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ウラスジ

春先の某日。

何時もの某地を散策。

キノコが全然見付からないなぁ。

仕方無い、もう帰ろうか・・・・・・と思って

ふと足元を見るとこんな物に遭遇。

180531ursjcwntk (3).JPG

180531ursjcwntk (4).JPG

地面から発生しているチャワンタケの仲間。

直径4冂か。

小さな個体が多いチャワンタケの仲間にしては大型。

 

これはもしや、と思って手に取ると、

茶碗の裏側は案の定顕著な筋が。

180531ursjcwntk (12).JPG

これはウラスジチャワンタケだ。

文字通り、茶碗の裏側に筋があるのが特徴のキノコ。

 

周辺をよく見ると点々と幾つも発生していた。

180531ursjcwntk (6).JPG

180531ursjcwntk (1).JPG

180531ursjcwntk (2).JPG

 

こちらは陽の光を透かして撮影。

180531ursjcwntk (9).JPG

180531ursjcwntk (11).JPG

それにしても裏筋が綺麗だなぁ。

 

こちらは発生初期の幼菌の様子。

180531ursjcwntk (8).JPG

180531ursjcwntk (7).JPG

 

まるでフレンチクルーラーみたいだw

                (ミスタードーナツのサイトより引用)

因みにウラスジチャワンタケは食毒不明との事。

仮に食べられたとしてもドーナツの様には甘くはないと思う。

 

 

先に書いたがウラスジチャワンタケは比較的大型のチャワンタケ。

画像の物はウラスジチャワンタケとしては小〜中型だが

図鑑によると直径が6cmに達する事もある由。

だが検索すると直径10僂肪している様な画像の物もあった。

 

この裏筋、かなり大仰に見えるが、

これだけの大きさの茶碗を支持し地面から持ち上げる為には

これくらいの骨組みがどうしても必要なのかもなぁ。

 

これも先に書いたが、チャワンタケと総称される

所謂「盤菌類」の仲間は小さな個体の種類が多い。

こちらはとある立木の樹皮に発生していた物。

180531cwntk-etc (5).JPG

180531cwntk-etc (6).JPG

直径は大きくても2mm程。

 

こちらは倒木上に発生していた物。

180531cwntk-etc (7).JPG

こちらも大きくても2mm程。

 

こちらはクヌギの殻斗に発生していた物。

180531cwntk-etc (8).JPG

これくらい小さいので、柄に当たる部分も細く小さい。

中には「ビョウタケ」「ピンタケ」と呼ばれる種類もあるしなぁ。

 

こちらはツバキキンカクチャワンタケ。

180531cwntk-etc (3).JPG

180531cwntk-etc (2).JPG

画像の物は大きくても直径1冂度x。

これは発生場所がツバキの木の下と、かなり限定的なので

特定しやすい種類だろう。

 

こちらは掘り出した状態の物。

柄はあるが、茶碗を支える為では無く、

地下の菌核から、地上の茶碗を発生させる為の根みたいな物だから

用途が違うよなぁ。

 

こちらは地面から発生していた物。

クリイロチャワンタケかな、と思うが詳細不明。

180531cwntk-etc (4).JPG

これはチャワンタケとしては比較的大きくて直径3cm程。

このタイプのチャワンタケには直径8僂搬腓くなる種類もあるが

それは柄が無く、地面に直接茶碗が生えている状態だからだろう。

 

こちらはナガエノチャワンタケ。

文字通り、柄の長いチャワンタケ。

180531ngencwntk (3).JPG

180531ngencwntk (2).JPG

180531ngencwntk (1).JPG

こちらは茶碗の直径は大きくても3僉△箸了。

一本の細い柄で茶碗を支えるのはこれくらいが限界なのかな。

 

矢張り大きな茶碗を支えるには

これくらい大仰にしないとならないのだろうなぁ。

180531ursjcwntk (10).JPG

何と言うか、大変だなぁ・・・・・・

 

 

で、このウラスジチャワンタケの柄の筋具合。

ノボリリュウタケにとても良く似ている。

180531nbryutk (1).JPG

180531nbryutk (2).JPG

たまたまこの個体は小さかったのだが

柄の構造はそっくりではないだろうか。

ウラスジチャワンタケの茶碗がひっくり返って裏返しになったら

こんな感じの形になるのじゃないかなぁ。

 

で、茶碗部分が集合密集状態になるとアミガサタケになる、と。

180531amgstk.JPG

こう言う風に進化して行ったのかもなぁ。

形態的にそう考えると納得出来る様な気もする。

 

 

・・・・・・と、数百年前ならこれで一つ論文が書けただろうが

現代のDNA解析の結果によるとコトはそう単純では無いらしい。

そもそも、上掲の画像のキノコたちは

進化の系統樹上に直線的に並べられる種類では無いだろうしね。

 

キノコは様々なグループで色々な進化の仕方をしていて

結果的に全く別の分類群なのに

外見的によく似た形態に進化した例が少なくない、との事。

菌類が進化しようとした時に、

どうしても同じ方向を向いてしまうので

全く別のグループでも結果が同じになってしまう、

と言う事なのかなぁ。

それを「収斂進化(しゅうれんしんか)」と

言って良いのかどうかは判らないけれど。

 

だとしたら当方が感じた事も

あながち間違いでは無い、と言う事かもなぁ。

何となくそう言う傾向だ、と言えばそう見えなくもないよなぁ。

「あほか!何言うとんねん!」と専門家に突っ込まれたら

「ゴメンナサイ・・・・・・」と言うしか無いがw

 

まぁ何にせよ、当方にはうかがい知れない分野の話だ。

当方はこうやって「似てるよなぁ・・・・・・」て楽しむのが精々。

またあーでもない、こーでもない、と勝手に考えて遊ぶ事にしよう♪

 


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| 子嚢菌類 | 00:07 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
あぁ&#12316;あ……

ただでさえ少ないネタの貴重な画像を
大判振る舞いしちゃって……w
| きのこ堂  ちば! | 2018/06/03 8:53 AM |

>>きのこ堂 ちば!さん
画像の浪費が止められなくて・・・・・・(∩;゚皿゚)ヒイィィィッッッ!
| まねき屋 | 2018/06/04 1:13 AM |
いつみても面白いブログですね&#10071;
キノコのフィールドワークから得た知識や情報もさることながら、まねき屋様の絶妙な書き口も魅力です。

フレンチクルーラーには笑いました&#128518;

毎回更新を楽しみにしています。
| ruko-ruko | 2018/06/15 9:51 PM |

>>ruko-rukoさん
過分におほめ頂けまして有難う御座居ます (・∀・*)ゞ

およそ役に立たない垂れ流しblogですが、今後もお付き合い頂けましたら幸いです♪
| まねき屋 | 2018/06/17 1:23 PM |
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