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黄色と赤
※グロ画像あり・注意!

当blogで度々取り上げているHypomyces(ヒポミケス)菌 。
良く見掛けるのはイグチ類に寄生している物。
詳細は以前の記事をご参照下さい。
アワタケヤドリの事
Sepedonium 色々

その中でも少し触れたが、
Hypomyces菌の仲間は色々なキノコに寄生する。
その中の一つにカワラタケの仲間がある。

カワラタケは様々な広葉樹に発生するキノコで
発生も多く、フィールドで良く見掛ける。
時に広範囲に群生し、大きな集団にもなる。kawaratake-1.JPG
kawaratake-2.JPG
この様にカワラタケ自体は発生が多いが
Hypomyces菌が寄生した状態の物は
当方は今迄に数える程しか出会った事が無い。

最初がこちら。
H aurantius 060302-1.JPG
2006年3月02日、東大阪市東部にて撮影。
山中の地面で、
ちょっと変わった色合いのカワラタケ型のキノコに遭遇。
地上生のカワラタケ型キノコ、となるとイボタケかと思ったのだが
見てみたら地上に落下したカワラタケの一部分だった。

それにしては色合いが違うな、と裏返してみたら
Hypomyces菌に特徴的な色が。
H aurantius 060302-2.JPG
成る程、それの所為だったのか。

因みにカワラタケ類に寄生するHypomyces菌には

 Hypomyces aurantius
 Hypomyces subiculosus
 Hypomyces penicillatus
 Hypomyces laeticolor
 Hypomyces pseudocorticiicola

等と、幾つもの種類があるらしい。
基本的に黄色系だがそれぞれ微妙に色合いが違う由。
だが、それには個体差もあるだろう。
肉眼での判別は困難な様だ。
色の鮮やかさの点から画像の物は
Hypomyces aurantius だと当方は推定するが
勿論何の確証も無い。

それにしても丁度この部分のみを切り取って此処に置いた様な状態。
しかも、周辺を探してもカワラタケは見付からなかったので
まるで誰かが、当方にこれを見付けさせる為に置いてくれたみたいだ。
誰だか知らないが、有難う御座居ました。
いや、ひょっとしてこれぞキノコヌシ様のご加護か???


2回目は2009年6月6日。
H aurantius 090606-1.JPG
H aurantius 090606-2.JPG
H aurantius 090606-3.JPG
名古屋市内にて撮影。
古いカワラタケ子実体に寄生していた。
Hypomyces菌自体が古くなってくすんだ色なのか
Hypomyces aurantius では無い種類なので
鮮やかな色では無いのかは不明。
この切り株には何箇所もカワラタケが生えていたのに
Hypomyces菌が寄生していたのはこの一角だけだった。
他のカワラタケ発生部位と、この一角と、
見た所、環境にそんなに差異があるとも思えないのだが
Hypomyces菌が感じる何かの差異、
もしくは事情があるのだろうなぁ。

先にも書いた様にカワラタケは発生が多い。
フィールドを歩いていて、出逢わない年は無い。
余りにもありふれているので余程何かの事情が無いと
滅多に撮影もしないくらいだ。
だが、Hypomyces菌が寄生していた物に
当方が出逢ったのはこの2例だけだ。
カワラタケ類寄生のHypomyces菌は
あまり繁殖力が強くない、珍しい種類なのかもなぁ。

キノコに寄生する菌は他にも色々な種類がある。
それらを一度はこの目で見てみたい物だなぁ。


と、そんなある雨上がりの日。
フィールドでカワラタケの発生している切り株に遭遇。
hanekakushi-1.JPG
カワラタケは色の個体差が結構大きい。
最初に揚げた画像の個体は青灰色系だったが、この個体は褐色系の様だ。

と、一部が妙に赤いのに気付く。
これは何かの菌に寄生されているのだろうか。
hanekakushi-2.JPG
だが、カワラタケ類への寄生菌で
こんな綺麗な赤色になる種類があるのを当方は知らない。
これはひょっとして、とても珍しい寄生菌か???

期待して近付いて見る。
すると・・・・・・
hanekakushi-3.JPG
hanekakushi-4.JPG
ハネカクシの仲間の幼生と思われる赤い小虫が(2014.10.21追記)
クチキクダアザミウマの幼虫と思われる赤い子虫が
びっしりとカワラタケを覆っていた。
(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!

だから赤く見えていたのかぁ。
それにしても凄い光景だった。
珍しい寄生菌では無くて残念だったが
これはこれで珍しい光景なのだろうなぁ。

それにしても結構大きなカワラタケの個体なのに
何故この一角だけにこの小虫は密集しているのだろうか。
当方には判らないが
これも小虫なりの感じる何かの差異、
もしくは事情があるのだろうなぁ・・・・・・。



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| その他 | 00:11 | comments(9) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
ふむふむ・・・
カビもキノコも菌なのにカビを嫌がるのは不公平なのかしら

家の中でカビに出遭う機会が多かったせいか(最近やっとカビが減りつつあります)カビはどうもいやなのです
だからカビの生えたキノコを見かけると遠巻きにしてしまいます

イグチの仲間はよくカビが生えていますね
そういえばカビの生えたカワラタケにはあまり出遭わないかも・・・

今年はカビを差別せず近寄って観察することにします
ハネカクシの仲間の幼生 マクロで見たいなぁヾ(=^▽^=)ノ
| yuuko | 2013/01/26 9:19 AM |
カワラタケだとぉー??

小虫を雇ってクレスチンの回収に行ったのかぁ〜?
そんなもん、今時ガンに効かないぢょ?
儲からないから、止めた方が良いと思うw
売り上げは奪っても、投資はしないから。

       
それより、リンク先に喧嘩売ってんダロ?w
これを見た善人がカワラタケファンになって栽培を
始めたら、戻って来られなくなるぢゃん(笑)




ムラサキホコリのブログを上げたらフルボッコに行ったる(爆)



| きのこ堂 | 2013/01/26 12:46 PM |
8枚目の画像の右側はコフキの幼菌かな?

ついでだから、カワラタケの驚異を貼っておきます。

http://chibanikki.kinokodo.net/?eid=987394


あー協力敵なことしちゃった(笑)

たまには、こっちにも( ゚Д゚)∂゛来い!!!!!!!
| きのこ堂 | 2013/01/26 12:54 PM |

>>yuukoさん
あ、当方も食べ物や室内のカビは嫌いですw
イチゴや桃のカビには何度も嫌な思いをさせられてますし……
当方が好きなのは、あくまでもキノコに生えるカビ限定ですw

因みに、ハネカクシ幼生。
当方のカメラではこの画像が限界でした……
| まねき屋 | 2013/01/26 8:38 PM |

>>きのこ堂さん
カワラタケが生えてもHypomyces菌を植えれば
世界中の寄生菌マニアから注目される事請け合い!
キノコを栽培して、寄生菌を接種・繁殖させる、と言う2重の楽しみ方が出来るかと。

当方は激しく見てみたいので是非チャレンジをw
| まねき屋 | 2013/01/26 8:44 PM |
怖い物見たさ(?)で、
覗いています。
気味が悪い時(物)もありますが
面白い世界だなあと思っています。

先生のカメラはコンパクトデジカメですか?

怖い物みたさなのにこのようなことをコメントするのは
変ですし、一眼のいいので撮っておいでだと
大変失礼なのですが、
せっかくこれほどキノコがお好きでたくさん
写真を撮られるのだからもっとピントのよくあうカメラで
撮られないともったいないと思うのです。
yuukoさんという方がコメントされているように、
マクロレンズは必需品だと思います。
面倒でも交換レンズと三脚を持って山に入ってください。
ですぎたことを言って、すみません。
| ポコマム | 2013/01/29 1:57 PM |

>>ポコマムさん
コメント有難う御座居ますー
当方もキノコの中でもマイナーな物に
だからこその面白さを感じて嵌り込んでしまっています♪

カメラは普通にそこらで売っているデジカメです。
しかも、当方が使っているのは人から貰った物ですw
確かにもっと高性能の機種で撮った方が良いのでしょうね。

宝くじが当たらないかなぁ……(^ω^;)
| まねき屋 | 2013/01/31 5:06 PM |
原木の種別も良くわかりませんが、キノコは奥が深いですねーーー!

触ってみること自体、ドキドキですw

| 空想 | 2013/02/22 11:10 PM |

>>空想さん
コメント有難う御座居ますー

キノコは色々と思いもよらない世界を見せてくれますので
ついつい深みに嵌ってしまいますw
毎回ドキドキワクワクですねー♪
| まねき屋 | 2013/02/24 1:35 PM |
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