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こんにちは菌類 

当方が長年追い求めているキノコの一つに

「スミレホコリタケ」がある。

スミレホコリタケ関連の記事まとめ

 

前回の記事で、一大発生坪を発見したので

今後も観察を続ける、と書いた。

その後、何度も現地を訪れていたのだが

スミレホコリタケの発生を見る事は無かった。

あれだけ一度に大量発生した、と言う事は

シロとして断末魔だったからこその大発生だったのかなぁ。

そうだとしたら残念だなぁ。

まぁでも、今後も観察は続けて行く予定。

引っ越しした為に現地が遠くなってしまったのは

少し残念だけど。

 

さて、4月末に引っ越しして

やっと落ち着いて来た7月の事。

買い物に向かうべく、

公団の敷地内をバイクで走って居たら

目に留まった物があった。

sumire2016-1 (1).JPG

sumire2016-1 (2).JPG

こ、これは!?

ひょっとしてスミレホコリタケっっ???

 

今まで、紛らわしいノウタケは散々見て来た。

このキノコはその今までの物とは印象が違う!

ネットで散々見ていたスミレホコリタケにそっくりだ!

これは恐らくスミレホコリタケと考えて良いだろう!

まさかこんな所に生えているなんて!

この地に越して来て最初に遭遇した菌類が

スミレホコリタケだなんて!

これは是非経過観察をしなくてはっっ!!!

 

と意気込んでいた翌日。

その後の観察をしようとしたら

スミレホコリタケと思しきキノコは影も形も無い!

どうやら近隣住民に撤去された様子。

 

この仲間は森の奥深くよりも草地や河川敷、

畑地の周辺の様な、少し人間の手が入った、

やや開けた場所に発生する事が多い様な気がする。

つまり、人間の生活圏内に

発生する事が多い、と言う事でもある。

 

この場所は公団の敷地内だ。

其処は子供達の遊ぶ場所でもある。

当然、住民もこのキノコを目にしている。

得体の知れない、目立つキノコが突然現れたのだ。

子供達に何かあったらどうする!?と警戒されても仕方無い。

その為、さっさと撤去されてしまったのだろう。

 

当方が長年追い求めていたキノコかも知れない、

と言う事情など住民は知る筈も無い。

千載一遇のチャンスが

まさかこんな事になるなんてなぁ・・・・・・

何時の日か、また此処に発生してくれる事を期待しよう。

是非また発生して欲しいなぁ。

発生してくれるかなぁ・・・・・・

 

 

と思った一週間後。

同じ場所にまた気になる物を発見。

sumire2016-2 (1).JPG

sumire2016-2 (2).JPG

sumire2016-2 (3).JPG

これまたスミレホコリタケでは無いのかっっ!???

 

有難い事にすぐに生えて来てくれた!

sumire2016-2 (4).JPG

前回のより一回り小さいけど、それは問題じゃない!

すぐにまた生えて来てくれたのがとにかく嬉しい。

                                            

だが、また住民に撤去されてしまうかも知れない。

なので、持ち帰って追培養する事に。

スコップで地面諸共掘り取る。

sumire2016-2 (5).JPG

sumire2016-2 (6).JPG

sumire2016-2 (7).JPG

器に入れて持ち帰る。

 

と、その途上、手が滑って落としてしまった!!

しかもタイミング良く?、

落ちたスミレホコリタケ?を蹴って転がしてしまった!!

幸いキノコがちぎれる事は無かったが

かなりダメージを受けた事は一目瞭然だった。

 

何とか持ち帰って霧吹きで水分を与えたが

色合いがつい先程とは全く違ってしまっていた。

翌朝にはこんな感じに。

sumire2016-2@1after.JPG

これは折角のスミレホコリタケ?を

蹴り殺してしまったのかも知れない・・・・・・

やっと手に出来たスミレホコリタケ?に浮かれて

舞い上がってしまったつもりは無かったのだけどなぁ。

うーんショックだ・・・・・・

 

ちょうどその頃、仕事でバタバタしていたのと

折角のスミレホコリタケ?を蹴り殺してしまった、

と落ち込んでいた為に、ついそのまま放置してしまっていた。

で、3日後にはこんな状態に。

sumire2016-2@3after.JPG

あぁ、やっぱり死んでしまったのだなぁ・・・・・・

 

その後、そのまま放置する事2週間。

ふと見てみると、こんな様子に。

sumire2016-2@22after (1).JPG

sumire2016-2@22after (2).JPG

sumire2016-2@22after (3).JPG

あれ、これは老熟したスミレホコリタケでは無いか!?

 

そう言えば、今になって思い出した。

スミレホコリタケは成熟する時に

急激に色が変化し、短期間で黒くなるのだが

老熟し乾燥すると紫色になるのだった(→こちら)。

 

このスミレホコリタケは蹴り殺されてはいなかったのだ。

その後もちゃんと生きていて、胞子を成熟させていたのだ。

と言うか、当方に蹴り転がされた事により

命の危機を感じて成熟を急いだのかも知れないよなぁ。

 

当方が折角遭遇出来たスミレホコリタケを

蹴り殺していなかったのは良かったが

死んだと早合点してしまった為に十分な観察が出来無かったよ。

うーん、これは残念だなぁ・・・・・・

 

取り敢えず、すぐ近くにスミレホコリタケが

発生するポイントがある事が判った。

次回発生した際にはちゃんと観察をしたい。

今回の発生が、このシロの断末魔で無い事を祈るのみ。

キノコヌシ様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

勿論、次は蹴り転がさない様に気を付けますので・・・・・・

 

キノコヌシ様が当方の所業に呆れ返ってしまい、

もう生やしてくれなくなって無いと良いなぁ・・・・・・

(-人-) ナム〜

 


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| 腹菌類 | 00:01 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
2016名古屋ヤマドリタケモドキ事情

今年も名古屋にヤマドリタケモドキの季節がやって来た。

ヤマドリタケモドキは夏〜秋に発生し

名古屋では秋にも発生する事もあるが

当方のフィールドでは6月末〜7月初旬の発生が圧倒的に多い。

以下、画像をダラダラと列挙。

 

6月下旬、何時ものフィールドを偵察。

するとアカヤマドリの幼菌を発見。

探すと其処此処に幾つも発生して居た。

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この時期の形は本当に某キャラクターみたいだ。

 

試しに根元に切ってみる。

akymdr2016 (5).JPG

とても綺麗な断面。

これは珍しい。

何時もならこのフィールドのアカヤマドリは

発生と共に虫に浸食されてしまうのだ(去年の記事の下段参照)。

 

こちらのアカヤマドリはどうか。

akymdr2016 (6).JPG

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akymdr2016 (8).JPG

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少し浸食されてはいるが、まだ傷は浅い、て感じ。

 

こちらはどうか。

akymdr2016 (10).JPG

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一件傷は浅そうだが

良く見ると傘の方まで浸食が進んでいる。

 

こちらはどうか。

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根元を切った際に中に居たコメツキムシの幼虫を切断してしまった・・・・・・

(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!

ごめんよごめんよぉ・・・・・・

 

コメツキムシの食害部分以外は他の虫は入っていない様子。

akymdr2016 (16).JPG

コメツキムシが入った際に、

他の虫を排除する様な何かを放出しているのだろうか。

逆に、キノコバエか何かの小さなウジ虫に浸食されたキノコでは

コメツキムシの幼虫を見た事が無い。

同じ餌を奪い合うのだとしたら

お互いが排除し合う何かを放出していたとしても不思議は無いよなぁ。

まぁ、この一例だけでの推論は無謀と言う物。

因みに、そう言う研究をしている人がいるのかどうかは不明。

 

さて、こちらはどうか。

akymdr2016 (17).JPG

akymdr2016 (18).JPG

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見た目からは判らなかったが

意外に浸食が激しかった。

例年だったらこんなヤツばかりだったのだけど

今年は発生数が多かった為か食害する虫が分散して居て

無傷や傷の浅い物が少なく無かったのかも知れない。

 

こちらはやや育ちすぎだなぁ。

akymdr2016 (21).JPG

akymdr2016 (22).JPG

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例年なら中はグズグズで持ったら崩れるのだけど

今年は持っても大丈夫だった。

その点も何時もと違っていた。

 

先程の使えそうな物とは別に

その場で見ただけでダメだった物以外を収獲。

akymdr2016 (24).JPG

この場所でこれだけの量を収獲出来たのは初めての事。

今年はアカヤマドリの当たり年だったのかもなぁ。

 

さて、この中で持ち帰る物を選別しなくては。

まず例の育ちすぎのヤツから。

柄は完全に浸食されて使える所は無かったので廃棄。

続いて傘を二つ割にしてみる。

akymdr2016 (25).JPG

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柄に比べたら思ったより食害が少ない。

とは言え、使える部分はあまり無いなぁ。

 

こちらはイケそうな感じ。

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と思ったら中身は使える部分が無かった・・・・・・

 

さてこちらは。

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これもダメだなぁ・・・・・・

 

こちらは見るからにダメそうだ。

akymdr2016 (31).JPG

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が、中はそうでも無い。

傘の一部は使えそうだ。

 

こちらはどうか。

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意外にやられていた。

これはダメだ・・・・・・

 

結局使えそうなのは半分以下。

akymdr2016 (35).JPG

それでもこの場所としては上出来。

例年なら使えるのが1本も無い、てのが普通だったからなぁ。

これで美味しいパスタが食べられる♪

 

 

帰り道、近くのもう一つのシロも探索。

するとあった。

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この場所は先程のシロと距離的にもそんなに離れていないし

土質的にも変わらないと思われるのだが

何故か虫があまり付かないシロ。

だが、アカヤマドリは年に1本出るかどうか、だった場所。

其処にこんなに纏めて発生するなんてなぁ。

当然ウハウハ状態で収穫♪

矢張り今年はアカヤマドリの当たり年だった模様。

 

 

さて、ヤマドリタケモドキはどうか。

先のシロでは小さいのを数本見付けた。

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が、中身はグズグズ。

まだ発生して時間的にそう経って居ないと思われるのに

既にこんな状態だった。

アカヤマドリが多く発生して虫が分散した分、

発生の少なかったヤマドリタケモドキには

集中してしまったのだろうか。

 

比較的育っていたこちら。

当方が手にする前に転がされていた。

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柄を切ってみるとこの状態。

最早手遅れ状態。

 

今年見付けた新たなシロ。

何本も並んでいたので菌輪の一部なのだろう。

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切ってみたらこの状態。

遅かったか。

残念・・・・・・

 

そのそばには干乾びた物が。

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この辺りの場所で  Sepedonium に侵されずに

此処まで干乾びるのもちょっと珍しいかもなぁ。

 

この場所は幹線道路の近くでもあるので

撮影中に何台も車が行き過ぎていた。

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此処に美味しいキノコが生える場所があるのになぁ、と

ちょっと優越感w

 

何時もヤマドリタケモドキを多数収獲して居たシロ。

行って見ると今年も多数発生して居た。

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が、育ち過ぎていて収穫時期は逸していた。

 

中にはこんな状態の物も。

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完全に溶けてしまっていた。

今年は全くタイミングが合わなかった様だ。

引っ越しをしてシロが遠くなってしまった為に

前みたいに頻繁に来れなくなってしまったからなぁ。

まぁ、それも仕方無い。

 

結局ヤマドリタケモドキは収穫ゼロ。

うーん、残念。

まぁ、その代わりアカヤマドリが豊漁だったから良しとしよう。

 

アカヤマドリは友人にお裾分けしたり

早速リゾットやパスタにして食べた。

残りはスライスしてオリーブオイルで炒めて冷凍保存中。

まだ暫くは楽しめる♪

 

 

さて来年はどうなるだろう。

今年見付け新たなシロで収穫が出来たら良いなぁ。

アカヤマドリも期待してしまうし。

キノコヌシ様のご加護があります様に (-人-) ナム〜

 


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| イグチ科 | 00:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
お知らせです

7月3日19時〜の日本TV系『ザ!鉄腕!DASH!!』にて

当方のキノコ画像が放映されます。

 

恐らくDASH村に幾つかのキノコが発生したのでしょう。
それを番組で取り上げるにあたって画像が必要になり、

検索した所、当方のblogがhitした様で

番組製作スタッフから画像使用の要請がありました。

 

ヒイロタケと

hiirotake (3).JPG

oogomutake.jpg

オオゴムタケが使われる予定です。

 

どの画像がどれくらいの時間、

どの様に使用されるかは判りませんが、ご覧頂けましたら幸甚です。

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

また、大阪梅田・阪神百貨店にて7月13日から開催される

『ドキドキ!きのこフェスティバル2016』に今年も参加します。

そちらへもお越し頂けましたら幸甚です。

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 


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| その他 | 16:54 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
新たな食材? モチ病の続き

4月5月になると名古屋では今年もツツジのモチ病が発生した。

 

こちらは枝先の数枚の葉が丸ごとモチ病になっている。

tsutsujimochi2016 (1).jpg

tsutsujimochi2016 (3).JPG

 

こちらも同様。

tsutsujimochi2016 (4).JPG

こちらは粉を吹いていて正に餅状態。

 

ツツジのモチ病を見ると

当方は桜以上に春の訪れを感じるw

 

 

所で以前取り上げた『宮崎のきのこ』。

同書には椿のモチ病菌と共に

ツツジのモチ病菌が掲載されている。

miyazaki.jpg

 

そして、何とこれが食べられる物として記載されている。

宮崎の一部地域では「ガンニョ」「ガンニョム」と呼んで

子供達がおやつとして食べていた、と言うのだ。

菌類の図鑑は数多いが

ツツジのモチ病が掲載されている図鑑は多く無い。

しかも、「可食の物」として紹介されているのは

本書が唯一では無いだろうか。

 

で、記載によると「少し酸味があるが、ほのかに甘い」との事。

実は前回、ツツジのモチ病菌の事を書いた時に(→こちら

同様の内容のコメントを読者の方に寄せて頂いた。

当方は「ただ青臭くて不味い」としか感じなかったのだが

実際にはそうでは無いらしい。

これは是非確認してみなくてはなぁ。

なので今年、モチ病の発生を待って居た次第。

 

『宮崎のきのこ』によると、発生したての物が美味しい由。

早速、発生したばかりの新鮮そうな物に遭遇したので

食べてみる事にした。

tsutsujimochi2016 (5).JPG

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tsutsujimochi2016 (8).JPG

 

一口齧ってみる。

tsutsujimochi2016 (7).JPG

成程、確かに少し酸味がある。

そしてほのかな、本当にほのかな甘みも薄っすらと感じられた。
その後に口に広がる青臭さも以前の物ほど不快では無かった。
どうやら本当に発生したての新鮮な物で無いとダメだったのだなぁ。
今迄は食べ頃を過ぎた物を食べてしまっていたのだなぁ。

 

と、こちらのモチ病。
パッと見は新鮮そう。

tsutsujimochi2016 (10).JPG

tsutsujimochi2016 (11).JPG

 

一口齧ってみる。

tsutsujimochi2016 (12).JPG

少しの酸味も、ほのかな甘みも感じられなかった。

ただの青臭さしか感じられなかった。

これは食べ頃を過ぎてしまっていた様だ。
どうやらモチ病の旬は思いの外短い様だ。

本当に発生したばかりの物で無いとダメなのだなぁ。

 

考えてみれば、昔々の子供達は

ほぼ毎日、周辺の野山を駆け回って遊んでいたのだ。

当然、環境の変化にはとても敏感だった筈だ。

モチ病の出来るツツジ等も当然把握して居た筈で

だから発生したてのモチ病にもしっかり遭遇出来たのだろう。

 

当時の子供達に取って野山はそれこそ「庭」だったのだ。
当方みたいに、たまに思い出した様に
フィールドに観察に出ているのとは全く状況が違うのだ。
そんな時代だったからこそ
モチ病菌は「子供のおやつ」たり得たのだろう。

 

前回、滝沢馬琴の『兎園小説』に触れた。
その中で、馬琴はモチ病の事を
「甚だ苦い物だ」と述べている、と言う。
と言う事は馬琴は食べ頃を過ぎたモチ病を
食べてしまったのだろうなぁ。
ひょっとしたら、モチ病の事を知らなかった馬琴は
それを食べていた子供達に悪戯されて
不味くなったモチ病を食べさせれらたのかも知れない。

 

ただまぁ、前回も書いたが
モチ病は目を見張る様な美味しい物では無い。
何時でも何処でも安価に
甘味や刺激の強いお菓子が手に入る現代に
敢えて食べる様な物でも無い。

 

そして、前回の記事を読んだ知人に教えて頂いたのだが
ツツジには元々微量ながら有毒性分が含まれているのだとか。
前回の記事の最後で「モチ病を食べ過ぎて死んだ女児」に触れたが
その女児も、「モチ病菌で死んだ」のでは無く
ツツジの有毒成分によって死亡したのかも知れない。
ただのツツジの葉だったら食べなかっただろうに
あたらモチ病になったばかりに
ほのかな甘みを求めて大量に食べてしまったのだろうなぁ。

その為に毒成分が致死量を超えてしまったか

もしくは体調を激変させるだけの量を摂取してしまったのだとしたら

あまりにも哀しい話だ。

 

取り敢えず、当方はもうモチ病菌を食べる事は無いだろう。
今後は「菌類的な春の風物詩」として愛でるだけにするよ。

その方がモチ病菌に取っても有難いだろうしね。

 

 

 


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| 植物寄生菌 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
さよなら菌類
私事だが、この度引っ越しをした。
と言っても名古屋市内での移動。
それまでは賃貸ながら一軒家だったのだが
今度は公団住宅の一室だ。
今後、年齢的にどんどん衰えて行く一方なので
これからはこじんまりとした生活をして行こう、と言う事で
築40年の公団の一室に転居する事になったのだ。
ただ、終の家にするからには部屋の造作には拘りたかったので
大幅に改装し、自分達で床壁天井全てペンキ塗りをした。
落ち着いた渋い造りになった筈。

さて、引っ越しとなると
それまで住んでいた地域の菌類ともさよならをする事になる。
庭の様な物はあったし
ガレージは湿度が高く、すぐにカビが生えたりしたが
キノコ的にはあまり恵まれない家だった。

それでもリンゴの赤星病の冬胞子は毎年発生していた。
hikkoshi (1).JPG
hikkoshi (2).JPG
だが、残念ながら近隣から夏胞子を探し出す事は出来無かった。
それだけは心残りだ。


近所の神社のオオミノコフキタケ(コフキサルノコシカケ)。
見に行く度に厚みを増していた。
こちらは最初に遭遇した時の状態。
kofuki-N-080723-2.JPG
こちらは4年後の状態。
hikkoshi (3).JPG
hikkoshi (4).JPG
どこまで厚みを増して行くのか楽しみだった。

だがある日突然こんな状態に。
hikkoshi (5).JPG
神社側の手によって取り去られてしまった様子。
御神木に生えていても「御神菌」にはなれなかったのだなぁ。
残念だ。
取り去られたキノコがどうなったのかも不明。
捨てたり焼却したのだったら欲しかったw


キノコ的には不毛の地だった旧居だが
唯一、旺盛に発生したキノコがこれ。
hikkoshi (6).JPG
hikkoshi (7).JPG
ある年、オリーブの鉢植えに発生したキツネタケの仲間。
こんなに生えたのもこれ一度きりだったけどね。


そして、転居もあと一週間、と迫ったある日。
庭の掃除をしていた所、発見したのがこれ。
hikkoshi (8).JPG
hikkoshi (9).JPG
風雨に撃たれて崩壊してしまった簾を
庭の隅に放置して居た物から生えていた。
とにかくとても小さい。
大きな物でも直径2mmも無い位。
hikkoshi (10).JPG
当方のカメラではこれが精一杯。

これはチャワンタケの仲間(盤菌類)だなぁ。
盤菌類はとても種類が多く、更に外見の似た物が多い。
加えて盤菌類を扱っている図鑑も少なく
扱われていても掲載されている種類も少ない場合が殆どだ。
なので、Discomaniaさんのサイトにお世話になる事に。
その情報量に於いて、このサイトを超える物は無いのではないだろうか。
当方が追い続けている赤団子病の件でも大変お世話になった。
なので盤菌類の事を調べたい時は何時もこのサイトを頼りにしている。

で、絵合わせで調べた所、
Lachnum sp. no.6(シロヒナノチャワンタケ属菌の不明種)と
特徴が良く似ている。
発生する基物も合致しているので
恐らくLachnum sp. no.6、
もしくはその近縁種、と言う事で良いだろう。
※「no.6」はDiscomaniaさんのサイト内での整理番号です
  実際の学名と関連がある訳ではありません


この家での最後のキノコが
初遭遇のシロヒナノチャワンタケ属菌だった訳だなぁ。
キノコ的には恵まれない家だったけど
こうやって人知れず生えていてくれたのだなぁ。
これで本当に「さよなら、この家の菌類」だ。

旧居の菌類とはさよならだが
新居の菌類とはこんにちわをしたい物だ。
新居は庭こそ無いが、緑地公園は近い。
敷地内にはカイヅカイブキはあるので
赤星病の冬胞子にはまた出逢えるかも知れないし。
また新たな菌類との遭遇を楽しみにしたい。



所で、旧居は収納場所もスペースも結構余裕があった。
其処に住んでいた4年の間に
いい気になって膨張増長してしまったキノコ関係の書籍・資料と
キノコの標本の扱いをどうするか苦悶中・・・・・・(;´Д`)



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| 子嚢菌類 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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