出来♪

 

その中から、網目の形状や柄の付き方等で

差異がある物を抜き出してみた。

amgs2019 (3).JPG

少なくとも5種類のアミガサタケが名古屋には混在しているのではと。

細かく調べればもっとあるのだろうけど。

 

 

こちらはシロEで収穫した物。

amgs2019 (1).JPG

このシロで採取出来る物は手頃な大きさで、網目も緻密で綺麗。

贈答品には最適♪

 

なので、それを使って今年もネグラマーロにお裾分け。

amgs2019 (4).JPG

他のお店には無い珍しい北イタリア料理が味わえるお店です。

名古屋へお越しの折には是非!

(食べログのページ→こちら

 

 

他の手頃な大きさの物は乾燥保存する事にして

残りの形の良く無い物、虫食い痕のある物等を使って料理を。

amgs2019 (5).JPG

amgs2019 (6).JPG

普段は簡単にバターで炒めてパスタにする所だが

今年は一手間掛けてみる事に。

 

大量のオリーブオイルで炒め、牛乳を加える。

amgs2019 (7).JPG

 

それをフードプロセッサーでペーストに。

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amgs2019 (9).JPG

 

それを生クリームで伸ばす。

amgs2019 (10).JPG

 

其処にパスタを投入。

amgs2019 (11).JPG

ソースが良く絡む様に、今回はフジッリで。

 

ブロッコリースプラウトをトッピングして映えさせるw

amgs2019 (12).JPG

(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー

ワインが進む♪

これぞ春の贅沢だなぁ・・・・・・

 

また来年もこんな風に楽しめたら良いなぁ。

各シロの今後に注視しなければ。

 

何よりもキノコヌシ様のご加護有らんことを。

 

(-人-) ナム〜

 



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| 子嚢菌類 | 00:06 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ツバキン

キノコは秋のイメージが強いが

早春にだけ発生する、と言う種類も少なくない。

そのキノコの発生を見ると春を感じる。

言わば「春の訪れを告げるキノコ」だ。

 

その一つがこちら、ツバキキンカクチャワンタケ。

tbkn2010 (1).JPG

漢字で書くと「椿菌核茶碗茸」で

「椿で菌核を作る茶碗茸の仲間」の意。

早い物では1月から発生を始めると言う。

 

茶碗の直径は1cm程度の物が多く、色もご覧の通り地味なので

その気で探さないと見付ける事は中々難しい。

全くの偶然で遭遇すると言う事はまず無いだろう。

ツバキキンカクチャワンタケの事を知っているマニアでないと

見付けられないキノコだと言えるかな。

 

先に「椿で菌核を作る」と書いたが

このツバキキンカクチャワンタケの発生環境はかなり独特。

椿の樹下で、椿の落花が何年も放置される場所限定なのだ。

 

例えばこんな環境。

tbkn2019 (11).JPG

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古い落花が降り積もり、雑草で覆われている為に湿度も高い。

 

この草むらを掻き分けるとこんな感じで遭遇。

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この場所は余程環境が合っていたのか、他にも多数発生していた。

 

例えばこの場所。

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民家の軒先で比較的地面は乾燥していたが

枯葉が厚く積もっており、それを掻き分けたら出て来た。

もっと探したかったけど、ご覧の様に他人の敷地内だったので

急いで探して一つ出て来たのでそれで納得し、

住人に見付かる前にそそくさと退散した。

 

この場所はどうか。

tbkn2019 (15).JPG

此処は落花がすぐに排除されてしまうので見付からなかった。

 

矢張りあまり手入れをされていない、

落花が何年も放置されている様な環境でないとダメなのだなぁ。

tbkn2010 (6).JPG

tbkn2010 (3).JPG

逆に言えば、そう言う環境の椿の樹下を探すと

結構な確率で遭遇出来るキノコではある。

そう言う意味では

キノコマニアでなくても見付けやすいキノコとも言えるかと。

 

 

さて、このツバキキンカクチャワンタケ。

古くなった椿の花びらを母体にしてキノコの菌が

「菌核」と言う、球根のようなものを作り

其処から柄を伸ばして先端に茶碗を広げる。

 

地上部はこんな感じだが

tbkn2013.JPG

 

掘り出してみたらこんな状態。

tbkn2010 (5).JPG

tbkn2010 (8).JPG

 

この部分が菌核。

tbkn2010 (10).JPG

古くなった椿の花びらを菌糸が取り込んで

この様な菌糸の塊を作り、其処から柄を伸ばして

先端に茶碗を広げる次第。

 

菌核の形や大きさ、柄の長さには個体差が大きい。

こちらはまだ若いのか、小さくて茶碗の広がりが深い。

tbkn2010 (2).JPG

 

こちらは老菌なのか、縁が波打っている。

tbkn2010 (4).JPG

 

こちらは大きさが様々。

tbkn2019 (2).JPG

一番上はツバキキンカクチャワンタケとしてはかなり大きい個体。

 

1円玉と大きさを比較してみた。

tbkn2019 (1).JPG

1円玉は直径2cmなので、上の茶碗は直径2.5僂な。

直径1cm以下が中心なので、かなりな大きさだよなぁ。

 

こちらの個体は柄がやたらとまっすぐで長い。

tbkn2009.JPG

 

こちらも結構長い。

tbkn2014.JPG

 

当方が見た範囲ではこれくらいが多いかな。

tbkn2018 (2).JPG

 

並べて比較。

tbkn2010 (11).JPG

 

こちらは花びらではなく、萼(がく)を菌核にしている。

tbkn2019 (4).JPG

tbkn2019 (5).JPG

tbkn2019 (6).JPG

これまで結構な量のツバキキンカクチャワンタケを見て来たが

こう言うのは初遭遇。

画像検索すると他にも例があるので

全く無い訳では無いみたいなのだが、あまり多くは無い様だ。

 

右側の個体は例の2.5僂了鰻造諒。

菌核は小さいが傘はやたらと大きい。

tbkn2019 (7).JPG

左のは幾つもの傘に栄養が分散したので小さくて

右のは一つなので傘が大きくなったのかなぁ。

 

 

このツバキキンカクチャワンタケ。

先に書いたように古い椿の落花のみに発生するのだが

似た様な生態を持つキノコは少なくない。

 

・イチリンソウ等をホストとするアネモネタマチャワンタケ

・ドングリを菌核化するドングリキンカクキン

・朴の木の実を菌核化するCiborinia gracilipes (キボリニア グラキリペス)

      ※ホオノキキンカクキンまたはホオノキチャワンタケの仮称がある由

・ハンノキの花序を菌核化するCiboria amentacea(キボリア アメンタケア)

      ※ハンノキキンカクキンとも言う由

・桑の実を菌核化するキツネノワン

 

他にもあるだろうが、当方は何れも未遭遇。

生態が似ているのならば「〜キンカクチャワンタケ」で

和名を統一した方が判りやすいとも思うのだけど

まぁ、事はそう単純には行かないのだろうなぁ。

 

尚、似た様な生態と書いたがアネモネタマチャワンタケだけは

ツバキキンカクチャワンタケ等とは異なっていて

生きている根に寄生する為に「根腐れ病」の病原菌となっている。

実はツバキキンカクチャワンタケも古い資料には

「ツバキキンカクビョウキン」と書かれている物もあるのだが

椿の生木に対しては病原性が無い為に

ツバキキンカクチャワンタケと改称された物と思われる。

 

さて、LINK先を見て頂ければ判るのだがどれもとても良く似た外見だ。

子実体だけを見たらどれが何だか良く判らない。

tbkn2008 (2).JPG

それ以外にもチャワンタケの仲間は大体こんな見た目だしね。

 

なので、撮影する場合は

ホストの植物を入れるのがお約束となっている。

ツバキキンカクチャワンタケの場合は当然椿の花。

tbkn2018 (1).JPG

こうすれば「あぁ、これはツバキキンカクチャワンタケなんだな」

と他人にも判るし、後で画像がごっちゃになったとして

自分で迷う事も無くなると言う物。

なので、上掲の画像でも椿の花を映し込んでいるのが多い次第。

 

 

さて、このツバキキンカクチャワンタケ、食毒は不明。

何となく毒ではない可能性が高いと思うのだが

今の所食べた人はいない模様。

食キノコとして扱われるのには毒ではない事は勿論当然なのだが

「食べで」がある事が重要だろう。

何せツバキキンカクチャワンタケは小さい。

そして、一か所でそう大量に採れるキノコでは無い。

 

ツバキキンカクチャワンタケを食べようとした時に

食べた!と言う感覚を得られる量を採取するのはとても大変だ。

それこそ「歯に挟まって終わり」になってしまうだろう。

これでツバキキンカクチャワンタケが美味でなかったら

苦労して大量に採取する意味も無い事になるしなぁ。

 

誰かツバキキンカクチャワンタケを食べてみてくれないかな。

それが頗る美味であったとしても、ゲロマズであったとしても、

または何の味が無かったとして、そして猛毒だったとしても

「あ、そうなんだ。なるほど〜」と納得したいしなぁ。

いや、自分でする気は無いのだけど本当にただ知りたいだけなのでw

 

どなたかどうぞよろしくお願い致しますm( _ _ )m

 

 

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新たな食材? その4

こちらはコガネキヌカラカサタケ。

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当方の住んでいる公団住宅の植栽部分に発生して居た。

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コガネキヌカラカサタケは暖かい〜暑い時期に

肥沃な場所に発生する種類のキノコだ。

 

コガネキヌカラカサタケについては

以前にも記事にした事がある(→こちら)。

その時にも書いたがコガネキヌカラカサタケは

鉢植えやプランター等に発生して居る事が多い。

室内に置かれた鉢植え等から突然発生する事が多く

およそキノコらしくないレモンイエローである為に

キノコ好きでない人を驚かせたり怖がらせたりで

毎年少なからずSNSを賑わせている(Googleの画像検索→こちら)。

 

当方も昨年、幹線道路脇のプランターで遭遇した。

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性能の悪い携帯でしか撮影出来無かったのが残念・・・・・・

 

コガネキヌカラカサタケは元々南方系のキノコ、との事。

それが輸入された植物や樹木と共にやって来た、と言われている。

恐らくそれ以外にも園芸用の土に胞子が混入していた例もあるのだろう。

園芸用の土には色々な材料が使われているが

その中に輸入された堆肥等が多数含まれていると言う。

それにコガネキヌカラカサタケの胞子が付着していたのだろう。

園芸用の土や堆肥を使った鉢植えやプランターからの発生が多いのは

その傍証になるのではないだろうか。

 

こちらは前回の記事の画像。

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多分この鉢植えにも園芸用の土が使われていたのだろう。

 

当方も当初、鉢植えかプランターでしか

コガネキヌカラカサタケに遭遇して居なかったのだが

段々にそれ以外の場所でも見かける様になって来た。

鉢植えやプランターから屋外に勢力範囲を広げた模様。

それだけ日本の屋外も、この南方系キノコが

発生しやすい環境になった、と言う事なのだろう。

 

以前、当方はこんな場所でもコガネキヌカラカサタケに遭遇した。

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割と車の走行の多い道路沿いの大きな切り株だ。

 

切り株に生えてはいるが

コガネキヌカラカサタケがこの切り株を腐朽させているのでは無く

腐朽して来た樹皮の部分にコガネキヌカラカサタケが発生したのだろう。

 

園芸用の土にはバーク堆肥と言う物が良く使われている。

バーク堆肥とは砕いた樹皮を発酵させて作った堆肥の事で

伐採木を加工した際に産業廃棄物として大量に排出される樹皮の

再利用として生産が始まった物、との事。

同じ植物由来の堆肥である腐葉土に比べると

分解が遅い為に遅効性の肥料として使用される由。

園芸用の土は養分の分解をバランス良くする為に

腐葉土とバーク堆肥を上手く配合しているのだとか。

 

所で聞いた話では熱帯亜熱帯では、雨季は名の通り雨が多い為に

土壌の有機物が流されやすいのだと言う。

そう言う環境では分解の遅い樹皮の養分の方が

土壌内の割合的には多くなるのでは無いだろうか。

思うにコガネキヌカラカサタケは

そう言う環境が好きなのかも知れないなぁ。

だからこんな場所に生えるのではと。

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まだ分解が不十分な樹皮、つまり一般的な腐葉土に比べると

偏った栄養状態の環境に好んで生える、と考えると

こんな場所に発生する事にも納得出来る。

バーク堆肥の含まれた園芸用土の使われている

植え込みやプランターに発生が多いのも

そう言う事なのではないだろうか。

前回の記事で掲載した画像の物も

土と言うより樹皮の塊部分から生えている様に見えるしね。

と、妄想してみたがどうだろう。

全くの見当違いでは無い、当たらずとも遠からずだと思うのだけどなぁ。

 

 

さて前回の記事でも触れたが、このコガネキヌカラカサタケ。

図鑑には「食毒不明」「食用的価値無し」と書かれているが

実はとても美味なキノコとの事。

詳細は『月刊 きのこ人』さんの記事を参照して下さい。

  ・コガネキヌカラカサタケを食べてみた

  ・コガネキヌカラカサタケ料理

曰く「ものすごい強い旨み」「イグチのような独特の風味などはなく、

純然たる旨み成分だけが抜きんでている」との事。

うーむ、これはかなり惹かれるなぁ・・・・・・

 

だが、後に聞いた話では「新鮮な物でないとダメ!」との事。

少し古くなっただけでも途端に不味くなるのだとか。

うーむ、これは難しい。

 

実はコガネキヌカラカサタケは成長がとても早いのだ。

成長が早いと言う事は、枯れるのも早いと言う事。

つまり、新鮮な状態で収穫するのは

タイミングがとても難しい、と言う事になる。

 

実際、我が公団住宅に発生していたコガネキヌカラカサタケも

翌日にはこの状態になってしまっていた。

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原型を留めない程に萎びてしまっている。

 

こちらは別の日、別の場所で見付けた物。

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こちらは原形のまま干乾びてしまっている。

 

その場所の環境、その日の天候の関係で

枯れ方が違ったのだろうが

良い状態が長持ちする種類のキノコでは無い様だ。

実際webで見ても、突然発生して多くの人を驚かせた物の

翌日には枯れてしまった、との報告が多い。

 

そうなると、食用に収穫するのは中々大変そうだ。

少なくとも当方の行動範囲では

毎年発生する場所と言うのは把握出来ていない。

何時、何処に発生するのか全く判らないのだ。

発生したての状態に遭遇する奇跡を待つ以外に無いよなぁ。

これはもうキノコヌシ様のご加護を祈るのみ。

どうかよろしくお願い申し上げますです。

(-人-) ナム〜

 

 

マツタケやホンシメジに比べたら

栽培は難しくなさそうだから

何処かのメーカーで栽培してくれないかなぁ。

強烈な旨味、との事だし色合いは可愛い?のだから

売れそうな気がしないでもないし。

同様に、その名の通りに一夜で溶けてしまう為に採り頃の難しかった

ササクレヒトヨタケも(北信州の道草図鑑さんのサイト→こちら

一夜で溶けなくなった栽培品が開発され

販売されてる事だし(楽天の通販サイト→こちら)。

メーカーさんお願い致します。

販売してくれたら是非買いますので(少なくとも一度はw)

どうかよろしくお願い申し上げますです。

(-人-) ナム〜

 

 

 

「食材シリーズ まとめ」→こちら

 

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