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こちらはオニタケ。

林内地上に発生する世界的公布種との事。

2019ontk (1).jpg

東大阪時代は良く遭遇して居たが

名古屋ではたまにしかお目に掛かれない。

土壌の関係なのだろうなぁ。

 

「鬼茸」の名は傘表面のトゲトゲを鬼の角に見立てた物の由。

名前はイカツイが、実際には結構繊細なキノコ。

2019ontk (8).JPG

2019ontk (9).JPG

図鑑では傘径7〜10cmとあるが

当方が遭遇するのは5cm〜の物が多い様だ。

 

「鬼」と言う程大きくもないし、

傘裏のヒダはとても緻密で更にイカツク無い。

2019ontk (3).JPG

組織も柔らかく、柔和な感じ。

当方がこのキノコだったら「鬼」なんて名付けられて

ちょっと気恥ずかしくなってしまうかもなぁ。

 

トゲトゲの色合い、大きさ、配置は個体差が大きい様だ。

2019ontk (2).JPG

2019ontk (4).JPG

2019ontk (7).JPG

2019ontk (10).JPG

 

上掲画像で膜質のツバがハッキリ確認出来るが

幼菌の時にはそれとは別に蜘蛛の巣状のツバ?が見て取れる。

2019ontk (5).JPG

その点だけを見るとフウセンタケ科とかと間違えてしまいそうだが

オニタケはハラタケ科なので

市販のマッシュルームに近い仲間と言える。

 

こちらは成長中に乾燥した為か傘が大きくひび割れている。

2019ontk (6).JPG
花みたいでカワイイ♪

 

オニタケは一応食キノコとなっているが

食べでが無い事と、旨味が少ないとの事で

あまり利用されていない様だ。

当方も食べる気にはならず一度も収穫した事は無い。

 

 

こちらはシロオニタケ。

こちらも林内地上に発生するが、東アジアに分布する種類との事。

2019srontk (3).JPG

2019srontk (2).JPG

2019srontk (7).JPG

こちらも傘のトゲトゲを角に見立てた命名なのだろう。

シロオニタケは高さ30cm、

傘径が20cmを超える事もある堂々たる体躯なので

「鬼」の名に相応しいキノコと言えるかも知れない。

シロオニタケについては以前に記事にした事がある(→こちら)。

 

その時にも書いたが、シロオニタケは丈夫な膜質のツバが特徴。

2019srontk (5).JPG

 

傘の伸展と共に剥がれ、ヒダを露出させて行く。

2019srontk (1).JPG

 

こちらは殆ど剥がれた状態。

2019srontk (4).JPG

 

こちらは菌輪の一部なのだろうか。

2019srontk (6).JPG

当方の観た範囲ではあまり群生する事の無い種類の様に思う。

 

こちらは何故か竹の葉が傘を貫いてしまっている。

2019srontk (8).JPG

ヤクザな感じでちょっとカッコイイ(・∀・)♪

 

こちらは発生初期の幼菌。

2019srontk (9).JPG

雪ダルマみたいでカワイイ(^-^)♪

これが数日経つと高さ30cm傘径20cmとかになるのだもんなぁ。

 

因みにシロオニタケはオニタケと名前は良く似ているが

こちらはテングタケ科なので種として近い訳では無い。

傘の突起が目立つと言う共通点があるだけだ。

オニタケは可食のキノコとの事だが

シロオニタケは毒キノコ。

猛毒キノコの少なくないテングタケ科の

見るからに禍々しい感じのこのキノコを食べた人が居るのが凄いよなぁ。

 

 

こちらはシロオニタケモドキ。

2019srontkmdk (4).JPG

2019srontkmdk (2).JPG

2019srontkmdk (1).JPG

シロオニタケと良く似ているが

外見的な違いは全体に褐色がかっている事。

「黄ばんだシロオニタケ」と言った風情。

 

他の外見的特徴としては

シロオニタケのツバが剥落しやすいのに比べて

シロオニタケモドキのツバは永続性が高い、との事。

2019srontkmdk (3).JPG

剥落しないで柄に接続されたまま、との事だが

当方の画像ではそれの確認が出来無いのは残念。

 

シロオニタケとシロオニタケモドキの一番の外見的差異は

上記したようにその色合いだが

シロオニタケも古くなるとやや褐色を帯びる様になるし

真っ白なシロオニタケも撮影時の光の加減や露出の設定などで

黄ばんだり褐色を帯びて写る事もある。

どちらも似た環境に発生するのでその点もややこしい。

 

柄の形状がシロオニタケモドキの方が少しずんぐりとしてて

シロオニタケの方がスラッとしている、というのもあるが

それも個体差もあるしね。

 

各々、実物では結構はっきりと違いが判る事が多いが

画像だけでの判別は難しい場合があるだろう。

上掲画像でも、シロオニタケと言いながら

褐色がかって見える物もあるが

きっとシロオニタケで合っている筈・・・・・・

 

因みにシロオニタケモドキは食毒不明との事。

無毒だが食不適、との説も。

まぁ、当方は食べる気になれないけど。

 

今の所、当方の行動範囲・名古屋東部では

シロオニタケの発生がとても多く

ほぼ毎年、何度も遭遇して居るが

シロオニタケモドキは数える程しか遭遇出来ていない。

webで検索してもシロオニタケの方が情報量は圧倒的に多い。

勿論それがそのまま

両種の発生量の差を表している、と言う保証は無いのだが

取り敢えずは名古屋東部は

シロオニタケに取ってとても住みやすい環境の様だ。


 

と、そんな今年(2019年)、こんなキノコに遭遇。

2019hiirontk (2).JPG

遠目で見た時はシロオニタケだと思った。

だが全体に灰色っぽい。

 

シロオニタケモドキに様に黄ばんでいない。

2019hiirontk (3).JPG

個体差と言うにはあまりにも色合いの違いが大きい。

 

周辺にあった別の個体。

既に誰かに折られた後だった。

2019hiirontk (4).JPG

2019hiirontk (5).JPG

観察の為に採った、と言うより

単に遊びで蹴り倒しただけなのだろうなぁ。

 

こちらは並んで生えてる幼菌。

2019hiirontk (6).JPG

カワイイ(・∀・)♪

 

左側の一本を採取。

2019hiirontk (7).JPG

持ち帰って標本にしようかな。

 

こちらはミニミニな幼菌。

2019hiirontk (8).JPG

これは成熟しても大きくはならないのだろうなぁ。

 

灰色を帯びたシロオニタケ、となると

「ハイイロオニタケ」とでも言うべきか、と思って調べてみたら、

実際に「ハイイロオニタケ」と言う和名のキノコがあったので

多分それで良いのだろう。


この周辺は今迄シロオニタケは何度も生えて来ていた場所。

だが、今年はシロオニタケは生えて来ず

その代わりなのかハイイロオニタケに初遭遇。

今年の名古屋は雨が異常に少なかったのだが

それがシロオニタケに取っては具合が悪く

ハイイロオニタケに取っては具合が良かったのかなぁ。

来年以降どうなのか、是非とも観察したい物。

 

ハイイロオニタケは掲載されている図鑑も殆ど無く

web上の情報も少ない。

当然食毒不明。

当方も食べる気にはなれない。

 

それにしても「こんな外見ならこんな名前かなぁ」と想像した名前が

実際にそのキノコの和名として存在しているとなると

まるで自分が命名したみたいな気になって何となく嬉しい。

命名者からしたら「何勝手な事言うとんねん!」なのだろうけど。

 

 

しかし「鬼茸」があって「白鬼茸」があって、

更に「灰色鬼茸」があるのだから

折角なら「赤鬼茸」「青鬼茸」も欲しい所。

 

例えばこんな感じで「アカオニタケ」、

2019fake-ontk (1).jpg

 

「アオオニタケ」があるかもw

2019fake-ontk (2).jpg

これは当方が画像をいじって色を変えた物です。実際にこう言うキノコがある訳ではありません(多分)

 

この広い地球の事。

世界には当方の想像の及ばないキノコが沢山あるのだ。

だから世界の何処かには実際に

こんな「アカオニタケ」「アオオニタケ」があるかも知れないよなぁ。

「そんなん絶対ある訳無いやん(プ」と否定出来無い筈だよ。

「無い事の証明」は不可能だしね。

 

世界の何処かのまだ見ぬキノコにこんなのがあれば面白いのになぁ。

 

 

 


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ハナビラ色々

こちらはハナビラタケ。

hnbrtk2019 (3).JPG

hnbrtk2019 (2).JPG

 

岐阜県旧荘川村の某所、モミの木の根元に
大きな塊がまるで其処に置かれた様に生えていた。

hnbrtk2019 (4).JPG
ハナビラタケは食キノコ。
近年では栽培品も売られている。
 
ハナビラタケの名はその見た目から。
この個体は淡褐色だが、もっと色の薄いタイプだと
白い花びらが一塊になった様だ。

hnbrtk2019 (8).JPG

hnbrtk2019 (5).JPG

 

因みに栽培品はかなり白いので

「ハナビラタケ」の商品名により似合う様に

色の白い系統を選抜しているのだと思われる。

                   Mマートさんのサイトより引用

 

真っ二つに切るとこんな感じ。

hnbrtk2019 (7).JPG

hnbrtk2019 (10).JPG

幹状の部分を中心にハナビラが広がっているのが判る。

断面に年輪の様な縞模様が見えているが、これが本当に年輪の様に

成長速度の違いを表しているのかどうかは不明。

 

因みにこの時はホイル焼きで食べた。

hnbrtk2019 (6).JPG

(゚д゚)ウマー

 

こちらは老菌。

hnbrtk2019 (11).JPG

hnbrtk2019 (12).JPG
採り頃を過ぎるとこんな感じなのだなぁ。

また来年、遭遇出来たら良いなぁ。

  
 
こちらはハナビラニカワタケ。

hnbrnkwtk2019 (4).JPG

hnbrnkwtk2019 (1).JPG

hnbrnkwtk2019 (3).JPG

色の個体差はかなりあるが、赤みがかった淡い色が多い。

 

こちらはやや古い個体。

hnbrnkwtk2019 (2).JPG

若干萎れかけている。

 

こちらは更に古い個体。

hnbrnkwtk2019 (5).JPG

一部、溶け始めている。

 

こちらは更に古い個体。

hnbrnkwtk2019 (8).JPG

hnbrnkwtk2019 (9).JPG

殆ど溶けている。

 

その10日後。

hnbrnkwtk2019 (12).JPG

どんどん溶けている。

 

更に17日後。

hnbrnkwtk2019 (11).JPG

最末期。

経過観察していたからこれがハナビラニカワタケな事は判るが

これだけにいきなり遭遇したら何が何だか判らないよなぁ。

 

こちらは古くなった上に

乾燥して萎びている状態だと思われる。

hnbrnkwtk2019 (6).JPG

hnbrnkwtk2019 (7).JPG

 

こちらは古くなって萎びかけなのか、

生え始めだけど乾燥してしまったのかは不明。

hnbrnkwtk2019 (10).JPG

 

こちらは発生初期。

hnbrnkwtk2019 (13).JPG

別の種類のキノコ(例えばモモイロダクリオキン→こちらにも見えてしまうが

近くに別のハナビラニカワタケがあったので

これが発生初期の状態と考えて良いだろう。


ハナビラタケと名前もパッと見も似ているが、実は全く別の種類。

ハナビラタケは分類学的に言うと

 菌界
  └担子菌門
    └ハラタケ鋼(真正担子菌鋼)
      └タマチョレイタケ目
        └ハナビラタケ科
          └ハナビラタケ属
            └ハナビラタケ

 

ハナビラニカワタケは
 菌界
  └担子菌門
    └シロキクラゲ鋼(異型担子菌綱)
      └シロキクラゲ目
        └シロキクラゲ科
          └シロキクラゲ属
            └ハナビラニカワタケ

 

と、「鋼」から違っている。
「鋼」が違うと言う事は「ヒト」を基準に考えた場合、
脊椎がある事が共通しているだけで
「ヒト」と「魚」「カエル」「キリン」位の遠さと言える。

他人の空似、と言った所だろう。

 

因みに、「鋼」の名前にもなっているシロキクラゲはこちら。

hnbrtk2019 (1).JPG

ぱっと見はハナビラニカワタケに確かに似ている。

白いハナビラタケの方が似ているとも言えるが

実物で比較するとシロキクラゲの方は透明感がある点が違う。

 

ハナビラタケに比べるとハナビラ部分に厚みがあるのが

外見的な大きな違いだ。

ただ、ハナビラタケは淡褐色〜灰白色だが
ハナビラニカワタケは赤みがかった色合いで、

個体によってはそれこそ花の様に綺麗なので
どちらかと言えばハナビラニカワタケの方が

花びらぽいと言えてしまいかねないのがややこしい所だが。

 

因みにハナビラニカワタケは食べられる。
一度だけ食べた事があるが、柔らかいキクラゲの様だった記憶がある。
図鑑には「良い出汁が出る」とあったが
当方はその時は特にそう感じなかった。
ひょっとしたら雨に当たって

風味が抜けてしまっていた個体だったのかもなぁ。

 


こちらはクロハナビラニカワタケ。

krhnbrnkwtk2019 (3).JPG

krhnbrnkwtk2019 (4).JPG

krhnbrnkwtk2019 (5).JPG

分類学的に言うと

 菌界

  └担子菌門
    └シロキクラゲ鋼
      └シロキクラゲ目
        └シロキクラゲ科
          └シロキクラゲ属
            └クロハナビラニカワタケ

 

ハナビラニカワタケと「属」まで一緒なので
「ヒト」を基準に考えた場合、
ネアンデルタール人や北京原人くらいの違い、
獣で言えばライオンとジャガー、虎ぐらいの違いだ。
かなり近いと言える。

 

だが、実際に見てみると
クロハナビラニカワタケはハナビラニカワタケに比べると
シロキクラゲの仲間と言う程には厚みを感じない。
薄さの点ではハナビラタケに近いと言える。
だが、分類学で言うと「ヒト」と「魚」くらいに遠いのだ。
ホント、キノコは難しいなぁ。

 

尚、ハナビラニカワタケとクロハナビラニカワタケは

実は同一の種類なのだと主張する研究もある、との事。

ますますもって、良く判らないw

 

クロハナビラニカワタケの裏側はこんな感じ。

krhnbrnkwtk2019 (6).JPG

krhnbrnkwtk2019 (7).JPG

断面は撮っていないので厳密には比べられないのだが
ハナビラタケの様に「幹」に当たる部分は無く
一点の根元からワサワサ分岐している様だ。
その点では確かにシロキクラゲと共通している。

 

こちらはやや古いクロハナビラニカワタケ。

krhnbrnkwtk2019 (1).JPG

全体に萎び始めている。

 

こちらはかなり古い個体。

krhnbrnkwtk2019 (2).JPG

殆ど溶けてしまっている。

近くに別のクロハナビラニカワタケがあったので

それの末期的な個体だと判断したのだが

勿論そうだと断言出来る訳では無い。

 

因みにクロハナビラニカワタケは食毒不明との事。
近縁には食べられる種類が多いので
クロハナビラニカワタケも可食の可能性が高い。
実際、クロハナビラニカワタケの可食と書いているサイトもあったが
少なくともweb上では試食例を見付けられなかった。

 


こちらはクロハナビラタケ。

krhnbrtk2019.JPG
名前は上記の種類と似ているが外見はかなり違っている。
上記の3種はカリフラワー状にワサワサしているのだが
こちらは皿状の物が群生している、と言った感じ。
暗い場所に発生していて、黒い小さなキノコだった為に
当方の技術では上手く撮影出来無かったのが残念だった。

 

因みに分類学的には

 菌界

  └子嚢菌門
    └ズキンタケ鋼
      └ビョウタケ目
        └ビョウタケ科
          └クロムラサキハナビラタケ属

           (クロハナビラタケ属)

            └クロハナビラタケ

 

何と「門」から違っている。

「門」が違うと言えば「動物(生物)」と言う点で共通しているだけの
「ヒト」と「ウニ」「ミミズ」「カブトムシ」くらい程遠い。
それなのに、こんな似た名前と言うのもどうなのかなぁ。


因みに、クロハナビラタケの上位の括りはビョウタケ目。

その名の基準となっているビョウタケはこちら。

bytk2019.JPG

正に、画鋲を刺したような外見だ。

 

大枠の形で言えば確かにクロハナビラタケは

ハナビラタケやクロハナビラニカワタケに比べると

ビョウタケの仲間の方だ、と言うのはお判り頂けるだろうか。


さて、このクロハナビラタケは毒キノコとの事。
中国名では「毒木耳」、つまり「ドクキクラゲ」と言う由。
その名の通り、キクラゲと間違えて食べてしまった為に

中毒してしまった人が居たのだろう。

因みにキクラゲはこちら。

kkrg2019.JPG
だがクロハナビラタケはキクラゲと比べると一つ一つはとても小さい為
採取も調理する手間も結構な物だと思うのだがなぁ。
その点で違和感を感じなかったのだろうかなぁ。

 

因みにキクラゲは分類学的に言うと

 菌界
  └担子菌門
   └シロキクラゲ綱
     └キクラゲ目
       └キクラゲ科
         └キクラゲ属
           └キクラゲ

 

と、「門」から違うので全く遠い関係と言える。

他人の空似どころでは無いし、そもそもそんなに似ているとも思えない。

 

でもまぁ、クロハナビラタケの事を予め知らなかったら
「これは小さなキクラゲだ!」と思い込んでしまうかもなぁ。
そう思い込まないとこれを食べようとは中々思わないよなぁ。
と言うのは当方の想像でしか無いのだけれど。

 

それはともかく、そうやって食べた人が居たからこそ
クロハナビラタケが毒キノコである事が判った訳で。
だから当方はクロハナビラタケを

うっかり食べずに済んでいる訳で(かな?)。


クロハナビラタケが毒キノコだと言う事を
身をもって証明してくれた人、どうも有難う!

 

 

 

所で「毒キノコ」と言えば
この度菌友・畏友で日本唯一のキノコライター・堀博美氏が
『毒キノコに生まれてきたあたしのこと。』と言う本を上梓した。

タイトルの通り、全編が毒キノコについての本。

44種の毒キノコについてデータと事例を踏まえたエッセイ集。
ヒグチユウコ氏のカバーがまた素晴らしい。
恐縮する事に、資料を提供した縁で当方の名前も出して頂いているし
データの一つとして当方のこのキノコblogも一部引用して頂いている。

 

とにかく全編毒キノコの事が詳細に、
そしてとても読みやすく纏められているので
これを読めばあなたも毒キノコのエキスパートに???

 

一家に一冊、是非(・∀・)つドゾー(amazonのサイト→こちら

 

また、発売記念イベントも開催される由。

そちらも是非(・∀・)つドゾー(Loft PlusOne Westのサイト→こちら

 

 

※本文中の分類学的位置付け部分は2019年10月現在の物です。

 今後、表記や内容が変わる可能性もあります。

 


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釈迦

こちらの画像はシャカシメジ。

sksmj2008 (1).JPG

飛騨市、旧荘川村の某所の斜面に発生していた。

 

遠景はこんな感じ。

sksmj2008 (2).JPG

斜面の窪みの中に、まるで其処に置かれたかの様に発生していた。

 

シャカシメジはキノコ好きの間では有名な食菌だ。

余程優秀な食菌と言う事なのか、

大概のキノコ図鑑に掲載されている。

まぁ、似た外見の毒キノコが無い(多分)と言うのも

図鑑に掲載しやすい理由の一つなのかな。


山渓カラー名鑑『日本のきのこ』によると

シャカシメジは一度発生すると同じ場所に生え続ける、との事。

だが、その年によって気候は違っている。

気温や雨量、風の変化で、

去年と今年が全く同じ気候の推移と言う事はあり得ない。

年に一度、夏休みと言う決まった時期の数日しか訪れないこの場所で

毎年遭遇するとしたら奇跡以外有り得ないだろう。

 

実際、この場所には20年以上通い続けているが

シャカシメジに遭遇出来たのは5回のみ。

それも、全く同じ場所では無く、微妙にポイントが違っている。

この界隈にはシャカシメジの発生ポイントが幾つかある様だ。

 

となると、この付近全体がシャカシメジの発生坪だ、

と言う事になるのだろうかなぁ。

この近辺に住んで通い続ければ毎年幾つものシャカシメジを

収穫出来る事になるのかも知れないよなぁ。

その為だけに此処に移り住む事は出来無いけどw

 

 

因みに、上掲画像は2008年撮影の物。

こちら↓は最初に遭遇した2004年撮影の物。

sksmj2004 (1).JPG

 

こちらは収穫後に撮影した物。

sksmj2004 (2).jpg

如何に密集して発生して居るかが判る。

 

こちらは2005年。

sksmj2005.JPG


こちらは飛んで2012年。

sksmj2012 (1).JPG

sksmj2012 (3).JPG

sksmj2012 (4).JPG

sksmj2012 (2).JPG

この時はタイミングが良かったのか、3つの株を収穫出来た。

 

こちらは2016年。

珍しく2012年と同じ場所で遭遇出来た。

sksmj2016 (2).JPG

 

下の株はやや育ち過ぎか。

sksmj2016 (4).JPG

食べれない事も無いかも知れないがスルーで。

また来年以降に向けて胞子を撒いて貰おう。

 

上側には大小3つの株が。

sksmj2016 (3).JPG

 

一番右の株はこの大きさ。

sksmj2016 (6).JPG

 

根元は菌糸の塊になっている。

sksmj2016 (7).JPG

この部分はキノコ本体とはまた違った歯触りで美味しいとの事。

 

大きい株のみを採ったのだが、掘り取りの際に割れてしまった。

折角なので、シダを添えて映えさせてみた♪

sksmj2016 (10).JPG

そしてこれは菌友に。

美味しく食べてくれた由 (^-^)

 

その近くにこんな状態の物が。

sksmj2016 (8).JPG

sksmj2016 (9).JPG

これは育ち過ぎを通り越してかなりの老菌。

既に溶け始めている様子。

かなり急な斜面の上の方だったので

思い切りのズームで撮影したのだが当方のカメラではこれが限界。

近付いて撮影出来無かったのは残念だった。

 

図鑑にしてもwebにしても

キノコ画像を掲載する時にはどうしても綺麗な物を選んでしまう。

図鑑は基本的に、その種類の典型的な、

一番良い状態の物を取り上げざるを得ないので仕方無い。

webの場合も、判りやすい状態の物を採用するし

綺麗な画像を選んで自慢したい旨もあるので(だよね?w)

こう言う溶けかけの老菌を掲載する人もまず居ない。

当方も今迄、まるで図鑑にある様な

若い状態のシャカシメジにしか遭遇して居なかったので

老熟した株がこんな感じになるとは考えてもみなかったなぁ。

その必要も無かったしw

 

これは大きな株だったので、

これだけ崩れていてもシャカシメジである事は推察出来たが

もっと小さな株だったりしたら

それが老熟したシャカシメジだと判断出来無かったかも知れない。

その点はラッキーだった。

これで今後、老熟してたり溶けている状態の物を見ても

シャカシメジの判断は出来る様になったと思うよ。

だから何?と言われたらそれまでだけど。

 

 

さてこのシャカシメジ、別名は「センボンシメジ」。
上掲画像の様に沢山のキノコが密集しているので「千本シメジ」だ。
名は体を表すと言った感じで、実に判りやすい呼び名と言える。
だが、標準和名はそれにはならず「シャカシメジ」。
漢字で書くと「釈迦占地」となる。

 

「占地」は元々は地面に群生するキノコの総称。
ただ、今では群生しない種類でも
「〜シメジ」と名付けられている物も多い。

では「釈迦」は。


これは仏教の開祖、お釈迦様から来ている。
シャカシメジの小さな傘が密集している状態を
お釈迦様の頭の螺髪(ラホツ)に見立てているのだ。
螺髪とは、例えば大仏様の頭のあのブツブツの事。

        いらすとやフリー素材より
決してこれはパンチパーマなのではない。

 

 話は脱線するが。
 今時はパンチパーマの人も中々居ないからナウなヤング(←)には通じないかもなぁ。
 パンチパーマが出来る理髪師も少なくなっているらしいし。
 今の10代に伝えるとしたら超ショートのドレッドヘアー、の方が通じやすいかもなぁ。

 

面白い見立てだが、何故わざわざお釈迦様の頭にしたのかなぁ。
センボンシメジの方が判りやすいと思うのだけどなぁ。
センボン〜て名前のキノコは他にもあるのだし。
他のセンボン〜のキノコは不食菌が多いのでそれと間違えない様に
美味しいキノコであるシャカシメジを区別したかったのかなぁ。
まぁ、命名者に聞かないと判らない所。

 

ただ、密集して生えるから「センボンシメジ」にした場合、
同じ様に密集した発生の仕方をするニオウシメジと
画面上は区別が付き難いから敢えて変えたのかも知れない。
因みにニオウシメジはこちら↓。

sksmj1.jpg

                 ブログきのこ三十郎さんのサイトより引用


サムネイルで見るとシャカシメジと大差ないが大きさが決定的に違う。

sksmsj2.jpg

                              ブログきのこ三十郎さんのサイトより引用

大きいのを仁王様にしたから
小さい方はお釈迦様(の頭)にしたのかなぁ。

 

と思ったので色々調べてみた所、

「センボンシメジ」は江戸時代のキノコ図鑑と言うべき

坂本浩然による『菌譜』の記述に由来しているとの事。
1954年刊行の川村清一著『日本菌類図鑑』でもそれを踏襲している。
だが、1957年刊行の本郷次雄著『原色日本菌類図鑑』では
「シャカシメジ」で掲載されている。
その辺りで和名が変更された様だ。

 

そして『日本産菌類集覧』によると
「ニオウシメジ」の命名・登録は1981年との事。

順番は逆だった。
何故「釈迦」にしたのかは結局判らなかったよ・・・・・・

 


さて、先にも書いたが、「シャカシメジ」の名は
お釈迦様の螺髪を由来としている。
では、お釈迦様は何故あの頭なのだろうか。

それは、お釈迦様、つまり仏様は悟りを開いた特別な人なので
他の一般人とは外見から違う物なのだ、と言う思想が元になっている。
その沢山の差異を纏めて「三十二相八十種好」と言う。


詳細は検索して頂きたいが
悟りを開くと色々な身体変化が現れるのだ、と言う。

仏像はそれを元に形作られている。
曰く「足は偏平足になって足の裏に輪相と言う
   めでたい模様が現れる(これが仏足石の由来)」、
曰く「指の間に水かきが出来る」etc・・・・・・
そして「体の全ての毛の先端が全て上になびき、右巻きになる」
と言うのがあり、螺髪はそれを表現している次第。

 

所で、仏像には色々な種類があるが
無理やり大きく分けると「如来」と「菩薩(及びその他)」となる。
「如来」とは「悟りを開いた人」の事。

お釈迦様もこちらに含まれる。
「菩薩」とは「まだ悟りを開いていない人」の事で
「悟りを開けるけれど、敢えて悟りを開かないで
民衆を救う為に我々の側に居る」と言う立場を差す。
悟りを開いてしまうと「あちら側の世界」に行ってしまうので
敢えて「こちら側の世界」に留まってくれているのだ。

 

菩薩やその他の仏像は悟りを開いていない為に
装飾品を身に付けていたり、色々な衣装まとっていたり
更には色々なグッズを手にしているのだが
如来は悟りを開いた、つまりあらゆる欲望から解脱しているので
身なりは極めてシンプル。
装飾品は一切身に着けず、衣装もあっさりとしている。
つまり螺髪頭の人は欲望にまみれてはいけないのだ。

 

と、仏教の話を長々として来たのだが
何が言いたいのかと言うと

 

 「欲望を解脱したお釈迦様」を命名の由来としているのに
 シャカシメジは美味なキノコゆえに
 キノコ探索者の欲望を刺激してしまっているよなぁ

 

と言う事。
シャカシメジの命名者は其処までは考えてなかったのだろうな、と。


当方も今後シャカシメジに遭遇出来たら
欲望に忠実に行動する事にするよ( ̄∀ ̄)

 

 

 


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| キシメジ科 | 00:08 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
今度はちゃんと

昨年、タンポタケモドキについての記事を書いた(→こちらこちら)。

当初はタンポタケモドキでは無くハナヤスリタケと思い込んで記事にし、

後に反省と言い訳を記事にしたのだ。

その時にハナヤスリタケと誤認するのではなく

 

 「これはタンポタケモドキだ!」と認識した上で採取したい

 

と書いた。

 

で、今年の初夏。

その場所を探索し、遭遇したのがこれ。

2019tnptkmdk1 (1).JPG

これはタンポタケモドキだ。

今度こそタンポタケモドキだ。

 

早速掘り出してみる。

2019tnptkmdk1 (2).JPG

2019tnptkmdk1 (3).JPG

立派なタンポタケモドキだ。

 

泥を落とすとこんな感じ。

2019tnptkmdk1 (5).JPG

 

子実体部分のアップ。

2019tnptkmdk1 (4).JPG

柄が絡み合う様な状態。

不思議な造形だ。

 

 

近くに別の個体が。

2019tnptkmdk2 (1).JPG

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これもまた立派なタンポタケモドキ。

 

泥を落とすとこんな感じ。

2019tnptkmdk2 (4).JPG

2019tnptkmdk2 (5).JPG

 

 

裏を返すとツチダンゴ部分に大きな穴が。

2019tnptkmdk2 (3).JPG

掘り出した時に壊してしまった様子。

因みに1円玉は大きさの比較用。

 

その部分をアップに。
2019tnptkmdk2 (7).JPG

ツチダンゴの中身はこんな風になっているのだなぁ。

壊してしまったのは残念だが、これはこれで面白いw

 

 

更にこんな個体も。

2019tnptkmmdk3 (1).JPG

2019tnptkmmdk3 (2).JPG

これもまた立派なタンポタケモドキ。

 

泥を落とすとこんな感じ。

2019tnptkmmdk3 (3).JPG

子実体部分がまた更にゴチャゴチャしてる。

 

これもまたツチダンゴ部分に大きな欠損が。

2019tnptkmmdk3 (4).JPG

掘り出した時に割ってしまっていたよ・・・・・・

 

欠けた相方はこちら。

2019tnptkmmdk3 (6).JPG

 

合わせてみるとこんな感じ。

2019tnptkmmdk3 (5).JPG

2019tnptkmmdk3 (7).JPG

まぁ、これはこれで面白いか。

 

 

 

所で、撮影して居て

昨年のタンポタケモドキと微妙に違う点に気付いた。

こちらは昨年の物。

hnysrtk180930 (11).JPG

 

こちらは今年の物。

2019tnptkmdk1 (5).JPG

光の加減等で写り方が違ってしまっているが

それだけでは無い差異がある。

 

一つは柄の部分の色合い。

昨年の物はクリーニング後の撮影時には赤っぽくなっているのだが

hnysrtk180930 (7).JPG

 

今年の物はそうなっていない。

2019tnptkmdk1 (4).JPG

昨年もこれだったら

ハナヤスリタケと間違う事は無かったろうになぁ(かな?)。

 

因みに昨年の物は乾燥標本にしてあるのだが、

それがこちら。

2019tnptkmdk-2018.JPG

全体に色が薄くなっているのだが

特に柄の部分の赤みが抜けてしまっている。

となると、あの赤みがかったのは

一時的な現象だったのかなぁ。

混乱させてくれるよなぁ・・・・・・

 

 

それと、ツチダンゴ部分の状態。

昨年の物はツチダンゴの表皮が綺麗に現れているが

hnysrtk180930 (6).JPG

 

今年の物は植物のひげ根の様なものに覆われている為に

黒く見えている。

 

しかもそれはツチダンゴに強く貼り付いていて

中々剥がれなかった。

なので、無理に剥がすのを辞めた次第。

 

この違いは何なのだろうなぁ。

昨年のと今年のとで、発生場所も発生時期も同じなのだが

系統差か何かでこう言う差異があるのかなぁ。

良く判らない。

謎だ・・・・・・

 

 

それと、昨年掘り出していた時には気付かなかった事。

こちらの画像に写り込んでいるが

タンポタケモドキの周囲の苔の下には白い菌糸が見えている。

2019tnptkmdk1 (2).JPG

2019tnptkmdk-under (2).JPG

 

こちらはタンポタケモドキが無かった部分の苔の下。

2019tnptkmdk-no (1).JPG

特に白い物は見当たらない。

と言う事は、あの菌糸は矢張り

タンポタケモドキの物だったのだなぁ。

こんなにも周囲に菌糸を巡らせているとは思わなかった。

昨年は掘り出しに夢中になって其処まで気が回らなかったよw

 

 

それにしても昨年今年と、

この場所で遭遇したタンポタケモドキは子実体が派手だ。

図鑑や画像検索しても子実体は一本だったり

tnptkmdk-05.jpg

            (山渓カラ―名鑑 日本のきのこ』山と渓谷社刊より)

 

多い物でもこんな感じだが

tnptkmdk-06.jpg

                       (『冬虫夏草生態図鑑』誠文堂新光社刊より)

 

こんな状態の物は無かったよ。

2019tnptkmmdk3 (3).JPG

この場所で発生するタンポタケモドキは特に派手な様だ。

ここまで子実体をゴチャゴチャさせる理由は何なのだろう。

名古屋人は派手好きだと言うが徳川宗春時代からの伝統を

菌類も受け継いでしまっているのだろうかなぁ。

謎だw

 

 

所で今回、タンポタケモドキを

ちゃんと認識した上で遭遇出来たのが嬉しくて

その時にあった3体全てを掘り出してしまった。

そのお蔭で子実体がこんな色々な形なのを知る事が出来たのだが

掘り出したのはまぁ、其処までは良いとして

全て持ち帰る必要は無かったよなぁ。

一つくらいは現場に残しておくべきだったなぁ。

冷静さを欠いてしまっていた。

ちょっと反省。

この事によってこの場所のタンポタケモドキが

絶えてしまわない事を祈るのみ。

 

でも、今後も遭遇出来たとして

掘り出さず、持ち帰らずにいられる自信は無いなぁ・・・・・・

 

 


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| 子嚢菌類 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2019名古屋ヤマドリタケモドキ事情

今年の名古屋の梅雨は初めこそ雨が降ったのだが

それ以降は日照り続き。

今年も空梅雨かなぁ。

愛知県東部では貯水ダムが底を尽き

取水制限も、なんてニュースが流れたりもしたし。

 

例年、名古屋のヤマドリタケモドキは

6月下旬がシーズンなのだが

その時期には全く発生を見なかった。

今年はダメかもしれないなぁ・・・・・・

 

と諦めていた所、7月中旬になって雨が続いた。

正に恵みの雨。

かなり時期はズレたが果たして出てくれただろうか。

期待と不安を胸にフィールドへ。

 

と、出てくれていた!

ヤマドリタケモドキは今年も出てくれた!

ymdrtkmdk2019 (5).JPG

 

 

以下、ズラズラと画像を列挙し、ダラダラと記述。

 

 

早速柄を切り取ってみる。

と、こんな状態・・・・・・

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ヤマドリタケモドキの発生を

心待ちにしていたのは当方だけでは無い。

当方は自分の趣味の為にヤマドリタケモドキを待っていたのだが

キノコバエなどにしてみたら

それこそ「生死を賭けて」待ち望んでいたのだ。

そりゃぁ、生えて来たら「それっっっ!!」とばかりに

繁殖しようとするよなぁ。

それを、こんな風に邪魔されたら堪ったもんでは無いだろう。

実に申し訳ない。

 

とは言え、矢張り当方は自分が食べる為に収穫をしたい。

なので、食べられる部分が無いかを探る為に柄を更に切ってみる。

ymdrtkmdk2019 (7).JPG

右側は傘にまで虫の喰い痕がはびこっているが

左側の方は傘の部分にはまだ虫は来ていない様子。

なので左側のみ持ち帰る事に。

右側のもこんな風に切られては虫的にはとんだ災難だろうなぁ。

人間とはなんと傲慢なものか(棒

 

こちらでは一直線に5本並んでいた。

ymdrtkmdk2019 (8).JPG

菌輪の一部なのかもなぁ。

 

その内の3本を切ってみるとこんな状態。

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これはダメだったなぁ。

幼虫達にしてみたらただもう棲み処を荒らされて

それこそ死に目に会わされただけ。

可哀想だよなぁ(棒

 

こちらには小さなヤマドリタケモドキが点々と。

ymdrtkmdk2019 (11).JPG

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こんなに小さいからなぁ。

これはこのままにして置こう。

 

と思ったけど、2日後に様子を見に行ったら

こんな状態になっていた。

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こんなに立派になるとは思わなかったw

なので当然収穫する事に。

 

こちらはどれもダメそうだなぁ。

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と思ったら、意外に使えそう。

勿論収穫♪

 

これはまた柄に比べて傘の小さな個体。

これはどうだろうか。

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うーん、手遅れ。

 

こちらの大きな個体は

傘と柄の繋ぎ目部分に既に虫に喰われた穴があったので

切って見る事も無く断念。

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と言うか、放置。

 

これも見るからにダメそうだ。

ymdrtkmdk2019 (18).JPG

当然放置。

 

これはイケるかな?

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と思ったのだが

柄を触ったら中身がスカスカな感触だったので断念。

 

これはまた傘が妙にこじんまりしてる。

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こう言う異形的な物は経験的に収穫に適さない場合が殆どなので

確認もせずに収穫断念。

 

これは良さそうな感じ。

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傘の部分は何とか使えそう。

 

こちらはどうか。

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これも傘の部分は使えそう。

 

こちらは収穫期は完全に過ぎてる感じ。

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この場所でこの大きさのヤマドリタケモドキを見るのは久し振り。

収穫は出来無かったが、

その分胞子を撒いてくれたのだから来年にまた期待。

 

こちらも手遅れ。

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その分胞子を(以下同文)。

 

こんなチビな個体もあった。

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多分これ以上は成長しないだろう。

成長出来ても異形になりそうだしなぁ。

 

こちらはダンゴムシが摂食中。

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当方含め、本当に色々な生物達が

ヤマドリタケモドキを待っていた訳なのだよなぁ。

 

 

ここからはアカヤマドリ。

アカヤマドリも同時期に発生するキノコだ。

以前は当方のフィールドではあまり遭遇してなかったのだが

ここ数年、発生が多くなった様に感じている。

 

こちらでは並んで発生して居た。

akymdr2019 (1).JPG

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だが虫喰いが激しい。

左側の傘部分は何とか使えそうか。

 

こちらは傘表面の食害が激しい。

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リスにでも食べられたのだろうか。

 

内側は更に食害が激しい。

akymdr2019 (5).JPG

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使える部分は全く無かった。

 

こちらはどうか。

akymdr2019 (7).JPG

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これもダメだったなぁ。

 

こちらは既に採り頃は過ぎている。

akymdr2019 (12).JPG

その分胞子を(以下略)。

 

こちらはどうか。

akymdr2019 (13).JPG

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何か表面が妙な状態だ。

中身も当然ダメだろう。

なのでこれ以上切らずに放置。

中々使えそうな物に遭遇出来ないなぁ。

 

と思って居たらこんなに立派な個体に。

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切って見たが、食害も殆ど無い。

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いや、これは有り難い。

勿論、喜んで収穫。

 

更にこんな物も。

ド──────────ン!

akymdr2019 (15).JPG

 

ドド──────────ン!

akymdr2019 (16).JPG

 

ドドド──────────ン!

akymdr2019 (17).JPG

いやぁ、これはまた素晴らしい♪

これだけで今年の夏キノコの収穫は満足出来た♪

 

 

例年より3週間遅れだったが

なんだかんだでそれなりに収穫があったなぁ。

いやぁ、良かった良かった。

とは言え、贈答用に出来る物は殆ど無かったので

全て自家消費する事に。

 

早速調理。

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小さい物、形の悪い物をスライス。

 

更に細かく切って。

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オリーブオイルで炒める。

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生クリームと牛乳で伸ばす。

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パスタに絡める。

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映えさせる為にブロッコリースプラウトをトッピング。

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(゚д゚)ウマ〜♪

 

次の日にはドリアを。

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赤パプリカを差し色に。

 

溶けるチーズをたっぷり乗せ、パン粉を振りかけて

オーブンで焼き色を付ける。

これにもブロッコリースプラウトをトッピング。

akymdr2019 (30).JPG

これも(゚д゚)ウマ〜♪

正に季節の味わい、季節の贅沢だよなぁ♪

 

残った分はヤマドリタケモドキも含め

スライスして天日干しする事に。

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これでまた当分は楽しめると言う物。

 

 

キノコヌシ様、今年も有難う御座居ました。

また来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(-人-) ナム〜

 

 

 

【オマケ】

アカヤマドリの生えていた近くにこんな物が。

一見、アカヤマドリに見えてしまいかねないが

これはオオコゲチャイグチ。

ookgcigc2019 (1).JPG

ookgcigc2019 (2).JPG

オオコゲチャイグチは当方のフィールドでは

9月の発生が多いのだが、初夏に発生する物も少なくない。

それがアカヤマドリの発生時期・発生場所が重なるので

ややこしい事になる。

幼菌の段階ではご覧の様に色合いと形が良く似ているのだ。

アカヤマドリは美味な食キノコだが

オオコゲチャイグチは毒キノコなのだ。

間違えて収穫したらえらい事になる(→こちら)。

なのでどうぞお気を付け下さい。

 

 

まぁ、切ってみたら違いは判るとは思うけど。

それに、このフィールドにアカヤマドリを採取しに来る人が

当方以外に居るとは思えないのだけどね。

 

 


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| イグチ科 | 15:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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