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スミレ!スミレ!スミレ!

前々回の日記で

「来年も是非スミレホコリタケに逢いたい物だ」

と言う事を書いた(→こちら)。

以前、当方の記事を読んで頂いたgorosukeさんから

名古屋ではスミレホコリタケの発生は7月と9月、と

コメントで教えて頂いていたので

年内にはもう発生は無いだろうな、と思っていたのだ。

 

だが実はそのすぐ後に、幾つもの場所で

幾つものスミレホコリタケに遭遇していた。

 

まずは9/12、前回も発生した場所に更に発生した物。

sumire0912OMH-A (2).JPG

前回もそうだったが

当方が見付けた時点で既に何者かに齧られていた。

チャコウラナメクジ?が食事中だが、

ナメクジがこんなにダイナミックに食べる訳では無い。

暴食のヨトウムシでも此処まではしないだろう。

歯型が顕著に見える点からすると、齧歯類なのだろうなぁ。

近くに公園はあるが、リスが住んでいるとも思えない。

となるとネズミなのだろうかなぁ。

この地域のネズミはそんなに飢えているのだろうか。

それとも、スミレホコリタケは

そんなにも美味しいのだろうかなぁ・・・・・・

 

取り敢えず、手元で経過観察をする為に掘り取る事に。

sumire0912OMH-A (3).JPG

が、小さな個体だったのでこじんまりと掘り取ろうとしたら

根元の土が完全にバラけてしまった。

菌糸を殆どちぎり取った形になってしまったなぁ。

これは今後生育出来るのか、ちょっと不安・・・・・・

 

取り敢えず、ペットボトルを切って植木鉢にして

其処に植える。

sumire0912OMH-A (4).JPG

育ってくれれば良いなぁ・・・・・・

 

ライトの下で裏側を撮影。

sumire0912OMH-A (5).JPG

齧った歯型が良く判る。

 

3日後。

sumire0912OMH-A-3aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-3aft (2).JPG

全体に色が変わって来た。

 

4日後。

sumire0912OMH-A-4aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-4aft (2).JPG

一部が黒ずんで来た。

 

6日後。

sumire0912OMH-A-6aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-6aft (2).JPG

黒い部分が広がって来た。

だが、変化は此処で止まってしまった。

掘り取りに失敗して、殺してしまったのだろうかなぁ。

 

 

こちらは9/14、矢張り同じ場所で見付けた物。

sumire0914OMH (1).JPG

sumire0914OMH (2).JPG

先の物よりかなり大きかった様だが

こちらはより激しく齧られている。

矢張りそんなにも美味しいのだろうなぁ。

 

翌日の様子。

sumire0914OMH-1aft.JPG

全体的に変色して来た。

この個体は変化の度合いが大きい様だ。

 

2日後。

sumire0914OMH-2aft.JPG

更に全体が変色して来た。

 

3日後。

sumire0914OMH-3aft.JPG

既に成熟してる感じ。

 

4日後。

sumire0914OMH-4aft.JPG

胞子の飛散が始まった。

 

5日後。

sumire0914OMH-5aft.JPG

引き続き飛散中。

 

6日後。

sumire0914OMH-6aft.JPG

周囲がちょっと紫色に。

 

7日後。

sumire0914OMH-7aft.JPG

その前夜の豪雨を受けて胞子はすっかり流され

基部を残すだけになっていた。

 

 

こちらは矢張り同じ場所に9/16に発生して居た小さな物。

sumire0916OMH (1).JPG

sumire0916OMH (2).JPG

これも例によってネズミ?に齧られている。

 

1日後。

sumire0916OMH-1aft.JPG

一回り、大きくなっている。

 

2日後。

sumire0916OMH-2aft.JPG

齧られた穴が更に深くなっている以外は

特に変化は感じられない。

 

3日後。

sumire0916OMH-3aft.JPG

突然全体が変色した。

 

4日後。

sumire0916OMH-4aft (1).JPG

sumire0916OMH-4aft (2).JPG

胞子が飛散し始め、周りを紫色にしていた。

 

5日後。

sumire0916OMH-5aft.JPG

その前夜の豪雨を受け、胞子は全て流され

基部だけになってしまっていた。

 

 

こちらは矢張り同じ場所に9/18に発生して居た物。

この場所は本当にスミレホコリタケのシロなんだなぁ。

この時期は毎日雨だったので

特に発生が多かったのかも知れない。

sumire0918OMH (1).JPG

sumire0918OMH (2).JPG

やや大きめの個体だ。

 

1日後。

sumire0918OMH-1aft (1).JPG

sumire0918OMH-1aft (2).JPG

成長と共に穴は広がり、イナバウアー状態に。

 

2日後。

sumire0918OMH-2aft (1).JPG

sumire0918OMH-2aft (2).JPG

sumire0918OMH-2aft (3).JPG

更に成長と共に穴が広がっている。

色の変化が出て来始めた。

 

3日後。

sumire0918OMH-3aft (1).JPG

sumire0918OMH-3aft (2).JPG

更に色の変化が進む。

 

と、此処で4日間、旅行で不在に。

で、7日後。

sumire0918OMH-7aft (1).JPG

sumire0918OMH-7aft (2).JPG

すっかり老熟し、胞子を飛散して居た。

 

飛んで15日後。

sumire0918OMH15aft (1).JPG

sumire0918OMH15aft (2).JPG

すっかり基部だけになってしまっていた。

 

 

こちらは菌友T氏がSNSに上げていた画像。

これもどうもスミレホコリタケぽいなぁ。 

sumire0919OBT (0).jpg

発生場所は当方の家からもそう遠く無い場所だった。

これはもう観に行かねば!

 

大体の場所を教えて貰い、翌日の9/19、早速現場に。

これも中々の大きさ。

sumire0919OBT (3).JPG

が、既に変色し切っていた。

T氏が先の画像を撮影してからは中一日。

結構な大きさなのにあっと言う間の変化。

変色の具合(成熟具合)の個体差は結構大きいのだなぁ。

 

周囲を探すと幾つも残骸があった。

sumire0919OBT (4).JPG

sumire0919OBT (5).JPG

sumire0919OBT (6).JPG

sumire0919OBT (7).JPG

此処も一大発生坪だったのだなぁ。

 

 

同日、某河川敷にて。

symire0919YADA (1).JPG

実はその前日。電車に乗って居て

車窓から陸橋下の河川敷を見ていた所、

草地に白い塊が幾つも見えたのだ。

河川敷だから何かキノコが生えてるかもなぁ、

と思いながら見ていたら、

本当にキノコが生えていたのでビックリしてしまった。

 

車窓から見れたのはホンの一瞬だったのだが

あれはスミレホコリタケに違いない、と確信出来た。

なので翌日、バイクでその河川敷まで出向いて確認した所

本当にスミレホコリタケだった次第。

symire0919YADA (2).JPG

symire0919YADA (3).JPG

symire0919YADA (4).JPG

前日は白く見えていたのだが一日で成熟してしまったのだなぁ。

 

発生ポイントを俯瞰すると菌輪になっている様だった。

symire0919YADA (5).jpg

画面に入り切らなかったのだが

他の場所にもスミレホコリタケ発生していたので

直径10mくらいの輪にはなって居たと思う。

 

それにしても、この現場に到る迄に道のりで

5匐瓩の河川敷を走りながら見ていたのだが

この場所以外にはキノコを見付ける事は出来無かった。

勿論、バイクで走りながら見る事の出来る範囲なので

隈なく見る事は不可能だが

それでもこの場所にしかキノコが生えているのを

見付けられなかったのは不思議だ。

この場所は余程キノコ向きな環境だったのだろうかなぁ。

 

折角なので記念に一つ持ち帰る事に。

symire0919YADA (6).JPG

白い表皮が所々残っているのがオシャレ(・∀・)♪

 

試しにナイフで剥いてみた。

symire0919YADA (7).JPG

symire0919YADA (8).JPG

矢張りたった一日で完全に成熟している。

成熟のスピードは個体によって本当にまちまちなのだなぁ。

 

動画でも撮ってみた。

陸橋を渡る電車の音も入っているので

キノコマニア兼鉄オタの人にはお得な動画かもw

 

と言う訳で、長年追い求め、乞い求めていたスミレホコリタケに

今年は幼菌成菌老菌残骸を含めてイキナリ20個近くに遭遇する事が出来た。

当たり前と言えば当たり前だが、ある所にはあるもんだなぁ・・・・・・

 

 

さて、最初のスミレホコリタケ。

6日経っても胞子は成熟せず、その後も色の変化は止まってしまっていた。

sumire0912OMH-A-6aft (2).JPG

やはりコイツは死んでしまっていた様だ。

上掲の例から言って子実体の膨張が終われば

大体1日、少なくとも3日もあれば成熟し、胞子を飛散し始める様だ。

生きていればあっと言う間に老化して朽ち果ててしまうが

死んでいると変化が止まり、その形を留める。

当たり前と言えば当たり前だが、生命は儚いなぁ・・・・・・

 

それにしても今年は沢山のスミレホコリタケに出逢えた。

図鑑にも殆ど載っておらず発生の多く無い珍菌、との話だが

ある所にはこんなにもザラザラとあるんだもんなぁ。

良い場所に引っ越して来たのかも知れないw

 

 

所で、上掲画像で判る様に

ウチのすぐ近所以外で発生して居たスミレホコリタケには

何かに齧られた痕跡は無かった。

ウチの周辺は餌に恵まれていないから

スミレホコリタケが発生すると

待ってました!とばかりに食べてしまうのかなぁ。

それともウチの近所で発生したスミレホコリタケは

食べずにおれない位にとても美味しいのだろうか。

謎だ・・・・・・

 

 

 

今年の発生はさすがに終わっただろう。

また来年、是非またスミレホコリタケに出逢いたい物だ。

 

キノコヌシ様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(-人-) ナム〜

 


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| 腹菌類 | 00:03 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
恋い焦がれて、焦がしてしまったのか……w
| きのこ堂  ちば! | 2016/10/31 3:48 AM |

>> きのこ堂  ちば!さん
キノコに対する熱い思いで、つい焦がしてしまいました・・・・・・w
| まねき屋 | 2016/10/31 6:24 PM |
スミレホコリタケに恋焦がれる気持ちを聞かせてください

ほかのホコリタケと違って 頭のてっぺんに穴があいてプハーッとホコリを飛ばすのではないのですね
成熟して胞子を飛ばす頃になるとすみれ色になるので スミレホコリタケと名付けられたのでしょうか?

それにしても いい所に引っ越してきた、と感じるまねき屋さんの心 いいなぁ
| yuuko | 2016/11/02 9:11 AM |
ブログの頭から私の名が出て来てびっくりしました。
今年はキンモクセイの開花時期から分かるように、季節が2〜3週間遅れてますね。スミレホコリタケのような腐生菌は菌根菌ほど気難しくなくて温度と水分が合えば結構出てくれるみたいです。
| gorosuke | 2016/11/02 11:01 PM |

>>yuukoさん
「ホコリタケ」とありますが実際にはノウタケの近縁種です。
そう言う「実態と乖離した和名の整理」をした方が良いと思うんですけどねー

当方はもともと腹菌類が結構好きで
ノウタケに良く似てるのに紫色になる、と言うのに妙に惹かれてしまいましたw
図鑑に殆ど載っておらず、発生が少ない、と言うのもツボでしたw
それがこんなに一遍に遭遇したのでびっくりでした。

同様の理由で恋い焦がれているキノコは他にもありますので
これからも探し求めたいと思います(^−^)
| まねき屋 | 2016/11/03 2:52 PM |

>>gorosukeさん
勝手にお名前を拝借しました。
失礼致しました。

以前、残骸を見付けた発生坪では
それ以降の発生を確認出来なかったので
この場所もあまり期待して居なかったのですが
幾つもの発生を見れてビックリでした。
それも今年の雨の多さの賜物ですね。
実生活には色々影響が出ましたがキノコ的には有難かったですね。
| まねき屋 | 2016/11/03 2:52 PM |
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