CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< マスタケはややこしい | main | 救出と成仏 >>
掘り出し物
2009/05/09の事。
名古屋のオオセミタケはもう終わってしまった様だ。
今年は発生が早かった分、終わるのも早かった。
この日、やっと見付けた1本も、既に萎びていた。

これでは資料として送る事も出来無い。

標本として採取するのも忍びない。
コイツには、このまま此処で胞子を飛散して貰って
7年後の再会を待つ事にしよう。
だが、一応念の為、
掘り取りをして確認だけはして置こう。

早速掘り出しを始めたのだが
木の根が邪魔をして寄主が取り出せない。
根切りで何とか切断して引き抜き
寄主を取り出す事に成功した。

その後、この個体は埋め戻した。


所で、根を引き抜いた際に
何かが飛び出る様にしてボトッと落ちた。
何だろう、と拾い上げてみると
それもセミの幼虫だった。
そして、体から何か出ている。

こ、これは?

なんと、ツブノセミタケだった。
オオセミタケのすぐ隣に
ツブノセミタケがあったのだ。
全然気付かなかった……
それこそ、思わぬ掘り出し物だ。

ツブノセミタケはオオセミタケと違って
子実体が何年にも渡って成長して行く。
図鑑によると、子実体を発生させて
4年目にやっと結実をするのらしい。
見た所、このツブノセミタケは既に
2〜3年は成長していた様に見える。

今まで気付かなかったなぁ。

ツブノセミタケはひたすら地味で
更に地上部が小さく目立たないので
結構気合いを入れて探さないと
中々見付けられないのだ。
ちょっと油断をしてしまっていた。

オオセミタケと違って
ツブノセミタケは寄主が地下深くにある場合が多い。
更に、柄が細い為に
掘り出そうとしても
途中でギロチンをしてしまう事も多い。
所が今回は、柄が短かったとは言え
無傷の状態でポロッと出て来た。
この様にツブノセミタケが
偶然の機会に寄主と子実体が
無傷で掘り出される、と言う例は
多分少ないだろうなぁ。

で、このツブノセミタケ。
まだ子実体が生えかけなので
経過観察をする為に埋め戻す事にした。
そして、当方には判る様に、
それでいて他の人には判らない様な、
ちょっとした目印をして置いた。

06/12、その後の様子を見に行く。
埋め戻したツブノセミタケは無事に定着している様だ。

良かった。
このまま、また胞子を撒いて欲しい物だ。

ついでに周辺を探索する。
すると、更に未熟なツブノセミタケを発見。


数えたら、全部で11体見付かった。
此処はちょっとした壷だった様だ。

こちらの個体には子嚢果が形成されていた。


茶色のツブツブが子嚢果だ。
と言う事は、この子実体は4年目、と言う事になるのだろうなぁ。

試しに1体掘り出しに挑戦する。

だが、寄主は深くにある様だ。
かなり掘り進めないと届かない様子。

なので、今回は此処までで諦めて埋め戻した。
また暫くして子実体が成熟したら
別の個体でチャレンジしてみようかな。

偶然とは言え、この場所にオオセミタケ以外の
セミ生冬虫夏草が発生している事が判った。
ひょっとしたら、他の種類もあるかも知れないなぁ。
これから注意して探してみよう。
この場所の楽しみが、また一つ増えたw


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村 花ブログ きのこへ人気blogランキングへ

| 昆虫寄生菌 | 00:01 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
ユンボ貸すよ。ユンボ。

一括で掘れるよw
| きのこ堂 | 2009/06/20 12:45 AM |
あ、ちばたんはユンボ持ってるのね。貸して!
| カグー | 2009/06/20 12:57 AM |

こんな所で建設機材レンタルの営業が行われている……(・∀・;)
| まねき屋 | 2009/06/20 1:29 AM |
どうもです。

これも資料としてお小遣い稼ぎできそうなのに
しなかったようですね…。

さてこちらではいまだに冬虫夏草を
発見できてないです。
そもそもセミがいないのですが、
それ以外の寄生菌でメジャーなやつなどないですかね〜。
| gikusa | 2009/06/20 1:53 AM |

>>gikusaさん
子嚢果の無い物は送るには早いかなーと思いまして。
でも、その辺聞いてませんでしたねー
次回、行く前に確認しないとw

カナダにはセミは居ないのですか……
アメリカでは17年ゼミに冬虫夏草が生えるとか
聞いた事はありますが。
あとメジャー所では蛾・チョウやカメムシオサムシ辺りでしょうか。

名古屋では今の所コナサナギタケと言うヤツの
小さな個体しか見た事無いのですねー
http://www.geocities.jp/ks_kinoko/kininaru-html/kinoko-html-ka-ko/konasanagitake.html
小さ過ぎて、記事にする程のネタにならないのですw
| まねき屋 | 2009/06/20 9:28 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kinoko-nikki.hariko-manekiya.com/trackback/886187
トラックバック