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<< 赤団子を求めて七五〇里 | main | 意外な味 >>
持つべき物は
当方、未だ出逢えぬ憧れのキノコが幾つもある。
それは発生の稀な珍菌もあれば、
珍しい物では無いが
当方の周辺ではなぜか発生していない物もある。

その一つがオニフスベ(→こちら)。
珍菌と言う程では無いが
妙な形で、大きくなる事の多いキノコなので
発生したら新聞の記事になる事も少なくない。
当方は今までに3回、ボロボロの老菌、残骸に
出会っているが(以前の日記→こちら
若い状態の物には未だ出逢った事が無い。
何時か、あの真っ白なでかい塊に出逢ってみたい物だなぁ。

と、そんな話をしていたら、菌友Jさんから
ヤマドリタケモドキのお裾分けと一緒に
オニフスベが送られてきた。
それがこれ。
onihusube100703-1.JPG
Jさん、どうも有難う御座居ました(^−^)/

ぱっと見、ソフトボールか何かに見えてしまう。
当方が最初に見たオニフスベの残骸も
当時住んでいた東大阪の裏山の藪の隅っこに
ゴミと共に転がっていた物だったので
最初はハンドボールが打ち捨てられて
ボロボロになった物かと思った物だ。
当時、デジカメを持っていなかったので
画像で残せていないのがとても残念だ。

送り主のJさんは、当方がこれを食べて
それを記事として書いてくれる事を
期待していた様なのだが
近縁種のノウタケ、ホコリタケを食した経験から
当方の口にはあまり合わない事が
予想されたので(→こちら
試食は辞めて、折角だから標本として保存する事にした。
Jさん、ごめんなさい……m(_ _;)m

で、乾燥させる。
onihusube100703-2.JPG
段々にシワシワになって来た。

最終的にはこの状態に。
onihusube100703-3.JPG
まるで脳みその様だw

生の状態の瑞々しさが無くなってしまうのは
仕方無いと言うか、当然なのだが
矢張りキノコは乾燥させると
原型を留めなくなってしまうなぁ……
残念。
とは言え、乾燥の段階を観察出来たのも
貴重な体験だ。
それにしても持つべき物は菌友だなぁ(^−^)



もう一つの出逢ってみたいキノコはスミレホコリタケ。
こちらは珍菌の部類。
発生が少ない為か、掲載されている図鑑は無い様だ。
webでの情報も少なく
同じく珍菌で近縁種のキクメタケ(→こちら)と
混同されている場合もある様だが
こちらには貴重な成長記録がある(→こちら)。
当方は、こちらも朽ち果てた残骸にしか
出逢っていない(→こちらこちら)。

と、ある日、菌友Hさんを通じて
とある人からのキノコの画像が送られてきた。
白いノウタケの様な幼菌。
スミレホコリタケかキクメタケか、
どっちか判ったら教えてくれ、との事。
それは雰囲気的にスミレホコリタケに見えるが
幼菌の段階で肉眼的に判断するのは難しい。
スミレホコリタケの可能性が高いが要経過観察、と返信した所、
今度は、そのとある人から直接メッセージを頂いた。
そして、そのキノコのその後の様子が知らされた。
それは綺麗に紫色になっていた。
これはスミレホコリタケ以外考えられない。
その旨を伝え、良かったら標本として
送って貰えないだろうか、と依頼したところ
その方は快諾し、送ってくれた。
それがこれ。
sumire100703-7.JPG
褐色を帯びているが、完全に紫色。
正真正銘のスミレホコリタケだ。
sumire100703-2.JPG
Oさん、どうも有難う御座居ました(^−^)/


所で、最初にOさんの画像が送られて来た同じ日。
別の菌友Tさんからキノコの画像を見せて頂いた。
それもどうやらスミレホコリタケの幼菌に見える。
Tさんにも経過観察をして頂いた所、
そちらもスミレホコリタケと判明。
良かったら標本として
送って貰えないだろうか、と依頼したところ
Tさんも快諾してくれて、
Oさんのと相前後して届けられた。
それがこちら。
sumire100703-1.JPG
Tさん、どうも有難う御座居ました(^−^)/

こちらはやや小振りの様だ。
一部には表皮の凸凹の具合が残っている。
sumire100703-4.JPG
生々しくて良いなぁw

こちらは老熟前の成菌。
sumire100703-5.JPG
全体に灰褐色。
この時点ではまだ全然紫では無い。
「ノウタケだ」と言われても判らない。

一部を切って中を見てみる。
sumire100703-6.JPG
中身も灰褐色。
これのホンの数日後にド紫に変色していた、との事。
短期間で劇的に変化するのだなぁ。

こちらは梱包されていたビニール袋。
sumire100703-3.JPG
底に紫色の胞子が溜まっていた。
これを蒔いたら、何年か後には
スミレホコリタケが生えて来てくれるのかなぁw

折角なので、Oさんのスミレホコリタケと記念写真♪
sumire100703-8.JPG
微妙に色合いが違っているのも面白い。

更に、以前当方が拾った
スミレホコリタケと思しき残骸と記念写真。
sumire100703-9.JPG

更についでに、ノウタケ残骸と記念写真。
sumire100703-10.JPG
こうして並べてみると、明らかに色が違うのが判る。
右端の当方の拾ったヤツは
矢張りスミレホコリタケで良い様だ。


所で、OさんとTさんに見せて頂いた
画像の撮影日を見ると全く同じ日だった。
撮影場所は兵庫県中部と大阪府北部。
同じ関西エリアとは言え、結構距離が離れている。
これはひょっとして今年は全国的に
スミレホコリタケが「来てる」のか!?

早速、以前スミレホコリタケの残骸を
拾った場所に行ってみた。
すると、藪が払われて、柵が作られていた。

近い内に此処に何かが建つのだろう。
この場所でのスミレホコリタケは
完全にもう望めないなぁ。
折角今年は「来てる」のかも知れなかったのだけどなぁ。
残念だけど仕方が無い。

とにかく、スミレホコリタケの綺麗な標本を
思わず沢山手にする事が出来た。
それにしても持つべき物は菌友だなぁ(^−^)



そんな菌友Hさんこと、
キノコライターの堀博美さんがキノコの本を出版した。
それがこちら。

出版社のサイト→こちら
Amazonのサイト→こちら
キノコ愛が全編に満ち溢れ、本の周囲にダダ漏れさえしているw
ライトな話からディープな話まで、
面白い話から怖い話まで、111の話題が満載。
一家に一冊、一人一冊、朝昼晩に一冊是非ドゾー(・∀・)つ

因みに当方も協力者として名前を出して頂いていますw
しかも当方のプロフィールも載っているので
トシバレしてしまっています……イヤン(*・∀・*)



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| 腹菌類 | 00:26 | comments(17) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
きのこの画像の大きさ比較に使われている野口英世の顔がのってる紙切れを標本として送っていただけないでしょうか?

今度帰国したとき「きのこる」買いますね!
| gikusa | 2010/07/05 1:14 AM |
今日「きのこる」買いました。
読むのが楽しみです。
| act | 2010/07/05 10:04 PM |

>>gikusaさん
その紙切れ。
入手はそれ程難しくは無いのですが
保存が難しいのですねー
すぐに小さな金属片に変化したり、
跡形も残さずに消えてしまいます。
なので、お送りするのはちょっと難しいです。
似た様な形のウィルフリッド・ローリエ氏バージョンは
gikusaさんのblogにもありましたので
申し訳ありませんが、そちらで代用して下さいませ……

「きのこる」、どうぞよろしくお願い致しますですw
| まねき屋 | 2010/07/06 1:13 PM |

>>actさん

「きのこる」お買い上げ有難う御座居ますー♪
著者氏に替わりましてお礼申し上げますですw

トシバレは恥ずかしいですが……(ノω\)イヤン
| まねき屋 | 2010/07/06 1:16 PM |
オニフスベ。私も一度見てみたい憧れのきのこです。

地元の大阪府岸和田市では、山手地域の家庭の庭に出るという事実を、標本と一緒に郷土資料館で確認したのですが、未だに実物に出会ったことはありません。

ニュージーランドに出る近隣種(?)のジャイアントパフボールは美味しいようですね。先月でしたか「BE-PAL」で紹介されていました。

あ、「きのこる」も早速入手しようと思います!
| だんきち | 2010/07/06 10:05 PM |

>>だんきちさん
オニフスベ、岸和田周辺でも出ますか。
標本が展示されているのですか?
それも見てみたいですねー

当方、自宅に庭はありませんので
ベランダに出てくれたら嬉しい……と言うより
困りますね、それは……(^ω^;)

「BE-PAL」の記事情報、有難う御座居ました。
何処かで何とか読んでみたいと思います。

「きのこる」よろしくお願い致しますー(・∀・)♪
| まねき屋 | 2010/07/10 12:15 PM |
http://rrd.2chan.net/zip/z/src/1279519755922.jpg

今晩は。職場に写真のようなキノコが生え、
聞いたところムラサキホコリタケではないか
という事でしたが、正体は不明です。
大きさは15cm前後、以前は白く、スポンジの
ような弾力があり、表面は乾いていました。
2010年7月19日現在、写真中央のような風化
した状態ですが、今もまだあります(写真は
19日撮影)。突付くと灰の如く崩れてしまい
ます。

ブログを拝読した処、珍しいとの事で、ご
都合さえ宜しければ差し上げたいと思います。
場所は埼玉県です。清掃作業により無くなる
可能性も多分にあります故、勝手ながら早急
にご連絡頂きたく存じます。
まだあれば、キツネノキンチャクもおまけで
どうぞ。

sdjuf0u@hotmail.co.jp
| FH | 2010/07/19 10:01 PM |
>>FHさん
お知らせ有難う御座居ます。
それもスミレホコリタケだと思います。

早急にメールさせて頂きます(^−^)
| まねき屋 | 2010/07/20 4:32 PM |
『きのこる』難波の旭屋書店でゲットしました。楽しげな内容にわくわくしています。

まねき屋さんのご紹介も拝見しましたよ。

この週末、息子しめじ君と一緒に『きのこる』読書を楽しみたいと思います。
| だんきち | 2010/08/06 11:35 PM |
>>だんきちさん
『きのこる』お買い上げ有難う御座居ますー
著者になり変わりましてお礼申し上げます♪
って、当方に見返りは特に無いのですが(^^;)☆\バキ

それにしても素性を知られるのは
ちょっと恥ずかしいですね……イヤン(*・∀・*)
| まねき屋 | 2010/08/07 12:54 AM |
いつも内容の深い記事を興味深く読ませていただいてます。
小生昨年から良く見かける菌類で同定できないものがあり、
姿としてはこのスミレホコリタケに酷似していますが、色は茶のままで、今観察中の個体は昨年の11月から全く変化がありません。おこころあたりがあればお教えいただければ幸いです。
| i.fuchizawa | 2011/01/25 11:04 PM |

>>i.fuchizawaさん
ご来訪有難う御座居ます。

そのキノコ。
ノウタケか、その近縁種みたいなのですが
その情報だけでは何とも判断出来ません。
もし画像が御座居ましたら下記の当方の掲示板に投稿して頂けませんでしょうか。
http://8907.teacup.com/hariko_manekiya/bbs

どうぞよろしくお願い申し上げます。
| まねき屋 | 2011/01/26 1:53 PM |
で、マカ王は買わなかったの?w
| きのこ堂 | 2011/01/27 2:16 PM |

>>きのこ堂さん
そんなん買っても使う当てもありませんから……il||li _| ̄|○ il||li
| まねき屋 | 2011/01/27 4:02 PM |
 名古屋市内の去年と同じ場所に、スミレホコリタケと思われる茸が一本生えてきました。発生したばかりで真っ白ですが、まず間違いないと思います。
| 古本まゆ | 2011/06/24 10:10 AM |
追伸: 夕方、再度見に行ったら、見事に消えていました。近くに転がっている様子もないので、何者かに盗られたようです。当店も、まだ充分に写真を撮っていないのに……。
 まだこれから生えてくるであろうことを、期待しています。
| 古本まゆ | 2011/06/24 7:09 PM |

>>古本まゆさん
わざわざお知らせ頂きまして有難う御座居ました。
BBS拝見しました。
今年も発生したと言うのが意外でした。

スミレホコリタケも可食との事ですので、
誰か食べてしまったのでしょうかね???

是非また生えて来て欲しいです……
| まねき屋 | 2011/06/24 10:36 PM |
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