CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< April 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 2015名古屋ヤマドリタケモドキ事情 | main | 新たな食材 その3 >>
ハナとハリガネ
画像はハナオチバタケ。
hana-harigane (40).JPG
その名の通り、落ち葉から発生する可憐なキノコだ。
傘径は1cm程度と小さいのだが
深い釣鐘型なので、傘径に比べて大きく感じ
色も鮮やかなので、フィールドでも良く目立つ。
正に「花落ち葉茸」の名に相応しい。

上掲画像の個体は鮮やかな赤紫だが
時として赤茶色の個体にも出会う。
hana-harigane (16).JPG
こちらは以前はサビイロオチバタケと命名され
ハナオチバタケと別の学名も付けられていたが
その後の研究でハナオチバタケの色違いと判明した為
「ハナオチバタケ褐色型」とされた由。

そして、そのハナオチバタケ褐色型とそっくりのキノコに
ハリガネオチバタケがある。
hana-harigane (9).JPG
ハナオチバタケ褐色型とハリガネオチバタケは
顕微鏡下では差異は一目瞭然との事だが
肉眼では中々見分けが付かない。
ハナオチバタケ褐色型に比べて
ハリガネオチバタケの方が傘が大きい、との事だが
それも個体差があるので絶対的な基準とは言えない。
生憎、当方は顕微鏡を持って居ないので判別が出来無い。
なので、当方は褐色の個体と遭遇したら
「ハナオチバタケ褐色型?」として処理していた。

所が、その2種を肉眼で簡単に判別する方法があると言う。
『北陸のきのこ図鑑』によると

 ハナオチバタケ
   傘径0.8〜1.5cm
   ひだ16〜19枚

 ハリガネオチバタケ
   傘径1〜3cm
   ひだ13〜15枚

との事。
傘径も判断の基準にはなるが
それよりもひだの数を数えれば確実に判定出来るらしい。
いやぁ成程、これは判りやすい。
ならば、これまで当方が「ハナオチバタケ」として撮影した画像を
この基準でどちらの種類かを判定してみよう。
尚、先の3種の上掲画像は、その判定結果から選んだ物。

以下、ズラズラと画像を列挙。


2003年9月1日、京都御所内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (2).JPG
hana-harigane (1).jpg
ひだが14枚なのでハリガネオチバタケの様だ。


2005年7月10日、栗東市内に遭遇したこちらの個体。
色からしてハナオチバタケだが念のため確認。
hana-harigane (3).JPG
hana-harigane (4).jpg
ひだが21枚。
図鑑の解説より多いが、それは個体差の範疇だろう。
ひょっとして別種で新種の「〇〇〇オチバタケ」???


2006年6月18日、京都市内に遭遇したこちらの個体。
こちらも色からしてハナオチバタケだが念のため確認。
hana-harigane (6).JPG
hana-harigane (5).jpg
傘全体を見渡せる画像が無かったのでこの画像だけで判断。
半面だけでひだが11枚まで数えられたので
全体で16枚以上はありそうだ。


2007年7月27日、栗東市内で遭遇したこちらの個体。
枯れてしまっているので数え辛い。
hana-harigane (7).JPG
hana-harigane (8).jpg
15枚と思われるのでハリガネオチバタケの様だ。

2008年6月23日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (9).JPG
枯葉から生えているのが良く判る。
hana-harigane (11).JPG
hana-harigane (10).jpg
15枚なので、ハリガネオチバタケの模様。


同日、別の場所で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (13).JPG
hana-harigane (12).JPG
矢張りハナオチバタケで良い様子。


同じく、こちらの個体。
hana-harigane (15).JPG
hana-harigane (14).JPG
すっかり枯れてしまっているので
ひだの数を数えるのも困難。
色合いからしてハナオチバタケだろうなぁ。


2008年9月20日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (16).JPG
hana-harigane (17).JPG
18枚なので「ハナオチバタケ褐色型」の様だ。


2009年7月22日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (21).JPG
hana-harigane (20).JPG
こちらも「ハナオチバタケ褐色型」の様だ。


2009年8月3日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (22).JPG
hana-harigane (23).JPG
hana-harigane (24).JPG
14枚なので「ハリガネオチバタケ」の様だ。


2010年7月10日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体も念の為。
hana-harigane (26).JPG
hana-harigane (25).JPG
16枚以上のひだは確実だ。


2010年7月12日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (28).JPG
hana-harigane (27).JPG
ひだは16枚以下と思われるので「ハリガネオチバタケ」か。


2011年6月21日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
当然ハナオチバタケだろうけど一応確認。
hana-harigane (29).JPG
hana-harigane (31).JPG
hana-harigane (30).JPG
矢張りひだは16枚以上あるなぁ。


2011年8月16日、高山市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (32).JPG
hana-harigane (33).JPG
13枚なので「ハリガネオチバタケ」の様だ。

2012年6月20日、名古屋市内で遭遇した個体。
こちらも当然ハナオチバタケだろうなぁ。
hana-harigane (35).JPG
hana-harigane (36).JPG
hana-harigane (34).JPG
矢張り18枚もあった。


2015年7月9日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (39).JPG
hana-harigane (40).JPG
hana-harigane (38).JPG
当然16枚以上あった。


2015年7月24日、名古屋市内で遭遇したこちらの個体。
hana-harigane (44).JPG
hana-harigane (43).JPG
16枚以上ある様には見えないので「ハリガネオチバタケ」だろう。


以上の結果から、当方が今迄に遭遇した褐色のハナオチバタケ型キノコは
「ハナオチバタケ褐色型」より「ハリガネオチバタケ」の方が
多かった事が判った。
これは当方の行動範囲内での状況なので
全国的に見てどうなのかは勿論判らない。

実はフィールドで褐色のハナオチバタケ型キノコは良く見掛けるので
新鮮な個体、もしくは群生に遭遇しないと
「あ、またこれね・・・・・・」とついついスルーしてしまい勝ちだった。
ハナオチバタケ褐色型とハリガネオチバタケの発生状況を比較する為に
これからはひだの枚数を気にしながら観察&撮影しなくてはなぁ。




こちらはオマケ。
hana-harigane (18).JPG
hana-harigane (19).JPG
ハナオチバタケにケカビの仲間が生えていた。
キノコにケカビ、と言うと「チシオタケにタケハリカビ」が
キノコマニアの間では有名?だが(→こちら
画像検索すると、他のキノコにも発生してる例があった。
なので、これもタケハリカビなのかも知れない。


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へにほんブログ村 花ブログ きのこへ人気blogランキングへ
| キシメジ科 | 00:07 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
ども。

まぬき屋さんが、ヒダを数えている時、横で
数百〜数千まで、お経の如く
大声で数えてやりたかったわw
| きのこ堂 | 2015/08/29 1:14 AM |

>>きのこ堂さん
その為だけに当方の後を付いて回るきのこ堂さんの姿を想像したら
きのこ堂さんが可愛く思えましたよ( ̄∀ ̄)
| まねき屋 | 2015/08/29 1:52 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kinoko-nikki.hariko-manekiya.com/trackback/993998
トラックバック