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採取会
JUGEMテーマ:趣味

名古屋はアミガサタケの時期を過ぎると
オオセミタケの季節になる。
正確には、アミガサタケが出始めると
オオセミタケも気の早い物が出始めるのだが
最盛期はオオセミタケの方が少し後ろになる。

今年は3月21日には既に幾つか発生を確認出来た。
oosemi2014 (2).JPG
oosemi2014 (3).JPG
oosemi2014 (4).JPG

キノコは、毎年同じ場所に発生するとは限らない。
だが、この場所のオオセミタケは
発生量の変動はある物の、毎年必ず発生してくれている。
そこで、キノコ好きの知人に
「オオセミタケを見に行きませんか?」と誘ってみた。

その知人とは、昨年一宮名鉄で開催された
「キノコマルシェ展」で知り合った。
熱狂的にキノコが好きなのだが
実物に遭遇する機会が中々持てない、との事だったので
折角なら、と誘ってみた次第。
打ち合わせの結果、3週間後に探索会をする事に。
ピークの予想は2週間後だが、
この場所のオオセミタケの発生時期は約一か月に及ぶので、
多分3週間後でも大丈夫だろう。

例年なら必ず幾つか採取するのだが
今年は探索会用に取って置かないとなぁ。
つい、掘りたくなってしまうのを我慢我慢。

とは言え、一つ掘ってしまったよ・・・・・・(-_-;)
oosemi2014 (5).JPG
矢張り冬虫夏草の掘り取りは楽しいなぁ♪
目の前にあるとつい手を出してしまう。
麻薬みたいな物かもw
取り敢えず一つ綺麗に掘り出せたので満足だ。

と、帰ろうとした所、こんな個体を発見。
oosemi2014 (6).JPG
3つの子実体が固まって生えている。
内1本は発生後に誰かに踏まれた様で
真っ二つに割れてしまっている。
これはどうしても気になる!

で、やっぱり掘り出してしまった・・・・・・
oosemi2014 (7).JPG
オオセミタケは1つの寄主(セミの幼虫)から
1本の子実体が発生するのが普通なのだが
名古屋のオオセミタケは1つの寄主から
何本もの子実体が発生する事が多い。
これもそんな個体の一つだ。

帰宅後、クリーニングをした状態。
oosemi2014 (8).JPG
oosemi2014 (9).JPG
oosemi2014 (10).JPG
木の根とガッチリと絡み合ってるのがカコイイ(・∀・)♪
取り敢えず今年のオオセミタケは当方的にはこれで満足かな。


そして3週間後。
知人があちこちに声を掛けてくれて
参加者は老若男女総勢10名。
半数以上が初対面。
中には「キノコ会」とだけ聞いて参加して来た人も。
その人は「一度で良いから冬虫夏草をみてみたい!」と
言っていたので
「今からそれを見に行くんですよ」と言ったら興奮していたw


現場に着いて、まず一つを当方が掘り出して見本を。
掘り取りの際の注意点等を実演。
そして三々五々、散って貰う、
oosemi2014 (12).JPG
oosemi2014 (15).JPG
それぞれがオオセミタケを見付け
その場所で掘り取り開始。

早速掘り出して皆に見せていたり
oosemi2014 (11).JPG

それを撮影したり。
oosemi2014 (14).JPG

思わず夢中になる両親にちょっかいを掛ける子供w
oosemi2014 (13).JPG

とにかく皆、一心不乱。
探索会では無く、採取会と言うべきか。
oosemi2014 (16).JPG
ハタから見たら不気味な集団だったろうなぁw

皆、服が汚れるのも気にせず一心不乱。
矢張り麻薬みたいな物だよなぁw
oosemi2014 (17).JPG
因みに、手前のパックには皆が掘り出したオオセミタケが。

この個体は寄主が結構地下深い所にあるみたいで
かなり苦戦している様子。
oosemi2014 (18).JPG

それでも何とか掘り出し成功。
oosemi2014 (19).JPG

早速ツィッターに投稿。
oosemi2014 (20).JPG
いやぁ、「現代」ですなぁ。

取り敢えず、全員が掘り出す事が出来て良かった。
皆様に喜んで頂けたのも良かった。
探索会の言いだしっぺとしては一安心。

その後、ウィグル料理の店(→こちら)に移動して打ち上げ。
珍しかったし美味だったし、それも楽しかった。
普段、引き篭り同然の生活をしている当方なので
何人もの人と会って喋る機会が持てて有難かったなぁ。
本当にどうも有難う御座居ました。
また次回は別の場所で探索会するのも良いかなぁ(^-^)


所で以前、この場所でオオセミタケを掘っている時に
一人の少年に声を掛けられた話を書いた(→こちら)。
実はその翌年、同じ少年に再度遭遇した。
「あ、キノコのおじさん!」と声を掛けられたのだ。
その時、少年は友人とキャッチボールをしていたので
その友人に「実は去年ね・・・・・・」と説明をしていた。
そして、そのままキャッチボールを続けていた。
で、今年は少年に遭遇出来無かった。

その少年が将来、
冬虫夏草の大専門家になる可能性はどうやら無い様で、
実に残念だ・・・・・・w

 
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| 昆虫寄生菌 | 00:11 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
フォトジェニック
今年の冬は長かったので例年よりは遅かったが
4月ともなると春のキノコはちゃんと出て来てくれた。

その一つがオオセミタケ。
冬虫夏草不毛の地と言われる名古屋地域だが
このオオセミタケだけはとても発生が多い。

オオセミタケだけで毎年百枚以上は撮影しているが
中々これ!と言うのが撮影出来無い。
セミ生冬虫夏草の場合、普通のキノコの撮影と違って
地上部の子実体だけでなく
地下の寄主の部分も写さないと全体像を写した事にならないのだ。
特に、地上部は小さくて地味で目立たないので
それだけでは絵として面白くないのだ。

例えば、密生している場所を撮影してもこんな様子。

矢印を付けてもやっぱり良く判らない。

なので、地下の寄主を含めて撮影したくなるのだ。
だが、地上部と地下部を上手く写す事はとても難しい。


例えばこの個体。
oosemi-long3-1.JPG

掘ってみたら、地下部が意外に長く
寄主を写す事が出来無かった。

oosemi-long3-2.JPG
出来たら寄主が地下に埋まっている状態で撮影したいのだ。
結局この個体は、全体を取り出さないと寄主を撮影出来無かった。


こちらの個体は柄が長過ぎて
掘り出しを断念せざるを得なかった・・・・・
oosemi-longX1-1.JPG
oosemi-longX1-2.JPG


こちらの個体は、柄が長過ぎた上に
途中でギロチンしてしまった物。
oosemi-longX2-1.JPG
oosemi-longX2-2.JPG
oosemi-longX2-3.JPG
地下では柄がどの様に伸びているのか判らず
木や草の根、石等が邪魔をしている事が多い。
それを退かそう、取り除こうとしていて
こうやってうっかり切断してしまう事も少なくない・・・・・・


こちらの個体も、地下部分が思いの外長く、
しかも途中でギロチンしてしまった・・・・・・
oosemi-longX4-1.JPG
oosemi-longX4-2.JPG
こんなもやしみたいな柄もちょっと珍しいかも。


こちらの個体は柄の長さは適度だったのだが
地下で寄主の方向が良くなかった物。
oosemi-mukiX1-1.JPG

これでは何だか判らない。
oosemi-mukiX1-2.JPG

掘り出してクリーニングした所、
仰向けだった事が判った。
oosemi-mukiX1-3.JPG
それはそれでちょっと珍しいと思う。


こちらの個体。
oosemi-mukiX2-1.JPG

ちょっと掘っただけで寄主が見えた。
これは行けるか???
oosemi-mukiX2-2.JPG

だが、寄主は横倒し状態だった。
oosemi-mukiX2-3.JPG
寄主の形がはっきりと判る状態で
撮影出来無かったから今イチだった・・・・・・


こちらの個体は柄が地中で妙にカーブしていたので
そこがちょっと残念。
oosemi-mukiX3-1.JPG
oosemi-mukiX3-2.JPG
これはこれで悪くないんだけどねー


この2本の子実体は別々の物かと思って掘り出したら
一つの寄主から2本出ていた個体だった。
oosemi-hen-1.JPG
oosemi-hen-2.JPG
しかも仰向けで、頭の方と、尻の方の2箇所から出ていた。
これは面白い生え方だけど、
寄主が地中にある状態では上手く撮影出来無かった。
残念。

それにしても、これ!と言う画像が中々撮影出来無いなぁ。
図鑑に載っている伊沢正名さんの画像は矢張りさすがだよなぁ。
あれに至るまでに、どれだけの数を撮影したのかなぁ・・・・・・


さて、この個体。
oosemi-OK-1.JPG

ちょっと掘ると寄主の姿が見えて来た。
oosemi-OK-2.JPG
これは良い感じだ。

寄主を露出させた状態で慎重にクリーニング。
oosemi-OK-3.JPG
寄主も横向きで、セミの幼虫だと言う事がとても良く判る。
うん、これは良いなぁ♪
こう言う画像が欲しかったのよ。

掘り出して本核的にクリーニング。
oosemi-OK-4.JPG
足を破損する事も無く、ほぼ完璧に掘り出せた。
柄がもうちょっと長い方が
尚バランスが良かったかも知れないけど
それは贅沢と言う物。
良い感じの画像と、綺麗な標本。
やっと揃えられて嬉しい(・∀・)♪

でも、それはそれとして、より良い画像を
撮りたくなってしまうのがマニアの性(さが)と言う物。
なので、その後も探索と掘り取りを継続中。
地上部の形が良くて、
掘りやすそうな場所に生えている個体を見付けると
取り敢えず掘ってみている。


と、先日の事。
例によってオオセミタケを掘っていたら
「何やってるの?」と声を掛けられた。
見ると、小学5年生?と思われる少年の姿。
公園の斜面でしゃがんで作業をしていると
怪訝な目で見られる事は多かったが
こんな風に声を掛けられたのは初めてだった。

どう答えた物か、ちょっと考えてしまったが
「ちょっと珍しいキノコを探しているんよ」
と、先に掘り出した物を見せて
「こうやってセミの幼虫から生えてるんよ。
 この時期にだけ出るんよねー」
と正直に答えた。

すると少年は「僕もやりたい!」と言い出した。
ほぅ、これは面白い。
こんな事を言い出す人は初めてだ。
折角ならやらせてみよう。

道具を渡し、「此処にあるよ」と教える。
すると早速掘り始めた。
oosemi-shounen-1.JPG
が、其処は子供の事。
慎重に掘る、等と言う事はしない。
あっと言う間にギロチンをしてしまう。

もっと周囲から丁寧に掘らないと、と指導をするが
それでも矢張り作業が雑。
当然寄主も破壊されてしまう・・・・・・
oosemi-shounen-2.jpg
この場所は発生が多いとは言え、貴重なオオセミタケ。
そんな次から次に破壊されては堪らない・・・・・・(;´Д`)
しかも、掘ったら掘りっ放しだし。

其処で、もっと丁寧に周りから掘り始める事、
掘った穴はきちんと埋め戻す事を指導。
すると、やっと綺麗に掘り取れた様子。
 oosemi-shounen-3.JPG
少年はその後も幾つか掘り取った。
もっと掘りたそうにしていたが、
折角の貴重な発生坪をあまりザクザクと荒されてもアレだ。
当方がこのままこの場で探索を続けると
この子も掘らずには居れないだろうから
今日は引き上げる事にした。
少年は、自分の掘り取った物を当方にくれた。
なので、お礼を言って立ち去った。

実はこの少年が、のちに冬虫夏草の研究の
世界的権威となる◎◎◎◎氏だ、となったら面白いのだけどなぁw
生まれて初めて見た冬虫夏草を気味悪がらない所か
掘り出すのを楽しんだのだ。
その素質は十分にあるのではと。

それはともかく、この少年が今後
冬虫夏草やキノコ、広く菌類に興味を持ってくれたら嬉しいなぁ。

お望みならば特訓しますよん( ̄∀ ̄)



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| 昆虫寄生菌 | 00:10 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
名画?
先日、埋めに行ったオオセミタケ(→こちら)の様子を見て来た。

オオセミタケは無事定着し、胞子を飛散していた。

これでまた7年後もオオセミタケが生えて来てくれるだろう。

周辺を見ると、新たなオオセミタケが出ていた。


本当に此処はセミの幼虫にとっては鬼門だなぁ。
桜の花びらが風情あるだけに余計に面白い。


可愛く寄り添って生えている個体を掘ってみた。


すると、2個体だと思っていた物は地下で繋がっていた。
図鑑では一つの幼虫からは子実体は1本だけの画像が多いが
名古屋のフィールドではこう言うのが結構多い。


そばには子嚢果部を切り取られ、柄だけになった物があった。

誰かが子嚢果だけを採取したのかと思ったが
周辺には元気な子実体が幾つもある。
切り取られているのはこの個体だけだった。
一帯誰が何の為にやったのだろう。
謎だ……


ふと見ると、こんな個体が。
2本の子実体が寄り添う様にくっ付いている。

柄の部分が完全に融合していた。

その形がクリムトの名画「接吻」を想像させた(→こちら)。
なので、桜の花びらを拾い集め、
周囲に撒いて演出してみた。
クリムトの金箔地に対抗した積もりw

名画に近付けたかなぁ?w


今回見付けた新たな個体の中に
一際大きな物があったので、掘り出してみた。


すると、何と地下で二つの寄主に繋がっていた。
だから大きな子実体になっていたのかぁ。

こう言う生え方もかなり珍しいのでは無いだろうか。

こちらは別の個体。
一つの寄主から6本の子実体が生えていた。


こう言うのも珍しいと思う。

名古屋のオオセミタケは目立ちたがりなのだろうかなぁ。
これも徳川宗春の伝統か???w


幾つかの個体を持ち帰り、ホワイトリカーに漬け込む。

滋養強壮に効くらしい。
これで元気になって、仕事がバリバリ捗れば良いなぁ……w
ま、本気で期待はしてないけどw



前回は掘り出した物をわざわざ埋め戻しに行ったが
今回は別の個体を持ち帰った。
矛盾した行動だけど、そこは突っ込まないでね(・∀・)♪
 

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| 昆虫寄生菌 | 00:05 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
早まった……!
春は桜の季節。
だがキノコ者に取ってはアミガサタケの季節。
既に周りでは
 「一箇所で100本採れた」
 「合計300本収穫した」
等の話が上がっていて羨ましい事この上無い。

名古屋に転居以来、
当方はアミガサタケの大きなシロに出会えていないので
1箇所で数本ずつの収穫を繰り返している。



現在の所合計19本。
まぁ、それでも収穫があるだけでもマシだ。
でも、それだけではやっぱり物足りないので
日々新たなシロを探している次第。

3月17日の事。
大して期待もせずにとある公園を訪れた。
市街地の一角にある、ごく普通の公園だ。
アミガサタケがあるとも思えないが、一応念の為。

ざっと見てアミガサタケは見当たらない。
まぁ、やっぱりね。
それも仕方無い、予想通りだし。

が、別の物が目に入った。
こ、これは!?

オオセミタケでは無いか!!

周辺を良く探すと其処此処に幾つもある。




次から次へと見付かる。
この一帯だけでも少なくとも50個体はあるだろう。
こんなにも高密度でオオセミタケがあるなんて初めて見たので
思わず(≧∀≦)ノキャー♪となってしまったw
名古屋の一角、本当に何て事の無い公園のこんな場所が
オオセミタケの大規模な坪だったなんてなぁ。
全く予想もしていなかった。
これだからキノコは侮れない……

しかし、地面の下にこれだけのセミの幼虫が居る、
と言うのが凄いよなぁ。
しかも、全ての幼虫が
オオセミタケに罹患している訳では無いだろうしね。
それを考えるとちょっとぞくぞくしてしまう。
まぁ、セミの幼虫に限った話では無いのだけど。


で、その中から子実体が大きく、新鮮な物を選んで掘り出した。
ギロチン分も含め、全部で23個体になった。

今まで、例の研究者氏には
一回に2〜3個体しか送れていなかった(→こちら)。
今回はまとめて送れるので、喜んで貰えたら良いなぁ。

梱包してから連絡を取る。
順番が逆だが、今日収穫出来てしまったのだから仕様が無い。
すると、「今は受け入れ態勢に無い、後日またお願いしたい」との事。
あら〜……これは困った。
早まってしまったなぁ……

年度替わりの直後だから何かと忙しいのかも知れないなぁ。
折角の大収穫だったのだけど、残念だ。
でも、当方が勝手に収穫してしまったのだからなぁ。


仕方無いので、後日埋め戻しに行った。
当方がこんなに大量の試料を保持していても
活用させる術も無いし
このまま枯死させるのも可愛そうだからね。

冬虫夏草は樹木や農作物とは違うので
間隔を空けて埋める必要は無い筈だ。
なので、3箇所に分けて纏めて埋めた。



で、土を被せる。

これで無事、胞子を撒いてくれるだろう。
7年後もまた生えて来てくれたら良いな。


それにしても、オオセミタケの事を知っている人が
この状態を見たらびっくりするだろうな。
オオセミタケが一箇所から
10本以上も束になって生えているのだからなぁ。
セミの幼虫がスシ詰め状態で居る、なんて事も
絶対有り得ない光景だし。
「な、何じゃこりゃ!?」と思う筈だ。

その光景を想像すると( ̄∀ ̄)ニヤニヤしてしまうよw



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| 昆虫寄生菌 | 00:40 | comments(12) | trackbacks(0) | pookmark |
掘り出し物
2009/05/09の事。
名古屋のオオセミタケはもう終わってしまった様だ。
今年は発生が早かった分、終わるのも早かった。
この日、やっと見付けた1本も、既に萎びていた。

これでは資料として送る事も出来無い。

標本として採取するのも忍びない。
コイツには、このまま此処で胞子を飛散して貰って
7年後の再会を待つ事にしよう。
だが、一応念の為、
掘り取りをして確認だけはして置こう。

早速掘り出しを始めたのだが
木の根が邪魔をして寄主が取り出せない。
根切りで何とか切断して引き抜き
寄主を取り出す事に成功した。

その後、この個体は埋め戻した。


所で、根を引き抜いた際に
何かが飛び出る様にしてボトッと落ちた。
何だろう、と拾い上げてみると
それもセミの幼虫だった。
そして、体から何か出ている。

こ、これは?

なんと、ツブノセミタケだった。
オオセミタケのすぐ隣に
ツブノセミタケがあったのだ。
全然気付かなかった……
それこそ、思わぬ掘り出し物だ。

ツブノセミタケはオオセミタケと違って
子実体が何年にも渡って成長して行く。
図鑑によると、子実体を発生させて
4年目にやっと結実をするのらしい。
見た所、このツブノセミタケは既に
2〜3年は成長していた様に見える。

今まで気付かなかったなぁ。

ツブノセミタケはひたすら地味で
更に地上部が小さく目立たないので
結構気合いを入れて探さないと
中々見付けられないのだ。
ちょっと油断をしてしまっていた。

オオセミタケと違って
ツブノセミタケは寄主が地下深くにある場合が多い。
更に、柄が細い為に
掘り出そうとしても
途中でギロチンをしてしまう事も多い。
所が今回は、柄が短かったとは言え
無傷の状態でポロッと出て来た。
この様にツブノセミタケが
偶然の機会に寄主と子実体が
無傷で掘り出される、と言う例は
多分少ないだろうなぁ。

で、このツブノセミタケ。
まだ子実体が生えかけなので
経過観察をする為に埋め戻す事にした。
そして、当方には判る様に、
それでいて他の人には判らない様な、
ちょっとした目印をして置いた。

06/12、その後の様子を見に行く。
埋め戻したツブノセミタケは無事に定着している様だ。

良かった。
このまま、また胞子を撒いて欲しい物だ。

ついでに周辺を探索する。
すると、更に未熟なツブノセミタケを発見。


数えたら、全部で11体見付かった。
此処はちょっとした壷だった様だ。

こちらの個体には子嚢果が形成されていた。


茶色のツブツブが子嚢果だ。
と言う事は、この子実体は4年目、と言う事になるのだろうなぁ。

試しに1体掘り出しに挑戦する。

だが、寄主は深くにある様だ。
かなり掘り進めないと届かない様子。

なので、今回は此処までで諦めて埋め戻した。
また暫くして子実体が成熟したら
別の個体でチャレンジしてみようかな。

偶然とは言え、この場所にオオセミタケ以外の
セミ生冬虫夏草が発生している事が判った。
ひょっとしたら、他の種類もあるかも知れないなぁ。
これから注意して探してみよう。
この場所の楽しみが、また一つ増えたw


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| 昆虫寄生菌 | 00:01 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
予想的中
今年の3月26日の事。
とある場所を歩いていて、クマゼミの屍骸を拾った。
その場所は、道路に面した、ちょっとした林の周縁部。
歩道から丁度目の高さにあった法面の
雑草に絡まる様に転がっていた。
咄嗟にぱっと拾ったので、転がっている状態の画像を
撮る事をうっかり忘れてしまっていた……

セミの屍骸をわざわざ拾ったのには理由がある。

画像で判る様に、この屍骸は翅がボロボロだ。
この時期はまだセミは出て来ていない。
なので、当然このクマゼミは
前年の夏に出て来た物だ、と言う事になる。
半年以上の風雨に晒されたので、
この様に翅が風化してしまったのだ。

一見、当たり前の事の様だが、実は不思議な事なのだ。
セミに限らず、昆虫の屍骸は
通常ならばアリにすぐ運ばれて、地上には残らない。
だが、この屍骸は半年以上も放って置かれているのだ。

この場所は、車道に面した地面とは言え
林の隣接部なので、アリが棲んでいないとは考え難い。
つまり、このクマゼミの屍骸は
アリが持って行きたがらなかった物なのだ。
それは何故か。

冬虫夏草等の昆虫寄生菌は
寄生した屍骸がアリに運ばれて
分解されてしまっては自分が成長出来無い。
その為、菌はそれを回避する為に、
忌避物質を出してアリに運ばれるのを防いでいる、と言う。
と言う事は、このクマゼミの屍骸は
何かの菌に寄生されているのでは無いだろうか。
だから翅がボロボロになるまで放って置かれているのでは無いだろうか。

と、気になったので、拾って持ち帰り
培養してみる事にしたのだ。
この様に、転がっているセミの屍骸から
発生する物としては「セミノハリセンボン(→こちら)」が考えられる。
なので、それが出て来る可能性が高いのでは無いだろうか。

で、11日後の4月7日の様子がこちら。

チョロチョロと針状の物が出ている。
矢張り、このクマゼミの屍骸は
セミノハリセンボンに寄生されていたのだ。

こちらは4月11日の様子。

更に針が出て来た。

こちらは4月15日の様子。


こちらは4月20日の様子。


こちらは4月28日の様子。

すっかりハリセンボンになったw

こちらは5月14日の様子。

全身胞子だらけだw

アップで見ると、シモバシラの霜柱みたいに見える。

(シモバシラの霜柱→こちら

通常、セミノハリセンボンの子実体は
まち針状と言う事になっている。
だが、画像の物はまるでシモバシラの様だ。
考えるに、自然下では常に風の刺激を受けている為に
胞子は形成されるそばから飛ばされている。
だが、タッパの中で追培養していると完全な無風状態だ。
胞子は飛ばされる事無く次々に形成されて行くので
数珠繋ぎ状に塊になってしまうのだろう。
それが丁度シモバシラの様に見えるのだろう。


所で、このクマゼミの屍骸は
ご覧の様にセミノハリセンボン菌に感染していた。
だが、環境が合わなかった為に発生する事が出来無かった。
じっと潜伏し、発生出来る環境になるのを待っていたのだ。

セミノハリセンボンの発生には十分な湿度が必要だ。
だが、この屍骸があった元々の場所は、
とても乾燥した場所だった為
そのままでは発生する事は出来無かった筈だ。
セミノハリセンボン菌が
どれだけの期間、屍骸内で潜伏が出来るのかは判らないが
そう何年も待ち続ける事は出来無いだろう。

とすると、この屍骸はセミノハリセンボンの発生が出来無いままに
やがて朽ち果ててしまう事になっていたのかも知れない。
または、風に飛ばされ道に落ちて
人や車に踏み潰されていたかも知れないし
ゴミとして処分されていたかも知れないのだ。

セミノハリセンボンは、
『冬虫夏草図鑑』には「各種の林内地上に無造作に発生する」と
記載されている様に、
本当に無造作に転がっているセミの屍骸から発生する。
遥か昔々は車道や住宅地など無く
何処でも森や林だったろう。
なので、何時寿命が尽きて、どんな状態で転がろうと
セミノハリセンボンは発生しやすかったのだろう。

だが、その頃と環境はすっかり変わってしまった。
セミノハリセンボンの発生に向かない場所が
あまりにも多くなってしまっている。
なので、今回のクマゼミの屍骸の様に
感染しても子実体を発生させる事の出来無い個体も
少なくないのでは無いだろうか。

してみると、時々街中の歩道や、ベランダに
セミの屍骸が転がっている事があるのだが
それらもひょっとしたら「保菌者」なのかも
知れないのだよなぁ……

これからそう言うのを見付けたら
可能な限り培養してみようかなw


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| 昆虫寄生菌 | 00:00 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
つい……(^ω^;)
<前回の続き>

試料として送る物は、当然新鮮な個体の方が良い。
折角送っても、使い物にならなければ
わざわざ手間とお金を掛けて送る意味が無い(着払いだけどw)。

例えばこの個体。
ちょっと古い感じだった。



念の為、掘り取りをしようとした所、
少し離れた場所に妙な形に変形し
白いカビに覆われた子実体がある事に気付いた。


掘り取りをしてみたら、その二つは繋がっていた。

一つの寄主から発生していたのだ。

片方はカビでやられているし
もう片方はちょっと萎びた感じだし。
全体に勢いに欠ける様に思われたので
この個体を送るのは止める事にした。


この後、この個体は埋め戻した。



こちらの個体は、2本の子実体が融合していた。

しかも、既に萎びている。

この個体も念の為掘り取りをしてみた。


形は面白いが、試料としては使えそうも無い。
この個体も送るのは止めて、後で埋め戻した。


名古屋市東部で、
当方がオオセミタケの発生を確認しているのは
今の所、2箇所だ。
その内の一箇所、此処と同じ場所で
去年も妙な形になったオオセミタケを見た(→こちら)。

この場所は人に踏み荒らされる様な場所では無い。
だから、外的要因でこの様になったとは思い難い。
この場所でだけで、この様な妙な形の物が発生しているのは
何か原因があるのだろうか。
何か、変形しやすい劣性遺伝みたいな物でもあるのだろうか。
それとも、何か此処だけの環境要因でもあるのだろうか。

気になって某サイトに
この2個体の画像を投稿した所
「そんな物が生える事もあるでしょ(プ」みたいな反応で
軽くあしらわれてしまった。
うーむ……(^ω^;)



こちらの画像。
ちょっと判り難いが、3本の子実体が固まって生えていた物。


掘り取ってみたら、
案の定一つの寄主から3本生えている個体だった。


幼虫の体から、ガッツリ生えた柄が凄まじい。


大きな1本は、途中で二股になっていて
その先で融合して輪が出来ていた。


また、小さな子実体の先端には
何故か小さなポチがあったw


これも、先程の個体と同じ場所に発生していた。
子嚢果は接触していたのだが
こちらは融合していない。
矢張り、奇形になっている個体には
何がしかの理由がある様な気がするのだけどなぁ……


こちらは更に同じ場所から発生していた物。
子実体がとても大きかった。



掘り取りをしようとしたら
寄主は地面のすぐ下にあった。
殆ど露出している様な状態だったのでびっくりだった。


とにかく立派な子実体だ。




こうやって置くと
大きなカギ爪で押さえ込まれているみたいに見えるw




この2つのオオセミタケ。
ご覧の様に綺麗にクリーニングがなされている、と言う事は……












つい、持ち帰って自分で標本にしてしまったのだ……(^ω^;)

立派な個体だったので、送るのが惜しくなってしまったのだ。
日本菌学の貢献の為に、そう言う気持ちを押し殺す!!
と、決意していた筈だったのだが
素晴らしい現物を目の前にすると、
つい誘惑に負けてしまったよ……

ダメナアタシ……il||li _| ̄|O il||li



この記事を、依頼者が読んでいない事を祈るばかり(-人-) ナム〜
もし読まれても、怒らないで下さいませ……


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| 昆虫寄生菌 | 00:06 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
一石二鳥(または貢献)
突然ですが、此処で問題です。
次の画像の中に、オオセミタケがあります。
さて、何処にあるでしょうか???

(クリックすると少し大きな画像になります)
















正解は……


此処です!


と言う訳で、オオセミタケの季節になって来た。
とは言え、今年最初にオオセミタケを見たのは4月1日。
これは去年に比べると1ヶ月は発生が速い。
矢張りこれも温暖化の影響なのだろうか……

で、この個体。
柄が太い木の根の向こうに回り込んでいたので、
掘り取りは断念した。



こちらの個体は掘り取り成功。




こちらの個体も掘り取り成功。




冬虫夏草の掘り取りは楽しいなぁ……♪


所で、去年の9月、見知らぬ人からメールが届いた。
差出人は九州のとある大学の人。
佐賀県には親戚が居るが、どうもその人では無い。
そもそも、従兄弟とは言え、音信不通だし……

不審に思いながら中身を見てみると、
何でもその人は大学で冬虫夏草の研究をしているのだとか。
その研究試料としてセミタケが欲しいのだが
今年(08年)は異常気象の所為か、採取出来無かった。
ついては、もしセミタケがあれば送っては貰えないだろうか……
との事だった。
どうやらその人は、セミタケの発生や
生育の条件に関する研究をしている様だ。

確かに08年の夏は雨が少なかった。
当方の周辺でも、キノコの発生に影響が出ていた。
当方は遊びでキノコ観察をしているので
無ければ無いで、仕方無いと諦める事も出来るが
研究者となると、そうは行かない。
試料が無ければ仕事が進まないのだ。

恐らく、ネットでセミタケを検索し、
ヒットした所へ、手当たり次第メールを送ったのだろう。
此処の様な場末のキノコblogを見て送って来たぐらいだ。
相当切羽詰っていたのだと推察される。

だが、当方はセミタケは
以前住んでいた東大阪で2個体を採取したのみだ。
名古屋では未だ出逢えていない。
その旨、返信すると
比較対象の材料とする為に
セミタケ以外でも、何か冬虫夏草が採取出来たら
是非送って欲しい、との事だった。

当方、冬虫夏草を見ると、つい掘り取りをしてしまう。
それはとても楽しい事だからなのだが
実はそれに罪悪感を感じてもいた。
当方の様な一素人が冬虫夏草を採取しても
ただ死蔵してしまうだけだ。
単に当方の自己満足、収集欲の為だけに
貴重な生命を殺してしまい
今後の発生の芽を摘んでしまうのは実に申し訳無い。
まして、セミタケ等は発生する迄に7年も掛かっているのだし。
でも、見付けると、どうしても掘り取りをしたくなってしまう。
アンビバレントだ、ジレンマだ……

そんな時に、そのメールを受け取ったのだ。
当方が掘り取りをして、それをその人に送れば
どうしても掘り取りしたい、と言う当方の欲求と
どうしても研究試料が欲しい、と言うその人の利害が一致する!
これは正に一石二鳥だ!
しかも、日本の菌学に貢献が出来る(・∀・)♪
是非掘り取って送ろう!

だが、08年はその後、冬虫夏草は殆ど採取出来無かった。
そして今年、オオセミタケが発生し始めた。
なので早速連絡をしてみる。
すると、是非欲しい、との事。
手順を教えて貰い、梱包をする。

新鮮な状態を保つ為に、泥は付いたままで。
新聞で包むのだが、乾燥し過ぎない様にする為に
念の為少し霧吹きで湿らせた。



あくまでも「試料」なので、
ギロチンしていても、ギロチンした子実体だけでも大丈夫w



それを軽く包んで、乾燥しない様にビニール袋に入れる。



それを容器に入れ、更にビニール袋を被せる。

こうやって、その人の研究所宛に送った。

翌日、御礼のメールが届いた。
とても喜んでくれた様だ。
その文面から察するに、
何件送ったのかは判らないが
依頼のメールに応えたのは当方だけだったのかも知れない。

暫くして、「分離に成功した」とのメールも届いた。
当方の送った個体から
「オオセミタケの菌株」が作られたのだ。
今後、その研究室でオオセミタケが研究される際には
その菌株が利用される事になるのだろう。
ひょっとしたら、日本中世界中の研究者が
それを使う事になるかも知れない。
そう考えるとワクワク(・∀・)♪してしまうw

これから先、オオセミタケに関する論文が発表されたら
当方の送ったオオセミタケがそれの元になっている、と
思う事にしよう♪



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| 昆虫寄生菌 | 00:12 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
一安心
今回のblogは、人によって苦手な画像がありますので
前半と後半に分けました。
人によっては苦手と思われる、
掘り出した寄主の画像は後半に纏めました。
画像はオオセミタケ。
2008/05/12、名古屋市内のA公園で撮影。

名古屋で初めて出逢った冬虫夏草だ。
だが、ちょっと妙な形をしている。
1本はカビか何か、別の菌に寄生されている様だ。
もう1本は湾曲し、内側が膜が張られた様になっている。

『冬虫夏草の科学』と言う本によれば
愛知県の大部分は花崗岩地域で
冬虫夏草に取っては劣悪な環境なのらしい。
その中でも名古屋市東部は土壌と植生で言えば
比較的環境が良いのだとか。

その名古屋東部に転居して以来、キノコ探索をし、
冬虫夏草が生えそうな所の目星を付けていた。
そして、その場所でこれを見付けられたのが嬉しかった。
その場所で、この日は他に3個体に出逢った。




その2日後、B公園で出会ったのがこちらの画像。
この公園も目を付けていた場所だった。



とは言え、当方が睨んでいたポイントでは無く
とてもそう言うのが生えるとは思えない、
建物のすぐ近くで、家庭ゴミや瓦礫の混ざった斜面だったのが
ちょっと意外だったが。


その周辺一体を探索した所、他に5個体に出逢った。



その内の一つは
大きなペンチで無いと切れない様な
太い電線を丸めた物を隙間を通って生えていた為に
掘り取りは断念せざるを得なかった。


所で、B公園は小高い丘になっている。
複雑な地形で、斜面は幾つもあるのに
オオセミタケが生えていたのは一部の北側斜面だけだった。
もしや、と思い、地図でA公園のその場所を確認すると
北北西向きの斜面だった。

名古屋のこの地域の環境では
北側斜面にオオセミタケは発生するのだろうか。
もっと他の場所も探して、それを確認してみたい物だ。
そう言えば以前、オオセミタケに出逢っていた
滋賀県栗東市の山の斜面はどっち向きだったのか、
その時に見ておけば良かったなぁ……

とにかく、名古屋でも冬虫夏草が見付かったので
一安心(?)だよ……
名古屋が「虫草不毛の地」じゃなくて良かったw
以下、掘り取り後の画像を掲示しますので
その手の画像が苦手な方は見ない方がよろしいかと。
続きを読む >>
| 昆虫寄生菌 | 10:25 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
ムシカビ画像、大蔵ざらえ
ムシカビは昆虫遺体に発生する白いカビの
ボーベリア(Beauveria)属の総称。
虫体を菌糸で覆うが、子実体は発生させないので
所謂「冬虫夏草」には含まれない。
外見は白い粉状で見分けが付かないのだが
実際には沢山の種類に分類されているとの事。
顕微鏡で胞子を見ないと判別するのはまず不可能。
当方は顕微鏡を持っていないので当然判別不能。
なので「わーい、ムシカビだー(・∀・)♪」と見て喜ぶだけw

同じ昆虫糸状菌に分類されながら
冬虫夏草マニアからは「何だ、ボーベリアか……」と
素気無い扱いをされてしまう。
なので、発生が多い割にはwebでの画像は多くない。

当方も最初はそう言う態度だったのだが
色々な種類の物から発生しているのを見るにつけ
段々と興味を持つ様になった。
なので、見付けては片っ端から画像を取っていたら
ちょっと溜まって来たので
概ね小さい順に並べてUPする事にした。
ただ、一番小さい物としては
アリから生えているムシカビもあったのだが
小さ過ぎてちゃんと写すことが出来無かったのは残念だった……

小さなアブ(だと思う)に生えていたムシカビ。
丸っこくてぬいぐるみみたいでちょっと(・∀・)カワイイ!

2005/07/21、東大阪市内にて撮影。

種不明の毛虫。
水分が奪われた為に、完全に収縮してしまっている。
大きさは1cmくらい。

2005/06/17、東大阪市内にて撮影。

トビムシの仲間。
ヒバ(多分w)の樹皮に張り付いていた。
体長は約2cm。

2007/10/28、栗東市内にて撮影。

ゾウムシの仲間。

2006/09/14、東大阪市内にて撮影。

山に棲息する種類のゴキブリの仲間の幼生。
体長、約1.5cm。

2007/02/23、東大阪市内にて撮影。

種不明の甲虫。
体長は約2.5cm。

2007/06/19、東大阪市内にて撮影。

マイマイカブリ?

2005/08/30、東大阪市内にて撮影。

地面に落ちてひっくり返っていたカミキリムシ。
詳細な種類は不明。

2005/08/22、東大阪市内にて撮影。

枝にしがみ付いた状態でムシカビにやられていたカミキリムシ。
これも詳細な種類は不明。

2005/08/31、東大阪市内にて撮影。

カミキリムシ。
これも詳細な種類は不明。

2007/09/07、東大阪市内にて撮影。

キマワリ?

2006/09/01、東大阪市内

ダイコクコガネ?


2006/09/07、東大阪市内

アオバハゴロモ。
一見、異常が無い様に見えるが
近づいて見たら腹部が白い菌糸に薄く覆われていた。
数日後、経過観察に行ったら
行方不明になってしまっていたのが残念……

2005/10/12、東大阪市内にて撮影。

ガガンボ。
ちょっとピンボケなのが残念……

2005/06/12、東大阪市内にて撮影。

ハチ。詳細な種類は不明。

2006/06/07、東大阪市内にて撮影。

アオドウガネ。

2007/10/05、神戸市内にて撮影。

アブラゼミ。
セミの場合は別の種類の可能性も考えられる(『白→緑』参照)。

2005/08/31、東大阪市内にて撮影。

大きなシャクトリムシ。
当初、木の枝かと思ったw


2006/10/26、東大阪市内にて撮影。

キリギリス。
同行者が見付けたのだが
当方がムシカビ好きなのを知っているので譲ってくれた物w
バッタ類の白カビとしてはバッタカビがある。
バッタカビは罹患したバッタを
葉先などの高所に登らせる性質があるが(『戦略』参照
このキリギリスは画像の様に地面に転がっていたので
多分バッタカビでは無く、ムシカビの方なのだろう。

2006/10/29、栗東市内にて撮影。


コカマキリ。
山道の脇の手すりの下にぶら下がっていた。
これはまだ生えたばかりの新鮮な感じ。

2005/10/12、東大阪市内にて撮影。

オオカマキリ。
山の中の少し開けた場所の松の苗木にぶら下がっていた。
こちらは発生してから日数が経っていて、少し干乾びた感じ。

2005/10/18、栗東市内にて撮影。

こうやって並べてみると、中々に壮観だw
これからも色々なムシカビを探して行きたい。


所でカマキリに発生する冬虫夏草に
カマキリムシタケとカマキリタケと言うのがあるらしい。
『冬虫夏草図鑑』にはカマキリの卵嚢から発生する
カマキリムシタケの記述が載っている。
それによるとかなり発生が非常に稀な物なのだとか。
Webでの情報も殆ど無い。

一方、信濃毎日新聞社刊『信州のキノコ』にはカマキリタケとして
白い菌糸にまみれたカマキリの写真が載っている。
それが上の画像とそっくりなのだ。
だが、簡単な記述しか無く、外見ではムシカビとの違いは全く判らない。
Webでの情報も全く無い。

これが大珍品のカマキリタケなのか、ただのムシカビなのか。
一体どっちなんだろう。
カマキリタケだったら面白いのになぁ……


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| 昆虫寄生菌 | 11:25 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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