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<< 食事中(及び食後) | main | 赤団子を求めて その6 >>
アミウズ

当方が拘っている
幾つかのキノコの一つがウズタケだ。
ウズタケとは傘裏のヒダが
同心円状をしていると言う珍しいキノコ。
外見が地味な上、発生も稀な為、掲載されている図鑑も多くない。
ウズタケに付いては以前にも書いた事がある(→こちら)。

発生が稀、との事だが
名古屋東部のとあるフィールドは発生坪の一つのようで
ほぼ毎年、発生を確認している。

今年の9月にもそれらしきキノコが発生していた。
uzutake2014 (1).JPG

此処はウズタケの良く発生している場所なので
ウズタケで良いと思うのだが、念の為に傘裏を確認せねば。
uzutake2014 (2).JPG

しかしこれは中々の大きさだ。
uzutake2014 (8).JPG
uzutake2014 (9).JPG
この感じは矢張りウズタケっぽい。

が、裏返して良く見てみたら同心円状では無く
全体に網目状だった。
uzutake2014 (3).JPG
以前の記事にも書いたが
ウズタケにはヒダが同心円状にならず、網目状になるタイプがある。

だが、中には同心円と網目を混在させる事もあるとの事。
実際に前回の記事で扱った個体は一部が網目状になっていて
同心円と網目が混在しているタイプだった。
uzutake20120910-4.JPG
uzutake20120910-3.JPG

で、今回の個体。
上掲画像の様に様に全面的に網目状だった。
つまり、このキノコは「アミウズタケ」と言う事になる。

ただ、ウズタケとアミウズタケは個体差の範疇で
同一種として扱われる事もある、との事で
例えば『北陸のきのこ図鑑』では
「(アミ)ウズタケ」と表記し
ウズタケとアミウズタケを別種にはしていない。
因みに学名ではアミウズタケは Coltricia montagnei。
別種扱いにした場合のウズタケの学名は
Coltricia montagnei var. greenii と
C. montagnei のバラエティ(変種)の一つである、
と言う扱いになっている。

山渓カラー名鑑『日本のきのこ』によると
ウズタケ(アミウズタケ)は北半球に広く分布するが
ヨーロッパではアミウズタケが多く
日本と北米ではウズタケが多い、との事らしい。
と言う事は、名古屋のこの発生坪は
ヨーロッパ的、と言う事になるのかもなぁ。

ヒダが同心円状である筈のウズタケに取って
ヒダが網目状になる事が
先祖帰りになるのか、進化に当たるのかは不明との事。
どちらにしても、このフィールドの個体は
正にその狭間で揺れている状態の物なのだなぁ。


と、こちらの個体。
黒い地面に黒い物体なので判り難いが
古びたキノコがある。
uzutake2014 (12).JPG
同じフィールドとは言え
先ほどの個体を見つけた場所とは割と離れている地点で遭遇。
ふと見たら足下に転がっていた。
uzutake2014 (13).JPG

ヒダの様子を見ると綺麗な同心円状。
uzutake2014 (14).JPG
だが、かなり古い個体の様子。
雨に晒されてきた所為で砂まみれ。

今までこの辺りでは
ウズタケの発生は確認出来無かったが
雨や風で何処からか転がり落ちて来たのだろう。
何せ地味なキノコの事。
地面と枯れ葉に紛れて目立たない事この上無い。
良くぞ気付いた物だと自分で自分を誉めたい。
それにしても、まるで当方に拾って貰う為に
この場所に転がり出て来たみたいだ。
当方は、この場所のウズタケヌシ様には
気に入って頂けているのかも知れないなぁ。


と、こちらの個体。
uzutake2014 (6).JPG
uzutake2014 (7).JPG
先の「アミウズタケ」があった場所の近くに
発生していた個体。
まだ発生初期の様で、とても小さい。
幅も精々3cmと言った所。

こちらの個体もすぐ近くにあった物。
uzutake2014 (4).JPG
uzutake2014 (5).JPG
こちらも直径が2僂△襪どうか。

この個体はウズタケ・アミウズタケ、
どちらに成長するのだろうか。
観察して行こう。

約一か月後、様子を見ると全く成長していない。
uzutake2014 (11).JPG
uzutake2014 (10).JPG
それ所か、干からびてしまっているでは無いか。
この時期、そんなに乾燥が続いた訳でも無かったのだけどなぁ。
成長できずに枯れてしまった様子。

キノコには往々にしてこう言う事がある。
この個体がウズタケ・アミウズタケどちらに成長したのかを
確認出来なかったのは残念だ。
また次の機会があれば是非観察したい物だ。

このヨーロッパ的?な坪で発生する個体達が
ヨーロッパ風に染まってしまうのか
はたまた日本風で巻き返すのか。
今後の発生状況の観察が欠かせない。
このままウズタケヌシ様には好かれ続けたい物だw


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| 多孔菌科 | 01:54 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
今年はヘビの新作は網模様かw

で、出来たの?
| きのこ堂 | 2014/12/05 4:28 PM |
あ、羊が編み模様なのかw

| きのこ堂 | 2014/12/05 4:30 PM |

>>きのこ堂さん
確かにヘビだったら網目模様もアリでしたねー
11年後までお待ち下さいw
| まねき屋 | 2014/12/08 4:23 PM |
うーん、なんだかようわからん。汗
| ポコマム | 2014/12/22 12:50 PM |

>>ポコマムさん
マニアック過ぎてスミマセン……(^ω^;)
| まねき屋 | 2014/12/27 1:35 AM |
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