CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 近隣との距離 | main | 2013名古屋ヤマドリタケモドキ事情 >>
9年を待たず
以前、タマアセタケの記事を書いた(→こちら)。
その時は収穫した個体をうっかり全て煮てしまい、
色の変化の前後の状態を
標本として保存する事が出来無かった。
そしてその後、その場所でタマアセタケに
出逢う事は出来無かった。
最初の出会いから前回(2011年)までに9年を要した。
となると次回の収穫は更に9年後なのだろうか。
うーん、先は長いなぁ。
2020年、正に東京オリンピックの年だよ・・・・・・

と、そんなある日、
名古屋市内の某所を歩いていたら
見覚えのある黄色いキノコに遭遇。
あれ?これは?
tamaase2012-4.JPG
tamaase2012-1.JPG
tamaase2012-2.JPG
tamaase2012-3.JPG
この色合いと質感。
これはタマアセタケでは無いか!
まさかこんな所で出逢えるなんて。

確認の為に収穫し、帰宅後早速煮てみる。
tamaase2012-5.JPG
tamaase2012-6.JPG
tamaase2012-7.JPG
tamaase2012-8.JPG
と、この様に赤くなった。
やはりこれはタマアセタケだった様だ。

このままの状態で標本にするべく
冷凍庫で凍結・乾燥させた。
乾燥後、ちゃんとした標本に仕立てないまま
ついだらだらと1年。
最近になって取り出してみたら
煮沸前と後との色の区別が判りにくくなっていた。
tamaaseold-2.JPG
乾燥直後は色の違いが黄色と赤で、
もっとはっきりくっきりだったのだけどなぁ。
黄色は赤ばみ、赤は褪色してしまった。
空気に晒した事で酸化してしまったのかなぁ。
証拠の画像を撮っていなかったので
証明のしようが無いけどね。

因みに、前回の記事の中で瓶詰めにした標本 ↓ も


久し振りに見てみたら少し褪色してしまっていた。
tamaaseold-1.JPG
冷蔵庫と言う、これ以上無い冷暗所に保存していたのだけど
矢張りそれでも褪色してしまうのだなぁ。


所で、前回の記事でgorosukeさんから
「そのキノコはサイコクタマアセタケの可能性は無いのか?」
とのご指摘を頂いた。
「兵庫のアセタケ」のサイトによると
サイコクタマアセタケは
タマアセタケと外見上は酷似しているが
生時に傷つけると赤変する点が違う、との事だ(→こちら)。
当方の採取したこのキノコは
傷つけても赤変しなかったので
tamaase2013-4.JPG
tamaase2013-5.JPG
サイコクタマアセタケでは無い、と判断した。
勿論、それが
「このキノコはDNA的にタマアセタケである」
と保証する物では無いが。

で、生時、傷つけても変色しなかったのだが
乾燥後暫く放置していたら赤っぽく変色してしまった。
因みに、老菌もかなり赤っぽくなっていたので
tamaase2013-9.JPG
サイコクタマアセタケとタマアセタケの違いは
キノコの中の成分が変化する速度の差なのかもなぁ。
それにしてもキノコの標本で
色を残しておく、と言うのはとても難しいなぁ。

この標本を作ったのは昨年の事。
名古屋市内の同所を訪れた所、
今年もタマアセタケを収穫できた。
tamaase2013-1.JPG
tamaase2013-2.JPG
tamaase2013-6.JPG
この場所はタマアセタケの安定的な発生坪の様だ。
ざっと数えて50本はあったかと。
元々発生頻度が高くなく、発生数も多くない種類の様なので
この場所は余程タマアセタケに合っているのかも知れない。

で、早速収穫・煮沸。
今回もちゃんと変色した。
tamaase2013-7.JPG
tamaase2013-8.JPG
そして今回も凍結乾燥することに。
今回は乾燥し終わったら速やかに
脱酸素剤と共にケースに収めて
変色が押さえられるかどうか試してみよう。
勿論、乾燥終了直後の色合いも画像に納めて。


それにしても9年を待たずに
実証用の標本が確保できたのは良かったよ。
9年は何と言っても矢張り長いよ。

だが、車で何時間も掛けて出向き
山の中をさまよってやっと収穫していたキノコが
原付バイクでちょっと走って行ける様な
近くのこの場所で収穫出来てしまえた、と言うのは
嬉しい様な、ちょっと残念な様な、複雑な気分ではある。


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村 花ブログ きのこへ人気blogランキングへ
| フウセンタケ科 | 00:05 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
ども。

9年前かぁ……まだオムツしてハイハイしてる時だったから、
目線が低くて見つけられたのでしょうねw
原付や車を無免許で運転しちゃダメヨ(・∀・;)

わしが17年間釣れなかった尺超えの渓魚が、
先日実家の裏(徒歩2分くらいw)で朝飯前に偶然
釣れたのと同じような……

あ、17年前は既にわしはもうパンツだったけどw
やっとハタチになって初心者マークが取れたんだ(・∀・)b

……それにしても9年間は粘着ですな(笑)

やはり、湿度が保たれるコケがあるところの方が発生量が多いのね。
そういうところを狙い撃ちで探すと良いのですねー

先日のジコボーもそうでしたわ。


| きのこ堂 | 2013/09/28 6:02 AM |

>>きのこ堂さん
お互いハタチだからまだまだこれからだね!(・∀・)b

この場所には苔の生えている所は何箇所もあるけど
タマアセタケの生えているのはこの一角だけなんてすよね。
余程条件がピンポイントで合致したのだなぁ、と。

その環境がこれからも変化しなければ良いなぁ、と……
| まねき屋 | 2013/09/28 10:28 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kinoko-nikki.hariko-manekiya.com/trackback/993964
トラックバック