当方が追い求めているキノコは幾つかあるのだが
久し振りに「マダケの赤団子病」の事を書いてみたい。
以下、ズラズラと画像を並べ、
かなりの大長文になってしまいましたが
お読み頂けましたら幸いです。
また、総集編的に過去記事を
おさらいする記述をしてしまう部分も多いですが
ご容赦頂けましたら幸いです。
※赤団子病関連アーカイブス→こちら
「マダケの赤団子病」はその名の通り、
真竹の仲間に発生する寄生病の一種で
Shiraia bambusicola と言う菌(白井菌)によって
春に真竹の枝の途中に
赤みを帯びた灰白色の菌塊を発生させる寄生病だ。
一般にはあまり知られていないが、竹の園芸家の間では
美観を損ねる厄介な病気として知られている由。
だが、菌学者で研究対象にしている人は多くなく
菌類マニアの間でも人気が無い様で
色々調べようとしても情報がとても少ない。
名古屋東部の某公園で発生を確認して以来、
当方は毎年そこで観察をしていたのだが
ある年に罹患竹が伐採されてしまった為に、
その場所での発生が見られなくなってしまったのは
とても残念だ。
なので2014年以降、
番外編は何度か記事を書いていたのだが
本来の赤団子病の記事を書けなくなってしまっていた。
とは言え、何処かへ出掛けた折に竹林を見掛けた際には、
何とか其処を観察する機会を捻出しては
赤団子病を探し続けてはいる。
そんな成果を以下に。
こちらは2017年、岐阜県内にて。
こちらは2018年、愛知県内にて。
赤団子本体は見えていないが
画像の水滴の様な物は赤団子から分泌される甘露。
これは粘度が高く、水飴の様な質感。
そして本当に蜜の様に甘い。
内部に胞子(分生子)を包含しており
蟻に舐めさせる事によって拡散させている由。
こちらは2022年、三重県内にて。
こちらは2022年、岐阜県内にて。
天狗巣病が背景になっている。
この様に地道に探索と観察を続けている。
所で当方が赤団子病を追い続けているのは
江戸時代の書物のキノコの記事の中に
「竹蓐竹林中に生じ」と記載されていたのを
見た事が切っ掛けだ。
そしてその「竹蓐」に「すゞめのたまご」と
ルビが振られていたのだ。
(『日本山海名産図会』より 赤枠は当方による画像加工)
「竹蓐」って何?
「すずめのたまご」はどう見ても当て字(当て読み)だ。
そもそも本来は何と読むのだろう???
さっぱり判らない
色々調べた所、「竹蓐」は「チクジョク」と読み
「スズメノタマゴ」は Stereostratum corticioides
と言う菌によって引き起こされる
「メダケの赤衣病」の別名だと判明した。
だが、メダケの赤衣病は
竹の稈にマットな質感の物が薄く広がる寄生病で
とても「雀の卵」には見えない。
これは一体どう言う事なのだろうか???
と、疑問を持って調べを進めて行った所、
中国の古文書『本草綱目』の「竹蓐」の項で
複数の竹類の寄生病の事を
混同して記載してしまっていた為に生じた混乱が
原因だったと思われる事を突き止めた。
『本草綱目』は16世紀末に中国で刊行された
当時の博物学書、薬学書に当たる書籍だ。
過去の様々な文献の情報を取りまとめた大著で
その後の本草学に多大な影響を与えた。
だが、著者の李時珍は「竹蓐」の事を
良く知らなかった為に
「竹蓐」の項に「竹肉」「竹菰」「竹蕈」と
形も生態も違う、竹に関わる別の種類の物を
竹蓐の別名として一緒くたに記載してしまっているのだ。
曰く「鹿の角に似た白い物」、
「竹の枝に生える鶏卵状の肉色の物」、
「根の節に生える紅色のキクラゲ状の物」、
「弾丸の様な物で白キクラゲのような味」。
これだけ特徴の違う物を同じ物の別名扱いをしているのだ。
挿図は形状の異なる物を並列する形で描かれている。
まぁ、そう描かざるを得ないよなぁ。
その為、「竹蓐」は正体不明の謎の物として
混乱を来たす結果となってしまった。
『本草綱目』を絶対の教科書とした日本の本草家は
同書内に記載されている物が
日本の何に当たるのかを探求し、次々に比定していった。
だが竹蓐については、その正体の解明にはかなり悩んだ様で
多くは解釈を諦めて無視したり、
『本草綱目』の記述を簡略化して載せるに留めたり、
またはそれぞれが独自に解釈をしたり、と
余計にカオスな状態になってしまっていた。
高名な本草家であり、
日本の本草学に多大な影響を与えた小野蘭山も
『本草綱目啓蒙』の中で幾つもの異名を竹蓐に充てており
その中に「スズメノタマゴ」もあった。
それが見た目が全く卵らしくない「メダケの赤衣病」の事を
現在も「スズメノタマゴ」と呼ぶ様に
なってしまった原因だと当方は考えている。
上掲の『日本山海名産図会』の記述部分も
唐突に「竹蓐竹林中に生じ」としている辺り、
著者も竹蓐が何なのかを解っていないのだが
知識をひけらかす為、または
「竹蓐に触れる俺ってかっこいいや〜ん」と虚勢を張る為、
言わばマウント取りの為にわざわざ書いた、と
当方は邪推している。
そして、本来「スズメノタマゴ」と呼ぶべきは
「メダケの赤衣病」では無く
「マダケの赤団子病」の方では無かったか、
と当方は考えているのだ。
また、詳細は割愛するが
『本草綱目』の「竹蓐」の記述の中で混同された物には
「肉球菌」と呼ばれる物があるのでは無いか、と考えた。
「肉球菌」は日本には
自生していない種類の竹に発生する寄生菌で
その為、日本で観察する事は出来無い。
生態は赤団子病に似ているのだが
赤団子病は大きくてもウズラの卵大なのに比べて
肉球菌はテニスボール大、またはそれ以上にもなる、
と言う点が決定的に違っている。
(The MycoKey Mycelium blogより引用)
どちらも生薬の素材となっている点が興味深い。
肉球菌を一度見てみたいなぁと思い
香港に旅行に行った際に
生薬素材の卸店を何軒も回って尋ねた。
そして赤団子は購入する事は出来た。
だが肉球菌は香港では取り扱いが無かった様で
購入する事は出来無かった。
うーん、残念。
となると現地に足を運んで探さないとならないのかなぁ。
でも、それはあまりにもハードルが高いなぁ。
ただでさえ当方はコミュ力が低いのに
中国語も英語も話せない当方にはまず不可能だよ。
そもそも何処に生えているかも判らないしなぁ。
雲南省にはあるらしいけど、
日本より広い土地の中からどうやって探すと言うのだ。
でも何とか方法は無い物かなぁ・・・・・・
悶々としながら幾星霜。
ある時にwebで肉球菌を検索していた所、
中国の通販サイトの日本語版サイトで
肉球菌が取り扱われている事を発見!
(CHINAMARTのサイトから引用)
中国通販サイトの日本語版は他にもあったのだが
そこでは肉球菌の取り扱いは無かった。
このサイトは最近出来た物の様だ。
いやぁ、知らなかったなぁ。
これはチャンスだ。
これはもう購入するしかない。
それと、序でに赤団子も買ってみよう。
実は以前、香港で購入した赤団子と
京都・愛知・岐阜で採集した赤団子を
大きな一つの保存容器に纏めて入れて置いた所
そのどれかから虫が湧いてしまい
全てが食害を受けてしまっていたのだ。
ビニール袋に入った物も穴を開けられて食われてしまっていた。
因みに沸いた虫はアザミウマの仲間だと思われた。
保存容器の中は正に地獄絵図状態。
何せ外敵は入らない密室で
食料は潤沢にあるの天国なのだ。
それはもう、大量発生していた。
それこそ培養していた状態なのだからそれも当然だ。
あまりの事に悲鳴を上げそうだった。
あまりの光景に記録の為の撮影をする事すら出来無かった。
残せる部分だけでも何とか拾い集めようかとも思ったのだが
この虫が香港産だった場合、
当方がうっかり外に逃がした事によって
万が一国内で繁殖して大変な事になるかも知れない。
それを避けるには
これはもうこのまま蓋を閉じて処分するしか無い。
仕方無く密閉したまま可燃ゴミとして出した。
そのまま焼却場で灰になった筈だ・・・・・・
なので、手元には赤団子が無い状態だったのだ。
それをこの際、購入する事にした次第。
折角なら幾つかの産地のを買って比べて見る事にしよう。
と言う訳で「肉球菌」の他に
四川省産赤団子
(CHINAMARTのサイトから引用)
(wikipediaから引用)
河北省産赤団子
(CHINAMARTのサイトから引用)
(wikipediaから引用)
雲南省産赤団子
(CHINAMARTのサイトから引用)
(wikipediaから引用)
安徽省産赤団子
(CHINAMARTのサイトから引用)
(wikipediaから引用)
を注文してみた。
因みにそれぞれ日本円で1000円程。
最初に香港で買ったときは800円くらいだったから
少し値上がりしてるなぁ。
とは言えそれも10年以上前なのだから
値上げ幅で言えば微々たる物か。
さて、問題の肉球菌を注文する。
こちらは赤団子に比べると4倍の値段。
中々のお値段だなぁ・・・・・・
まぁ、それも仕方無い。
クレジットで支払い、注文完了。
さて、これで本当に届くのだろうか。
言ってはアレだが、C国のサイトなのだ。
まともな物が届かない可能性もあるし
そもそも詐欺サイトだった可能性もあるのだ。
だが、信じて待つしか無い・・・・・・
所でそのサイトは親切な作りで
オーダーステータスの更新がとてもマメだった。
それぞれの注文した物が現在どんな状況で
現在位置は何処なのかが詳細に更新されていた。
それを見る限り、順調に進んでいる様だった。
そして順調に中国を飛び立ち日本に到着し
税関の手続きが取られている、との表示が。
注文してから2週間後、その荷物が届いた。
それがこれ。
いかにも怪しいw
猫も訝しんでいるよw
開封すると各々が別の箱に入っている。
それを全て開梱。
いやぁ、中々壮観♪
これが遥々中国から海を越えてやって来たのだなぁ。
赤団子は見た所、地域的な差は無いみたいだなぁ。
まぁ、サイトで見た時からそうは思ってたけどね。
勿論、DNA的にどうかは判らないが
当方が調べた範囲ではその点に関しても研究はされていない様だ。
と言う事はこれらの赤団子病と日本の物は同一のDNAなのかなぁ。
まぁ、元々研究者の少ない分野だし
当方がwebで拾える範囲にその情報が無いだけで
実際には別種なのかも知れないけれど。
そもそも、販売会社がそれぞれ地域は違うけど
実は産地は皆同じだった、
なんてのだったら目も当てられないけどね。
さて、今回の本来の目当ての肉球菌。
果たしてどんな感じの物なのだろう
と、妙に小さいなぁ。
発生する個体に多少の大小の差異はあったにしても
これはあまりにも小さいではないか。
と、よく見ると「竹紅菌」と書いてある。
これは肉球菌の別名では無い。
肉球菌とは別の種類の竹類寄生菌の
Hypocrella bambusea(和名無し) の事だ。
この菌も日本では発生していない種類だ。
なんて事だ・・・・・・!
改めてサイトの画像を見てみる。
左上に「野生竹紅菌」としっかり書いてあるでは無いか・・・・・・
実はサイトには、この画像と共に別名として
野生竹紅菌 竹生小肉球菌 竹紅菌素 竹紅菌 野生竹紅菌
とも書いてあった。
この中の「竹生小肉球菌」に検索が引っ掛かったのだ。
それで当方は「やった!肉球菌だ!」と思い込んでしまったのだ。
だが、この別名は当方が参考資料にした
中国の書籍『中国薬用真菌』にも
その日本語版である『中国の薬用菌類』にも
中国の増補版である『蕈菌医方集成』にも無かった。
「竹生小肉球菌」では無く「竹生小肉座菌」は
どの書にもあったので、
「竹生小肉球菌」はサイトを作成した人が間違えたのか、
サイト作成者が個人的に使っている呼び方なのか、
書籍発行以降に定着した呼び方なのかは当方には判らない。
何にしても、竹紅菌は本来当方が欲しかった物では無い。
何てこった・・・・・・
矢張り肉球菌を入手する事は出来無いのかなぁ。
凹んだ気分で更に検索を掛ける。
今度は「肉球菌」で無く
学名の Engleromyces goetzei で検索をする。
と、別の中国の通販サイトがhitした!
(Health Wisdomのサイトより引用)
これこそ肉球菌だ!
しかしこちらは日本語の対応をしていない。
幸い、英語のサイトなので
webでの機械翻訳を駆使して何とか注文をしてみた。
先の竹紅菌と比べると倍の値段。
つまり赤団子の8倍の値段・・・・・・
だがそれも仕方無い。
あるかどうかも判らない現地に行くよりも
確実に入手出来るのだ。
その対価なのだ。
仕方無い!
そう言い聞かせて思い切って注文。
と、サイトから返事が。
それを機械翻訳をすると、
なんとサイト掲載の2倍の量を注文しないと
送れないのだとか。
ただの手違いなのか
海外へ発送する場合の縛りなのかは判らない。
だが、と言う事は赤団子の16倍の値段になる・・・・・・
(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!
だがそれも仕方無い。
仕方無いのだ!
それで注文しなければ仕方無いのだ!
それこそ清水の舞台から飛び降りる勢いで注文!
何度もやり取りをして此処まで一週間。
クレジットの支払いでもトラブルが発生し
その為だけに何度もやり取りをして更に一週間。
何とか注文完了。
本当に届くのだろうか・・・・・・
言ってはアレだが、C国のサイトなのだ。
まともな物が届かない可能性もあるし
そもそも詐欺サイトだった可能性もあるのだ。
だが、信じて待つしか無い・・・・・・
毎日サイトのオーダーステータスを見ていたのだが
何の動きも無い。
不安になりながら待つ事更に一週間。
突然オーダーステータスが動き始めた!
ちゃんと注文は通っていた様だ!
ちゃんと手続きをしてくれている様だ!
更に待つ事一週間。
中国を飛び立ち日本に到着し
税関のチェックを受けている旨の表示が。
そしてやっと届いた!
注文を始めてから一か月で遂に肉球菌が届いたのだ!
竹紅菌の時とは違う重量感。
今度こそ本物の肉球菌だ!
ワクワクして開ける。
で、出て来たのがこれ。
あっ、そうか、そうだよね・・・・・・
生薬の素材として売ってるんだよね・・・・・・
だからスライスして乾燥した物になるよね・・・・・・
赤団子と竹紅菌はそのままの形状で届いてたし
サイトには丸のままが載ってたから
丸のままの形の物が届くと思ってたのだけど
あくまでも生薬の材料だもんね・・・・・・
生薬の材料って、スライスして乾燥させるもんね・・・・・・
こうやって届くのは当然だよね・・・・・・
標本を売ってる訳じゃないもんね・・・・・・
そうだよね・・・・・・(´・ω・`)
ちょっとショックだった。
これじゃぁ元の形が正確には判らないもんなぁ・・・・・・
だが、これで良しとしよう。
実際、決死の思いで現地に行って
必死にコミュニケーションを取って竹藪を探して
運良く肉球菌の現物を採取出来たとしても
検疫の関係からそれをそのまま持ち込めるとも思えないしなぁ。
学者でも無い当方が海外から寄生菌の塊を入手しようとした場合、
スライス乾燥品になってしまうのは仕方無いだろう。
袋には「肉球菌」とのシールが貼ってある。
今度こそ本物の肉球菌だ。
良かった・・・・・・(つД`)
とにかく現物を入手する事は出来たのだし。
こう言う状態でも実物を手にする、と言うのはやはり違う物だ。
取り敢えず開封して中身を見てみる。
いやぁ、矢張り大きいなぁ。
赤団子病と全然違うよ。
これなんかは二つ折りになっててこの大きさだ。
これはソフトボール大以上だったのだろうなぁ。
折角なら赤団子、竹紅菌と並べて比べてみる。
これだけ大きさが違うのだなぁ。
肉球菌の外縁部はこんな感じ。
上掲の肉球菌の画像でもそうだったけど
赤団子に比べると色味は薄い。
画像の生の状態では赤味はあったが
乾燥するとかなり色褪せてしまう様だ。
因みに各々の匂いについて。
以前、赤団子については最初の記事で
「何とも表現の出来無い、独特の香り」と書いた。
グルメリポーターでもない当方には困難な事だが
それを無理矢理言語化すると
「甲虫のニオイに鰹節の匂いを足して薄めた感じ」
となるのだろうかなぁ。
それで想像して頂けたら有難い。
漬け込んだ焼酎の味は
更にそれが強くなった感じだった。
ちょっと生臭さを感じる気がした様な記憶が・・・・・・
竹紅菌は赤団子のそれにかなりの香ばしさを足した感じ。
ワインで言う所の「樽香が強く感じられる」となるのかな?
肉球菌は赤団子を薄めた上に
ゴマ油の香りを少し加えた感じかなぁ。
何にせよ、「独特の香り」と言うしか無いw
因みにそれぞれの菌は分類的にはそれほど近い訳では無い。
子嚢菌門
└クロイボタケ綱
└プレオスポラ目
└シライ科
└白井菌(赤団子病)
子嚢菌門
└フンタマカビ綱
└マメザヤタケ目
└クロサイワイタケ科
└肉球菌
子嚢菌門
└フンタマカビ綱
└ボタンタケ目
└ボタンタケ科
└竹紅菌
目違いと言う事は人間(霊長目)で言えば
ネズミ目、ウサギ目レベルの違いとなる。
綱違いと言う事は人間(哺乳鋼)で言えば
脊椎がある事が共通しているだけで
クジラ、トカゲ、魚レベルで違う事になる。
だがニオイ的に似通った所があるのは
竹の寄生菌と言う共通点から来る物なのだろうかなぁ。
これこそ正に「百聞は一見に如かず」だなぁ。
予定外のアクシデント?で竹紅菌を入手した事によって
新たな知見、情報を得る事も出来た。
『本草綱目』の「竹蓐」の記述の考察にも
この事を加えて更に追及して行きたい。
その為に日中の色々な古文献を更に調査したいなぁ。
日中の本草家が「竹蓐」とどう格闘したのかを
もっと詳しく知りたい。
そして、最終的には矢張り中国の竹藪に行って
肉球菌を直接探さないとならないのかもなぁ・・・・・・
今から中国語を習得するのは難しいし
肉球菌が発生している竹藪に詳しい現地の人と
知り合って仲良くなるのも
かなり難しいよなぁ・・・・・・(;´Д`)
所でプラスチック容器入りのヤツ。
良く見ると中に怪しげな粉が。
これは虫の糞だ。
中で虫が湧いてしまっているのだ。
おいおい、こんな状態で売ってるのかよ。
まぁ、1個でもチェックをすり抜けてしまうと
こうなってしまう訳なんだよなぁ。
怖い怖い。
前回の大損害の二の舞はしたくないので
届いた物はすべて一度冷凍庫で完全に凍らせた。
これでもうあんな目には遭わない筈だ。
何せ大金と多大な労力の結果、入手した物なのだから
可能な限り一日でも長く手元に保存して置きたいもんなぁ。
中国の得体の知れない虫を増殖させてみる、と言う
怪しい誘惑に駆られる所が無かった訳では無いけどねw
※赤団子病関連アーカイブス→こちら