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噂じゃない食材
こちらの画像はセンニンタケ。


この個体は2005年9月10日、岐阜県荘川村にて撮影した物。
センニンタケとは「仙人茸」の意だが
命名の由来は不明だ。

腎臓型の傘に、偏心性の柄。
管孔がある為、一見イグチの仲間に見えてしまうが
ニンギョウタケモドキ科という、全く別の種類。
発生はやや稀、との事で
色々なキノコに出逢うこの荘川村でも
当方は極一部の場所で、しかも極たまにしか出逢えない。
掲載されている図鑑も多くなく
掲載されていても、山渓刊『日本のきのこ』では
とても小さな画像に簡素な解説文、と言う
実に粗末な扱いを受けている。

発生環境については未解明の部分が多い、との事。
モミ等の針葉樹との菌根菌、とあるが
東北の発生例ではブナとの菌根関係も推測されているらしい。
確かに当方が見たこの場所は、ブナの多い混生林だった。
図鑑には「林の裸地や、切り通し面に発生する」とあった様に
実際この個体も草の多い法面に発生していた。

2005年以来、出逢えずに居たのだが、
今年久し振りに再会した。
こちらは2009年8月18日に撮影。




前回もそうだったのだが
斜面の足場の悪い場所に発生していた為に
良い角度で撮影する事がどうにも難しい。
なので、全体像が判り難い画像なのがちょっと残念だ。

所で、センニンタケは食用になる、との事。
家の光協会刊『カラー版 きのこ』には
「重厚な食味を熟読玩味されたい」とある。
どう言う味なのか全く想像が出来無い。
webで検索したが、試食体験記も見当たらなかった。
なので、折角だから食べてみる事にした。

「若いものを選ぶ」とあるが、
今回出逢った物は残念ながらどちらも若くない。
取り敢えず二つを比較して、損傷の少ない方の個体を選んだ。
老菌に差し掛かった成菌だが、この際仕方無い。

持ち帰って虫出し後、早速調理を。


硬そうな柄は捨てて、傘のみを使用する事に。

「鉄板焼き、すき焼き、油いため、てんぷら、フライ」とあるが
設備の関係で、取り敢えず味噌汁の具にしてみた。



で、食す。

ちょっと変わった食感だ。
歯応えのある高野豆腐、と言った感じかなぁ。
味もシイタケの様な普通のキノコとは少し違うが
それをどう表現したら良いかが判らない。
成る程、「熟読玩味」する味かも知れない。
彦麻呂だったらこれを表現する術を持っているかなぁ。

だが、矢張り幼菌で、油を使った料理の方が合う様だ。
または佃煮みたいな濃い味付けが良いかも。
そう言う意味ですき焼きは合うのだろうなぁ。
味噌汁ではちょっと物足りない感じだった。
「重厚な食味」の一端は垣間見れたとは思うけど。

今度収穫する機会があったら
是非このキノコの実力を引き出して
より美味しく食べてみたいなぁ
このキノコは優秀な食菌である事は
この地域で知っている人は居ない、と言うのも嬉しいしね( ̄∀ ̄)

皆様も是非一度お試しあれ。
万が一の時は、当方は責任を取りませんが……

と、前回と同じ締め括りだったりしてw


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| ニンギョウタケモドキ科 | 00:07 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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