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ヒラタケ怖い
画像はヒラタケ。
2011年1月19日、名古屋市東部で撮影。
hiratake A1-1.JPG
hiratake A1-2.JPG
結構大きな個体だ。

近年はブナシメジにその座を奪われてしまったが
以前「シメジ」の商品名でスーパーで売られていたのは
このヒラタケの栽培品だ。

秋〜冬が旬のキノコで
その為「カンタケ(寒茸)」とも呼ばれている。
図鑑等では雪をかぶっている様子が
掲載されている事もある(→こちらこちら)。
撮影の3日前に雪が降っていたので
このヒラタケも雪をかぶっていたのかも知れない。
だとしたら、その状態を撮影したかったなぁ。

試しに一つを切り取ってみる。
hiratake A1-4.JPG
hiratake A1-3.JPG
ヒダが柄に尾を引くように繋がっているのが特徴的だ。
ヒダの色が白くないのは、はてさて???


所で当方、ヒラタケを見付けても基本的に収穫はしない。
と言うのも、こんな事があったからだ。

デジカメをまだ持っていなかった頃、
当時住んでいた東大阪の裏山で
手の平サイズの大きなヒラタケを見付けた。
喜び勇んで早速収穫。
歯応えを味わう為に大きめに刻んで
鍋で煮て、味噌汁にした。
 
早速試食。
大きな傘の部分を思い切り口に入れる。
が……
何だこれは???
噛んでみても何の味もしない。
キノコの香りもしない。

想像してみて欲しい。
口の中に、何も味のしない
むにゅむにゅの物が充満している状態を。
最初からそれと判っていて食べたのならば
問題も無いだろうが
当方は天然ヒラタケの味を期待して頬張ったのだ。
それが味も香りも無い、ただのむにゅむにゅなのだ。

キノコの食感は、その味と香りがあってこその物だ、と言うのが
イヤと言う程判った。
それが無ければ、ただの気持ち悪いシロモノだ。
とにかく本当に気持ち悪い。
あまりの事に飲み込む事が出来ず
台所へ行き、流しに吐き出してしまった。
残りの具も全て捨ててしまった。
ヒラタケでこんな事があるなんて、
こんなヒラタケがあるなんて、
全く思いもしなかった。
そもそもこれは本当にヒラタケだったのだろうか。

その後、ヒラタケの栽培をしている人に話を聞くと
成長後に乾燥して萎びたヒラタケが雨を受けると
一見瑞々しい良い状態に見えるが
実際には味も香りも抜けた、
ただのふやけたヒラタケになる事がある、との事。

そのヒラタケはどうやら水戻しのヒラタケだった様だ。
当方の目には新鮮なヒラタケにしか
見えなかったのだがなぁ。
画像も残っていない今となっては
検証のしようも無いが。

考えたら、ヒラタケに似た
別種のキノコだったとしても
不味ければ不味いなりの
何がしかの味や香りがある物だ。
不味い物は「不味いっっ!!」と吐き出す事も出来よう。
それが全く無かったのだから
ただもう「気持ち悪っっ!!」と吐き出さざるを得なかった。

その一件以来、ヒラタケが怖くなってしまった。
フィールドで見付けても
中々手が出なくなってしまった。
例えばこの個体。
こちらは9月24日に撮影。
hiratake B-1.JPG
まるでほだ木を据え付けてある様だが
何故か中途半端な位置で切られた立ち木から生えていた物。

hiratake B-2.JPG
hiratake B-3.JPG
明らかに新鮮な個体なのだが
スルーしてしまったw

因みに、先に書いたが
最初の画像の個体は
撮影の3日前には雪が降っていた。
と言う事は、その個体は水戻しの可能性が高い。
実際、ヒダからは新鮮さが感じられなかったしなぁ。
なので、やはり手が出なかった。

こちらは1月28日の状態。
hiratake A2-2.JPG
そのまま放置されていた。

前回切り取った個体はカラカラに干乾びていた。
hiratake A2-3.JPG


所が、その1週間後に同所を訪れると
ヒラタケは跡形も無くなっている。
hiratake A3-2.JPG
見ると誰かが収穫した跡が。

当方が切り取ったヤツはそのまま放置されているw
hiratake A3-1.JPG

こんな場所で
きれいに根本から切っているぐらいだから
キノコを知っている人が収穫したのだろう。
でも、これが水戻しだったとは知らないだろう。
誰だかは判らないが
当方の様に期待して食べて、
げろげろな思いをしていない事を願うのみだ。
ひょっとしたら、名古屋でヒラタケが怖い人が
一人(一家族?)増えてしまったのかも知れないなぁ……
(-人-) ナム〜


更に2週間後の2月4日、同所を訪れると新たなヒラタケが生えていた。
hiratake A4-3.JPG
hiratake A4-1.JPG
放置されていた個体は前日の雨を受けてふやけた状態になっていた。

こちらはその様子。
hiratake A4-2.JPG
完全に味も香りも抜けてるだろうなぁ。

こちらは1月28日の様子。
hiratake A1-3.JPG
結構そのままの形が残っている物だ。
知らなかったら上のヤツを収穫する人も居るかもなぁ。

毒キノコに中る心配とは別に
クソ不味いキノコを収穫してしまうかも知れない、
と言う心配もしなければならないのだから
キノコは難しいよなぁ……



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| ヒラタケ科 | 00:12 | comments(10) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
ゴムヒラタケに中ったのねw

「自然モノ」がすべて良いと思いこむ人も、これを読んで少しは勉強になったかもしれませんねー

放っておくと、結構長いこと腐らないであるからなー
ヒラタケってw
| きのこ堂 | 2011/02/26 8:50 AM |
ありゃりゃ、その色のはマズイですねw
何でも古い茸はあきませんわ。。。エグみが出るとか、
そういうのもあるけど、当たるかも・・・。
平茸は線虫捕食菌だそうで、ウィルス感染とかして
味も変質しそうなイメージがありますw
去年、とびっきりコブだらけで変形したのを
見たのもありますが・・・香りもヤバくなってましたw

藤に出た、なんとも言えない恋色合いの子なんかは
ウットリする仕上がりで・・・旨かったです☆

ムラサキヤマドリタケのシロで、同種だと思って、
採った紫色の傘の網足の猪口を食べて
凄まじいニガさエグさシブさで悶絶したことがありますw
クロムラサキニガイグチという珍しめのがあるらしく・・・
良く見たら紫山鳥とは違うんですが、紫と網で安直に・・・。
↓間違えた個体w
http://myco-radical.way-nifty.com/photos/kinoko08/rimg5219b.html
| 全 Radical 仝 | 2011/02/26 9:43 AM |

>>きのこ堂さん
ゴムヒラタケの事は
きのこ堂さんに教えて頂くまで
そんなオソロシイ物がある事を知りませんでしたよw

本当にトラウマになりましたよ……il||li _| ̄|○ il||li
| まねき屋 | 2011/02/26 11:54 AM |

>> 全 Radical 仝 さん
あ、当時当方が食べたのは
勿論こんな色のではありませんでしたよ。
ちゃんとヒダの色も白かったので
新鮮な個体だと思ったのですが
今となっては証明のしようもありませんが……

白こぶ病のヒラタケ、
一度実見してみたいですねー
ヤバイにおいも嗅いでみたいです♪

クロムラサキニガイグチですかー
ムラサキヤマドリのシロに生えていたら
確かに間違いそうですね……
キノコは本当に難しいですね……(-_-;)
| まねき屋 | 2011/02/26 12:01 PM |
ううむ。ヒダが白くて見るからに新鮮そうなヒラタケでも、そんな状態になってることがあるのですか……

トラウマになるって、よほど気持ち悪いしろものだったんでしょうね。私も気をつけなければ。ひえええ〜
| だんきち | 2011/02/27 4:38 PM |

>>だんきちさん
いや、本当にあれはトラウマになる体験でした……
お子さんをそんな目に遭わせない様に
是非お気を付け下さいませ。

いや、逆に子供の躾に使えるかも。
「言う事聞かないと、あのヒラタケ食べさせるぞ!」とかw
| まねき屋 | 2011/02/28 12:56 PM |
私も 味も素っ気もないヒラタケをお汁にしたことがあります
まねき屋さんみたいに ちゃんとしらべることもないまま
不味いヒラタケもあるんだなぁ・・・とガッカリしたのでした
これからは注意して香りを嗅いでから採ります
| yuuko | 2011/03/07 11:58 AM |
当方の生息域では、謎の茶褐色のヒラタケそっくりな
きのこがたくさん出てきます。
切り取られた痕がたくさんあって、
喜んで残り物を採取して食したのですが、
皮が硬くて食えなかったです。
ちなみにひだ部は柔らかいけど味が
しなかったです。
| gikusa | 2011/03/07 4:00 PM |

>>yuukoさん
yuukoさんも被害者でしたかw
本当にがっかりしますよね……

当方もきのこ堂さんに教えて頂くまで
そんなヒラタケがあるなんて想像もしてませんでした。
思わぬ落とし穴でした……(-_-;)
| まねき屋 | 2011/03/08 1:17 PM |

>>gikusaさん
ヒラタケ似のその手のキノコ、となると
カワキタケの仲間でしょうかねー
http://www.hedara.com/kinoko/kawakitake/kawakitake.htm
近縁種のニオイカワキタケは
一部では食用にされてるそうですので
その辺りなのでしょうかね???

怖くてちょっと手が出ませんね……(^ω^;)
| まねき屋 | 2011/03/08 1:18 PM |
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