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2018年名古屋アミガサタケ事情

3月下旬、全国的に大雨が続いた。

数日にわたった雨が上がった翌日、大きな期待をして何時ものシロへ。

するとあった!

今年もアミガサタケは生えて来てくれていた。

 

こちらはシロA。

2018amgstk (8).JPG

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このシロは最近発生が減っているのだが

それでもポツポツと生えていた。

 

 

こちらはシロD

2018amgstk (3).JPG

此処も去年、久し振りに1本だけ残骸があっただけだったが

今年は画像の物+1本と、3本の残骸に遭遇。

これは収穫はせず。

来年はもっと生えて来てほしいなぁ。

 

 

こちらはシロE。

2018amgstk (25).JPG

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この場所は安定的に発生してくれているので有り難い。

 

そこそこ大きな個体もあるし

2018amgstk (7).JPG

 

ヨトウムシに喰われて倒れてるのもあるし

2018amgstk (6).JPG

 

シャープな形のもある。

2018amgstk (5).JPG

2018amgstk (4).JPG

この一角だけで色々な外見のアミガサタケが発生している。

 

で、此処は公園でもあるので散策中の人や

2018amgstk (28).JPG

 

友達と遊んでいる子供達や

2018amgstk (27).JPG

 

ジョギングの人もアミガサタケの傍らを通り過ぎる。

2018amgstk (26).JPG

誰もそのすぐそばに

こんな高級な食キノコが生えているなんて知らないんだよなー

ちょっと得意な気分になってしまう♪

まぁ、その人達から見たら当方は花の盛りの桜も見ずに

地面に這いつくばっている変なオジサンにしか見えていないのだけど。

 

 

こちらはシロF。

2018amgstk (18).JPG

この場所も年々発生量が減っている。

今回はこの一本のみの遭遇。

 

 

こちらはシロH。

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2018amgstk (9).JPG

このシロは長らく発生を見なかったのだが去年から復活している。

だが去年は小さな個体だけだったのだが

今年は大きな個体が生えていた。

 

2018amgstk (12).JPG

コイツは収穫機を逃してしまった物。

うーん、残念。

 

今年発生していた物の中では比較的小さめの物。

2018amgstk (11).JPG

 

実はこのシロは都市部のど真ん中の、とある植え込み。

普通だったらアミガサタケが生えるとは思えない場所だ。

なのに、アミガサタケの発生地となっている理由の一つに

桜とイチョウが生えている、と言う環境の他に

この画像で見える様に植栽の保全の為の

散水ホースが設置されている、と言うのがある。

自動か手動かは判らないが

この一角にふんだんに水が撒かれているのだろう。

 

アミガサタケが発生するにはいろいろな条件が必要だが

特に名古屋においては「土壌水分量」がかなり重要な様だ。

元々愛知県は土壌が花崗岩質で水捌けが良い、との事。

人間が生活するにはちょうど良いのだがキノコには向かない。

 

当方が今迄見て来た範囲で感じたので言うと

アミガサタケはキノコの中でも

比較的多量の土壌水分を要求している様に思う。

水捌けの良い名古屋において、それは特に顕著な様だ。

この場所は散水ホースがある為に、他に比べると土壌水分量が高く

その為アミガサタケの発生を見る事が出来るのだろう。

当方が感じていたアミガサタケの発生条件の一つを

証明出来た?記念すべき場所と言えるかもなぁ。

 

 

今回画像に登場しなかった場所。

シロBは長らく発生量が多かったのだがここ数年はさっぱり。

去年は数本だったが一昨年はゼロだったのでびっくり。

この場所における此処数年での大きな変化と言うと

そばにあった焼却炉が撤去されてしまった点がある。

その焼却炉で落ち葉を焼いて、その灰を撒いていたのだが

近年は小型焼却炉が何かと問題視されている為に

撤去されてしまったのだろう。

そして、灰が撒かれなくなった為にアミガサタケが

発生出来る環境では無くなってしまったのだと思われる。

うーむ、残念だなぁ。

こっそり勝手に灰を撒きに来ようかなぁ ←

 

 

シロCも数年前から発生が見られなくなってしまった場所。

周囲の木が何本か伐られてしまった為に

土壌水分量が低下してしまったのだろうなぁ。

残念。

 

 

シロGも、今回は発生を確認できず。

今後も期待出来そうも無い。

 

 

そんなこんなで、この日一日で20本ほどの収穫。

滑り出しとしてはまぁまぁかな。

 

5本ほど見繕って例年通りネグラマーロへ献上w

2018amgstk (29).jpg

今年もお裾分けが出来て良かった♪

皆様も名古屋へお越しの際はネグラマーロへ是非!

イケメンシェフの渾身の北イタリア料理をご堪能下さい♪

                   食べログのページ→こちら

 

 

今回収穫した物を外見で分類。

アミガサ部分の形状と柄の質感などで分けるとこんな感じか。

2018amgstk (13).JPG

BとDは同じかも知れないから少なくとも4種類に分けられると思う。

詳細に見ればもっとあるのかも知れないけど。

名古屋東部と言う狭い範囲でも色々生えているもんだなぁ。

 

種類は色々あるのだろうけど、結局こうして

2018amgstk (14).JPG

 

こうして

2018amgstk (15).JPG

細かく切ってしまうんだよなー

 

で、ベーコンと炒めて生クリームを加えて

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こうしてパスタにして食べるのが春の時期の大きな楽しみ。

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乾燥アミガサタケとはまた一味違った味わいで(゚д゚)ウマー

 

 

と、幸先良いスタートだったのだが

その後雨は全く降らなくなってしまった。

それどころか、夏日が続いたりして4月の気候では無かった。

アミガサタケからしたら

とてもじゃないが生えていられる状況では無かったのだろう。

それ以降、収穫する事が出来無かった。

 

キノコは天気次第だからなぁ。

残念だが、まぁそれも仕方無い。

来年に期待するしか無い。

 

今年も新たなシロの発見はならなかった。

またチャレンジしなければ。

 

来年も、こうしてアミガサタケのblogが書ければ良いなぁ・・・・・・

 

 

 

 

所で、友人のヨコイエミ氏のコミックス「カフェでカフィを」が

発売されている。

1巻目は昨年9月に発売されており

あちこちの書評で取り上げられ人気を博し

それを受けて2巻の発売となった。

この2巻には当方が少し関わらせて貰っている。

冒頭の「キノコ伯父さん」は実際に当方のキノコ探索の様子を

取材して頂いて、それをほぼそのまま作画して使って頂いている。

セリフも当時の会話がそのまま使われていたりしている。

作中に登場するキノコも実際に取材時に遭遇した物だ。

話としては、姪と二人で「ティラミステングタケ」を探して

そして・・・・・・と言う内容になっている。

この手の本にティラミステングタケの名が載るのは

おそらく空前絶後だろう♪

 

その他にも、幾つかの話で出てくる公団住宅は

当方の現住居だったりしている。

 

お読み頂けましたら嬉しく思います。

皆様是非!    amazonのページ→こちら

 


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| 子嚢菌類 | 00:01 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
私の家の庭にも毎年2〜3本アミガサタケが発生します。秋に乾燥材の石灰を捨てずにおいて播いています。このきのこの発生には水分以外にカルシウムイオンかアルカリ刺激が関与しているとしか思えません。
| gorosuke | 2018/05/18 8:12 PM |
>>gorosukeさん
東大阪で見つけたシロは焼却炉下の斜面で、まさに灰が飛んでいるであろう範囲に沢山生えていましたねー
それにしてもご自宅の庭に生えるなんて羨ましいです・・・・・・

桜やイチョウのアレロパシー、アルカリ性土壌と言う悪環境、
北米では山火事の後に派生しやすいと言う等々を考えると
アンモニア菌の様に他のキノコの生え難い環境が必要なのでは、
と思っています。
逆に言えば、それだけ特殊な条件で無いと
他の菌に負けてしまう、と言う事なのでは無いでしょうか。
それに加えて水分がより必要だとなれば
発生場所もかなり限定されてしまうかも知れませんね。
| まねき屋 | 2018/05/22 9:39 PM |
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