2012.11.17 Saturday
タイミング
こちらの画像はシロスズメノワン。
ご覧の様に小さな椀型で、内側が白いので
この様に命名されたのだろう。
外側を覆う毛が茶色だ、と言うのも
雀をイメージさせたのかも知れない。
とても可愛い、風流な命名だと思う。
比較的腐朽の進んだ広葉樹の枯れ木や
腐食土上に発生する種類の様だ。
実は、このキノコがシロスズメノワンだと最初は気付かなかった。
と言うのも、図鑑の画像では
幼菌の抹茶茶碗状の物が載っており(→こちら)
当方が出逢った皿〜鉢状の個体とは
雰囲気がかなり違っていたので
これがシロスズメノワンだとはすぐには判らなかったのだ。
この色と質感は何処かで見たなぁ、と
少し考えて「あ、そうか!」と気が付いた次第。
当方は図鑑の絵合わせだけでしか同定出来ないので
成長段階での形態差が大きいと困ってしまう事がある。
同様の例がこちら。
この状態では何と言う種類のキノコだか
ちょっと判り難いのだが
こちらの前日の様子を見れば
これはクリゲノチャヒラタケだと言う事が判る。
クリゲノチャヒラタケも図鑑では
基本的に綺麗な成菌の状態しか見る事が出来ないからなぁ。
たまたま前日も見ていたから判ったけど
成長後の物だけを見ていたら正体不明菌として
処理してしまっていたかも知れないよなぁ。
たった一日でこんなに変化をしてしまうのだからなぁ。
キノコ図鑑は基本的にそのキノコの
特徴が一番良く表れている画像が使われるので
実際にフィールドで出逢うノコと違って見える事が多い。
また、図鑑編纂時に良い画像が撮れなかった為に
あまり典型的で無い画像が使用される事も少なくない。
特に地方出版社発行の図鑑ではまま見られる事だ。
まして、成長の早いキノコの事。
図鑑に載っている画像の状態に
フィールドで出逢える確率なんて当然低い筈だ。
実際、オオツエタケの幼菌がイグチの様に見える、だなんて
この目で見るまで想像だにしていなかったしなぁ。
(当該記事はこちら)
当方の様な絵合わせでしか同定する事の出来ない素人は
そのために判断に迷うことが多い。
なので経過観察をして多くのキノコの
成長段階による変化を見ておくのは大事な事だろう。
それによって、他のキノコの幼菌、老菌の状態を類推する事も
ある程度は可能だと思う。
とは言え、先のオオツエタケの例の様に
中にはその類推・予想を上回る物もある訳で。
この辺がキノコの難しい所だよなぁ。
ご覧の様に小さな椀型で、内側が白いので
この様に命名されたのだろう。
外側を覆う毛が茶色だ、と言うのも
雀をイメージさせたのかも知れない。
とても可愛い、風流な命名だと思う。
比較的腐朽の進んだ広葉樹の枯れ木や
腐食土上に発生する種類の様だ。
実は、このキノコがシロスズメノワンだと最初は気付かなかった。
と言うのも、図鑑の画像では
幼菌の抹茶茶碗状の物が載っており(→こちら)
当方が出逢った皿〜鉢状の個体とは
雰囲気がかなり違っていたので
これがシロスズメノワンだとはすぐには判らなかったのだ。
この色と質感は何処かで見たなぁ、と
少し考えて「あ、そうか!」と気が付いた次第。
当方は図鑑の絵合わせだけでしか同定出来ないので
成長段階での形態差が大きいと困ってしまう事がある。
同様の例がこちら。
この状態では何と言う種類のキノコだか
ちょっと判り難いのだが
こちらの前日の様子を見れば
これはクリゲノチャヒラタケだと言う事が判る。
クリゲノチャヒラタケも図鑑では
基本的に綺麗な成菌の状態しか見る事が出来ないからなぁ。
たまたま前日も見ていたから判ったけど
成長後の物だけを見ていたら正体不明菌として
処理してしまっていたかも知れないよなぁ。
たった一日でこんなに変化をしてしまうのだからなぁ。
キノコ図鑑は基本的にそのキノコの
特徴が一番良く表れている画像が使われるので
実際にフィールドで出逢うノコと違って見える事が多い。
また、図鑑編纂時に良い画像が撮れなかった為に
あまり典型的で無い画像が使用される事も少なくない。
特に地方出版社発行の図鑑ではまま見られる事だ。
まして、成長の早いキノコの事。
図鑑に載っている画像の状態に
フィールドで出逢える確率なんて当然低い筈だ。
実際、オオツエタケの幼菌がイグチの様に見える、だなんて
この目で見るまで想像だにしていなかったしなぁ。
(当該記事はこちら)
当方の様な絵合わせでしか同定する事の出来ない素人は
そのために判断に迷うことが多い。
なので経過観察をして多くのキノコの
成長段階による変化を見ておくのは大事な事だろう。
それによって、他のキノコの幼菌、老菌の状態を類推する事も
ある程度は可能だと思う。
とは言え、先のオオツエタケの例の様に
中にはその類推・予想を上回る物もある訳で。
この辺がキノコの難しい所だよなぁ。