CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 仲良しでは無い(筈w) | main | ザラっていない…… >>
悩んだ結果
こちらの画像は昨年の7月26日、裏山にて撮影した物。

山道脇の斜面にイキナリ大きな老菌があった。
テングタケ科だろう事は判ったが、それ以上は不明。
この裏山に、こんなにも大きなキノコが生えていた、
と言う事にまず驚いた。

その5日後、また裏山に行ったら
同じ場所に成菌と幼菌があった。



立派なテングタケ科のキノコだ。

1000円札と比較すると、先ほどの老菌と同等の大きさなのが判る。


ひだがとてもキレイ(・∀・) ♪


そう言えば何年か前、この山でキノコを撮影していた時に
通りがかった初老のオッサンが
「上の神社の脇にでっかい白いキノコがあったで!」と言っていたのは
このキノコの事だったのかも知れないなぁ。
オッサンの言うその場所は、かなり山道を上った所なので
その時は見に行くのを断念していたのだ。

で、当初、当方はこれをドクツルタケだと思っていた。
白い大きなテングタケ科のキノコとしては
ドクツルタケが有名だ。
ドクツルタケは名の通り毒キノコ。
それも、一本食べればまず死ぬ、と言う猛烈な毒だ。
割と普通に生える種類で
知らないと美味しそうに見えるのか、毎年中毒事故が起きている。

ドクツルタケは全体が純白のキノコで
その色合いから「死の天使」の異名がある。
だが、画像のキノコはドクツルタケにしては
傘の色がベージュがかっている。
ドクツルタケは、まれに傘がピンクを帯びている事があるそうだが
それとはどうも違う感じだ。
また、良く見ると傘周縁に条線がはっきりと見えている。
それはドクツルタケには無い特徴だ。

また、ドクツルタケは柄に大きなササクレがあるのだ特徴だが
このキノコのササクレはかなり控えめで
画像でははっきり見えない程度だ。
その点ではシロタマゴテングタケとも思える。
だが、どうもそれでも無い様だ。
となると何だろうか……

色々調べた結果、画像のキノコは
ミヤマタマゴタケでは無いか、と考えるようになった。
ミヤマタマゴタケは「深山卵茸」の意味。
以前、一度岐阜の山中で出逢った事がある。



その場所が海抜1000m地帯だった事と、
その名に引きずられてしまった為に
ミヤマタマゴタケは深山に発生するキノコなのだ、と
勝手にイメージしてしまっていた。
裏山のこの場所は海抜100mも無い筈だ。
なので、ミヤマタマゴタケがこんな場所に生える訳は無い、
こう言う場所に生えるのはドクツルタケか
シロタマゴテングタケなのだ、と思い込んでしまっていたのだ。
だが、webで調べるとミヤマタマゴタケは
必ずしも深山に生える訳では無いらしい。

また、ミヤマタマゴタケは傘色の個体差が大きいらしく
白色〜褐色まで多岐にわたる、との事。
淡色タイプ1】【淡色タイプ2
褐色タイプ

そうなると、白色タイプはドクツルタケ、
褐色タイプはタマゴテングタケモドキ
ドウシンタケ、更にチャタマゴタケ
と紛らわしくなってしまう。

ミヤマタマゴタケが独立した種として
新種記載されたのは2001年。
幾つかの仮称があったが
正式な新種記載を機に「ミヤマタマゴタケ」に統一された、との事。
2002年時点では、北海道、千葉、静岡、岐阜の4道県と
発生報告例はあまり多くなかったのだが
その後あちこちから報告される様になったらしい。
と言う事は、突然ミヤマタマゴタケの発生が増えたと言うより
長い間、他のキノコとと混同されていた物が、
ミヤマタマゴタケと認識される様になった、と言う事なのだろう。

以前、とある方から「熊本でも採取記録がある」と
教えて頂いた事もある。
となると、大阪で発生していても不思議は無いだろう。

と言う訳で、この裏山のキノコは
白色に近い淡色タイプのミヤマタマゴタケだ、と言う事にして置こう。
いやぁ、結構悩んだけど、その分とても楽しませて貰ったよw


※その後、ハマクサギタマゴタケと言う
 種類があるのを知りました(→こちら)。
 ツバの形状から見ると、
 当方が「ミヤマタマゴタケ白色タイプ」とした今回のキノコは
 ハマクサギタマゴタケの可能性が高いです。
 匂いを嗅いでおかなかったのが残念です……


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村 花ブログ きのこへ人気blogランキングへ
| テングタケ科 | 15:24 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
はじめまして!
最近、急激にキノコに興味を持ち始めて、トラコミュからお邪魔しました。
きれいなキノコですね〜、キノコって微妙な違いでいろんな種類がありますねー。

私は、秋田出身なので、家族も周りの人もみんなキノコ大好き、ちょっと山に入ると(たまたま通りかかっただけとか、ゴルフ場なんかでも)、みんな、すぐキノコを採り出します。
子供の頃は、興味がなかったのですが、今になって、ちゃんと大人に教えてもらってたらよかったー、と後悔。
でも、そのビミョーな違いというような繊細さ(?)が、大雑把な私には、ついていけないかも・・・という気もしますが。
目で楽しむのがいいですね、見てると和んできますよね、いじらしくって(毒があってもなくても)。
| ☆青☆ | 2008/01/16 12:37 PM |

>>☆青☆さん
ご来訪&コメント有難う御座居ますー

キノコって、ホントに不思議で可愛いですよね♪
色も形も生態も様々で、調べれば調べるほど奥が深くて
エキサイティングでワクワクします。

ご覧の様に、当方のblogはマニアックな物ばかりですが
またよろしければ覗きにいらして下さいませ(^−^)
| まねき屋 | 2008/01/17 1:33 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kinoko-nikki.hariko-manekiya.com/trackback/378199
トラックバック