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薄紅……か?
以前、ウスベニイタチタケの事を書いた(→こちら)。

その記事中で、

 乾燥気味の時、と言う特殊な状態を元に命名されても……

との内容を書いた所、ある人から

 新種登録の際、基準になる標本(タイプ標本)は乾燥標本だから
 乾燥状態で命名するのは当然では?

とのご指摘を頂いた。

成る程、確かにそうかも知れない。
これはちょっと盲点だったなぁ。

だが、矢張り疑問が残るので
本当にそうなのかどうか、実験してみる事にした。

こちらは5/9に出逢ったウスベニイタチタケ。


矢張り薄紅とは言えないと思う。


こちらは収穫して約3時間後の状態。

これだと確かに「薄紅」だと言えるかも知れない。

こちらは翌日の様子。

「薄紅」とは言えなくなってしまったw

矢張り、「薄紅」と言えるのは、
「乾燥気味」と言う、至極特殊な状況下だけだった様だ。
命名した人が、本種を発見した状況が
たまたま「乾燥気味」だったのだろうか。

誤解を生んでしまいそうな命名だと思うけどなぁ……(^ω^;)


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| ヒトヨタケ科 | 00:06 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
絶景
もうすぐGWの晴天の日。
日差しはすっかり夏の様だ。

前日の雨が上がり
澄み切った青空を背景に、
聳える赤富士が鮮やかなコントラストを見せていた。

まるで、あの有名な浮世絵の様だった。
こんな風景が名古屋から見られるとは思わなかった。


















な訳は無く、これはこのキノコの画像を
思いっきり操作して捏造した物w

ぱっと見て「富士山みたいだなぁ……」と思ったので
画像操作をして遊んでみたのだが
赤くすると「赤富士」と言うより
高級な牛肉みたいになってしまったなぁ……w

こちらがその全景。

これはウスベニイタチタケだ。

「薄紅イタチタケ」と言いながら
ご覧の様に暗紅色と言うか、小豆色だ。





何でも、湿時の傘はこの様に暗色で
乾燥気味だと薄紅色なのだとか。
当方は雨上がりにしか出逢っていないので
この様に暗色の個体しか見ていない。
なので、「薄紅」と言われてもピンと来ない。

一般的に、華奢なキノコは水分が多い。
このウスベニイタチタケも同様なので
湿っていない時、と言う特殊な状態で命名されても、と
素人の当方は思ってしまうけどなぁ……

幼菌は更に色が濃く、殆ど黒だ(→こちらこちら
2008/05/30、名古屋市内の某公園で見付けて
一瞬「オオセミタケか!?」と思った正体不明のキノコは
どうやらウスベニイタチタケの幼菌だった様だ。



ネットで検索しても
「薄紅」と言える状態の画像は無かった。
当方の知る範囲では掲載されている図鑑は次の2つだけだが
その記載文も

『原色日本新菌類図鑑』……湿っている時は暗紅褐色、乾けば淡紅褐色
『カラー版きのこ図鑑』……暗紫褐色で乾くと帯赤褐色

と、「薄紅」を感じさせる物は無い。
掲載画像も、『カラー版きのこ図鑑』では小豆色、
『原色日本新菌類図鑑』に到っては、殆ど黒に近い濃褐色だった。

「薄紅」と言うと、日本の伝統色ではこうだし(→こちら)だし
当方は桜色を思い浮かべてしまう(→こちら)。

何とも誤解を与えてしまう命名だと思ってしまうけどなぁ。
命名件、先名権があるから仕方無いのだろうけどなぁ……


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| ヒトヨタケ科 | 00:15 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
けものキノコ
こちらの画像はイタチタケ。2005/07/05、裏山にて撮影。

イタチタケとは妙な名前だが、
傘の色からその名が付けられたとの事。
狐色をしていると思うのだが
「キツネタケ」と言うのが他にあるので
「イタチ」にした、と言う事なのかも知れない。
確かに、全体に細い感じがイタチの体形を想像させなくも無い。
傘の縁のフリンジが大きな特徴のキノコである。
だが、老菌になるとそのフリンジが消え、
ぱっと見は別種のキノコに見えてしまう事が多い。

因みにこのキノコは食べれる、との事。
だが、華奢なキノコなので食べでは無さそうである。
脆いキノコなので、料理中に形が無くなってしまう、と
書いているサイトもあった。
スープの浮き身くらいが良いのかも知れない。

こちらの画像はムジナタケ。2006/05/24、名古屋市内にて撮影。

イタチタケに極近い仲間だが
傘、柄共に表面の質感がイタチタケより荒く、
ゴツイ毛皮みたいな感じがするので
ムジナタケと名付けられたのだろう。

しかし、何故「タヌキタケ」で無かったのかは判らない。
因みにこれも食べれる、との事。
「むっちゃ美味!」と言う程では無いのか
試食例もあまり見付けられなかった。
見た目も美味しそうでは無いので仕方無いのかも知れない。
因みに、脂肪質が合うので
炒め物や天ぷらがお勧め調理法なのらしい。

因みにこちらは裏山で2007/07/02に撮影したキノコ。

当初、種類が判らなかったのだが
各特長はムジナタケと合致している様に思われる。
たまたま小型になってしまったムジナタケなのか
それとも近縁の別種なのかは不明……


こちらの画像はムササビタケ。2007/07/26、裏山にて撮影。

これもイタチタケの極近い仲間。
イタチタケよりは質感が荒い感じだが
ムジナタケ程ゴツクは無いので
「ムササビタケ」と名付けられたのだろうか。
ただ、イタチタケは個体差が大きいのか、
ムササビタケとの中間種の様な外見のキノコが良く見られ、
見分けの付き難い事が多い。
画像の物も、多分ムササビタケだとは思うのだが
あくまでも外見だけでの判断である。
因みにムササビタケも食べれる、との事。
だが、こちらはムジナタケ以上に知られていない為か
試食例をwebでは見付ける事が出来無かった。


この3種の和名。
多分同一人物が命名したのだろうなぁ。
今後、近縁の別種が発見された場合、
折角ならこのパターンを踏襲して命名して欲しい物だw
考えられる物としては

 タヌキタケ
 アナグマタケ
 テンタケ
 モモンガタケ
 ハクビシンタケ
 ヤマネタケ
 オコジョタケ

辺りだろうか。
個人的には「モモンガタケ」がお勧め、かな?w
上記の「小型ムササビタケ」は
実は「モモンガタケ」なのかも知れないなぁ……w


(注)ムジナはアナグマの別名ともタヌキの別名とも言われていますが
   此処では考えない事にしますw


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| ヒトヨタケ科 | 11:24 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
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