2007.05.30 Wednesday
秘伝らしいw
画像はニクウスバタケ。
漢字で書くと「肉薄歯茸」。
字の通り、薄い歯の様な突起が傘裏にある、
肉色のキノコである。
2006/11/27、裏山にて撮影。
傘がとても数多く密集している。
新鮮な個体だったので、肉色も鮮やかだ。
密集している様子を俯瞰して撮影したので
バラや牡丹の花みたいにも見えるw
こちらは2006/05/22、名古屋市千種区にて撮影。
発生している枯木に背着的に大きく広がっている。
その為か、傘はあまり密生していない。
しかも古い個体なのでかなり白っぽくなっている。
こちらは2006/06/16、裏山にて撮影。
傘の分布は1〜3枚目迄の画像のに比べるとややまばら。
名古屋での個体の様に背着的に広がっても居ないので
両者の丁度中間のタイプと言えようか。
やや古い個体で雨に当たっていた所為か
少し脱色してしまっている。
この点でも中間タイプと言えるw
ニクウスバタケは日本では普通種との事。
裏山では良く見掛けるキノコであるが
あまり一般には知られていない。
食用にも薬用にもならない様なので
このキノコが扱われている図鑑も多くない。
だが、ニクウスバタケの発生した枯木には
オオクワガタが居る可能性が高い、との事で
オオクワマニアの間では有名なキノコなのらしい。
「オレンジ色のカワラタケを探せ!」と言うのが
オオクワ探索の秘伝になっているのだとか。
色々な世界に、それぞれの世界ならではの
面白い情報がある物なのだなぁ……