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2017名古屋アミガサタケ事情

と言う訳で今年もアミガサタケの春がやって来た。
キノコ者に取っては春は桜では無く、アミガサタケなのだ。

なので今年もシロ巡りをして来た。

 

 

まず、シロA。

此処は数年前から発生が激減してしまった場所。

今年もかなり少なかった。

amigasa2017A-itk (2).JPG

amigasa2017A-itk (3).JPG

amigasa2017A-itk (1).JPG

それでも何とか6本を収獲。

来年はどうだろうかなぁ・・・・・・

 

 

そしてシロB。

此処は長らく安定発生して居たのだが

昨年はゼロだったのでビックリしてしまった場所。

今年はどうか!?

amigasa2017B-kcz (7).JPG

amigasa2017B-kcz (6).JPG

少ないながらも発生はしていた。

ありがたやありがたや。

 

でも、此処は何故か奇形の個体の発生の多い場所。

今回も発生して居た。

amigasa2017B-kcz (1).JPG

amigasa2017B-kcz (4).JPG

amigasa2017B-kcz (2).JPG

amigasa2017B-kcz (3).JPG

何故こんなにも折れ曲がるのだろうか。

以前、ふざけて「マガリアミガサタケ」「オジギアミガサタケ」

と命名したのだが、本当に尋常じゃない曲がり方。

謎だ。

それを含めて5本収獲。

 

 

 

 

以前はとても大きな個体を多数輩出して居たシロC。

amigasa-heiwa-5.JPG

伐採された藪も復活し、今年は期待したのだが矢張りゼロ。

このシロは完全に死滅してしまったのかなぁ。

うーん、残念だ。

引き続き来年も期待はしてしまうけれど。

 

 

 

 

2013〜4年に柄が異様に太い個体(アシデカアミガサタケと勝手に命名)

を発生させていたシロD。

amigasa-nittai-2.JPG

それ以来此処ではアミガサタケの姿を見る事が出来無かったのだが

今年は3年振りに発生を確認。

ただ、1本のみで、しかも残骸。

amigasa2017D-ntz (1).JPG

amigasa2017D-ntz (2).JPG

「アシデカ」の面影は残っていた。

少しはシロが回復してきているのだろうか。

来年も期待してしまうなぁ。

 

 

 

そして、トウモロコシの様な特徴的な個体を発生させているシロE。

今年も多数発生してくれていた。

amigasa2017E-mkn (8).JPG

amigasa2017E-mkn (7).JPG

amigasa2017E-mkn (1).JPG

此処の個体は縦長で網目もきれいだ。

 

そして、恐らく厳密には種類が違うと思われる別の個体。

上掲の物と比べると大きいし(10cm程)

網目の形と柄の質感が違う。

amigasa2017E-mkn (9).JPG

 

こちらは大きさは上掲の物と変わらないが

アミガサ部分の形と網目の形が違っており

柄の質感も違っている。

amigasa2017E-mkn (3).JPG

柄の質感はすぐ上の画像の物と似ているが

アミガサ部分の構造が全く違っているので、更に別種だろう。

 

こちらはアミガサ部分は上掲の3個体と似ているが

大きさと柄の質感が違っている。

amigasa2017E-mkn (13).JPG

単純に大型化しただけとも思えないので、これも別種かもなぁ。

 

こちらは網目部分が明らかに違う。

amigasa2017E-mkn (10).JPG

ヒロメノトガリアミガサタケに近い系統だろうか。

狭い範囲なのだが、幾つもの種類のアミガサタケが発生している様だ。

何だかんだで30本は収獲出来た。

ありがたやありがたや。

 

そして此処にも「オジギアミガサタケ」が幾つも。

amigasa2017E-mkn (5).JPG

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amigasa2017E-mkn (4).JPG

amigasa2017E-mkn (2).JPG

amigasa2017E-mkn (11).JPG

amigasa2017E-mkn (12).JPG

上二つと、下の一つは明らかに種類が違う。

大きさもそうだが、柄の質感が全く違うのだ。

シロBの2本の「オジギアミガサタケ」も種類が違う様だった。

なので、「曲がる系統のアミガサタケ」がある、と言う訳では無くて、

何らかの外部要因で曲がってしまう、と言う事なのだろう。

 

当方は東大阪時代、何百本ものアミガサタケを収獲して居たが

この様な変形の個体には一度も遭遇した事が無かった。

ネットで色々人の収穫したアミガサタケ画像を見ても

こう言うのはのは見た事が無い。

まぁ、他の皆様はこう言う奇形の個体は

気味悪がって撮影も収獲しないだけなのかも知れないけれど。

と、それはともかく、名古屋東部にはアミガサタケを変形させてしまう

何がしかの普遍的な要因があるのかも知れないなぁ。

何にせよ、当方にはそれを調べる術は無いし

どっちにしても収獲して食べてしまうので関係無いのだけどw

 

 

 

4年前に発見したシロF-a。

此処も段々数は少なくなって来てしまったが

それなりに発生してくれていた。

当初は乾燥気味だったので

頭が乾燥して委縮した個体が多かったが

amigasa2017Fa-zzz (4).JPG

amigasa2017Fa-zzz (2).JPG

 

その後の雨を受けて立派な個体も発生してくれた。

amigasa2017Fa-zzz (7).JPG

amigasa2017Fa-zzz (6).JPG

amigasa2017Fa-zzz (5).JPG

amigasa2017Fa-zzz (1).JPG

何とか10本程は収獲出来た。

ありがたや〜

 

すぐ近くで、超大型の個体を発生させていたシロF-b。

昨年は周囲の伐採木の集積場になってしまってたのだが

今年は伐採竹の集積場になってしまっていた。

amigasa2017Fb-zzz.JPG

この場所は年間を通じて何かの集積場になってしまう事が多い。

地面が落ち付かない為か、

今年もアミガサタケの発生を見る事は出来なかった。

残念。

 

 

 

小さなアミガサタケがスギナと覇権を争っていたシロG。

amigasa2014-ch-1.JPG

今年はタイミングが合わず、観に行く事が出来無かった。

残念。

 

 

 

 

こちらはシロH。

5年前に色々と伐採されて環境が変わった為に

諦めてそれ以降は観に行ってなかったのだが

今年久し振りに行ったら少し発生してくれていた。

環境が回復して来たのだなぁ。

amigasa2017H-ggljj (4).JPG

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amigasa2017H-ggljj (2).JPG

amigasa2017H-ggljj (1).JPG

小型の物ばかり6本を収獲。

来年も期待してしまう♪

 

 

 

と言う訳で、今年も桜の時期に走り回って

何とか50本程度は収獲出来た。

amigasa2017 (3).JPG

amigasa2017 (2).JPG

amigasa2017 (1).JPG

キノコヌシ様、有難う御座居ました。

(-人-) ナム~

 

 

例によってネグラマーロへお裾分け。

amigasa2017 (4).JPG

当方はパスタかクリーム煮にするくらいしか思い付かないのだが

鯛とハンバーグ、と言う

意外な組み合わせの料理の付け合わせにして食べた由。

さすがプロの料理人は違うなぁ。

そんなイケメンシェフが腕を振るう北イタリア料理の店「ネグラマーロ」。

名古屋へお越しの折には是非どうぞ!(→食べログのページへ

 

 

 

 

さて、今年は既存のシロの巡回の合間に、新たなシロの探索もしていた。

昨年転居して以来、アミガサタケが生えそうな場所が無いか探索をし

目星を付けていたのだが、新たなシロの発見はならなかった。

うーむ、残念。

来年もチャレンジをしよう。

 

キノコヌシ様、これからも是非よろしくお願い申し上げますです。

(-人-) ナム~

 

 

 

 ※マコモタケの記事に追記しました。

  最後段ですが、お読み頂けましたら幸甚です(→こちら)。

 


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| 子嚢菌類 | 00:53 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
おはようございます

アミガサタケは まねき屋さんが食用として楽しみにしておられる数少ないきのこの一つなのでしょうか。
恒例のシロ廻りをされたのですね

大収穫 おめでとうございます
マガリアミガサタケは遺伝子ではなくて周りの条件によるものなのですね
でも柄の太さはやはり遺伝子によるのでしょうか

太いの長いの尖ったの小さいの 色々あるようですが味に違いはありますか?
これはまるごとを天日干しして保存するのでしょうか?
| yuuko | 2017/05/01 8:00 AM |

>>yuukoさん
アミガサタケは当方のフィールドで安定的に量の確保が出来る
数少ない食キノコなのですねー
なので、毎年楽しみにしています♪

「アミガサタケ」と一括りにしていますが、少なくとも
トガリアミガサタケ、オオトガリアミガサタケ、コトガリアミガサタケ、
アシボソアミガサタケ、ヒロメノトガリアミガサタケ
が含まれていると思われます。
「トガリアミガサタケ」とされている種類も
検索すると様々な外見の物がhitしますので
実際には細かく種類が別れるのでは無いかと思っています。
当方の画像の物も
DNAを調べたら実際にはもっと多くの種類になると思いますが
当方にはそれを知る術はありませんし
味も殆ど変わらないみたいで
其処まで細かく知る必要もありませんので
取り敢えず「アミガサタケ」と一括りで書いています。

で、お裾分け用以外は全て丸ごと乾燥保存しています。
干した方が風味が増すのはシイタケと同じです(^-^)
| まねき屋 | 2017/05/01 9:40 PM |
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