キノコ画像を色々と撮っていて
現場ではちゃんと写せている、と思っていたのに
帰宅後にパソコンで確認すると
実際にはそうでなかった画像と言うのが少なくない。
それは当方の撮影技術の未熟さなので
自分を責めるしか無いのだが
相手が滅多に出逢えないキノコだったりすると
とても残念な事になってしまう。
今回のもそんな一枚。
2007/05/28、名古屋市内の某緑地公園を歩いていて、
ふと足元を見たら画像の物が転がっていた。
何かの硬質菌の残骸だろうなぁ、と軽く考えて
残骸だから無視しようか、と思ったのだが
念の為に、と裏返して見てドキッとした。
ヒダが同心円状になっている。
これはウズタケではないか!
ウズタケは発生の稀なキノコとの事。
更に、この様にヒダが同心円状になっているのは
このウズタケとワヒダタケしか無いと言う。
このウズタケが既に残骸なのは残念だが
これは是非画像に残して置かなければ。
早速撮影。
大きさの比較の為に1000円札を置いてみる。
よし、これで良いだろう。
帰宅後、パソコンで画像を確認。
すると、写りが何となく中途半端……
幾ら残骸だったとは言え、
もう少し特徴を表した風に写せなかったか物なぁ。
これでは何が何だか、良く判らないじゃないか。
今後、ウズタケに出逢えるかどうかは判らない。
これが最初で最後のチャンスだったかも知れないのだ。
もうちょっと何とかしたかったなぁ……
因みに、ウズタケは発生が稀なだけに
webでの情報も少ない。
日本語のサイトではこちらがお勧めかと。
学名「Coltricia montagnei」で検索して全世界の情報を見た場合は
此処が一番良い画像かも。
自分の画像がそれに加われなかったのは実に残念だ……
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