2007.06.05 Tuesday
あんこw
画像はマンジュウドロホコリ。
2007/05/28、名古屋市内にて撮影。
マンジュウドロホコリは粘菌(変形菌)の一種で
通常は銀灰色の表皮を被っているが
画像の個体は老熟していた為か
それが全て無くなっていて
中身を曝け出す状態になってしまっていた。
「マンジュウドロホコリ」の名はその見た目から。
リンク先の画像は、まるでたっぷりのあんこを包んだ薄皮饅頭。
日本人なら一目瞭然の命名だw
色合いも正にあんこに見える、粉状の物は全て胞子。
つまりこれは胞子の集合体なのである。
画像撮影前に、ほんの少し指で触れてしまっただけで
大きな凹みが出来てしまった。
それこそ本当に
粉がただ集まっているだけ、みたいな感触だった。
とは言え、ただ粉の塊だけだったら
ボテッと丸ごと下に落ちてしまいかねない。
そうならない為に、
全体を支える骨にあたる「偽細毛体」と言う組織が
内部に作られている。
胞子が飛んでしまい、それが現れているのがこの画像。
1、2枚目の画像とは別の場所にあった個体。
こうなると、何か別の生物にも見えてしまう。
2枚目の画像。
ややもするとココアパウダーをまぶした
高級な洋菓子に見えたりしてw
粘菌を飼って、上手く皿の上に
子実体を形成させる事が出来たら面白いけどなぁ……w