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毒あり 毒無し その2

こちらはシロテングタケ。

shirotengu2016 (1).JPG

shirotengu2016 (2).JPG

転居先の近くの里山に幾つも発生していた。

 

シロテングタケは以前にも記事にしたことがある(→こちら)。
その時にも書いたが
シロテングタケは本州の中北部に多く分布する毒キノコだが
東北北部のごく一部地域で発生する物は無毒の為、食用にされている由。
マツタケの様な香りがするので保存してマツタケの代用品として
正月に吸い物として供されている、との事。

 

名古屋東部はこのシロテングタケに取って

居心地の良い場所の様で頻繁に発生している様子。

更にこの場所は余程合っている環境なのか

とても多くの個体が発生して居た。

shirotengu2016 (5).JPG

 

こちらでは列をなして発生して居た。

shirotengu2016 (7).JPG

shirotengu2016 (8).JPG

大きな菌輪の一部なのかも知れないなぁ。

 

前回も書いたが、シロテングタケの大きな特徴の一つに

放射状に避けたツバの残骸が

傘の周辺にカーテン状に垂れ下がる、と言うのがある。

 

傘が開く前はこの様に全体が覆われているが

shirotengu2016 (3).JPG

 

傘が開くと共に、まず柄から剥がれる様に裂け

shirotengu2016 (6).JPG

 

やがて放射状に裂け始める。

shirotengu2016 (4).JPG

 

そしてこの様に垂れ下がる。

shirotengu-14.JPG

因みに、こちらは前回の記事からの引用。

今回の場所ではタイミングの問題だったのか

個体差なのかは不明だが

この様な状態に垂れ下がっている個体は見られなかった。

 

 

先にも書いたがシロテングタケはマツタケのような香りがする、との事。

前回シロテングタケに遭遇した際に
うっかりその匂いを嗅ぐ事をしていなかった。
その後、良い状態のシロテングタケに遭遇出来なかった為に
匂いの確認をすることが出来ず、悶々としていた。
それが2016年、この場所で状態の良いシロテングタケに遭遇できたのだ。
これで匂いを嗅がずに居れようか。

 

で、その匂い。
いわゆる菌臭では無い、揮発的な香り。
マツタケの芳香臭に確かに似ている。

これで毒キノコで無いのなら
マツタケの代用品にするのは当然と言えるだろう。

 

所で当方、マツタケにそれ程思い入れは無い。

マツタケの芳香にも特別な感情は無い。

実を言うと「良い香り」とは思えないのだ。

欧米人からするとマツタケの芳香は「靴下のすえたニオイ」と感じる由。

当方は其処までの臭気とは感じないが

その表現に「あぁ、成程」と納得は出来る。

当方は見た目は完全な日本人のオッサンだが

嗅覚に関しては欧米人的なのかも知れないw

なので、マツタケの芳香が好きで堪らない人からしたら

シロテングタケのニオイは「マツタケと全然違うやんけ!」

となるかも知れないが

あくまでも当方には「同じ方向性の臭気」と感じられた次第。

ただ、北東北の産地のシロテングタケはもっと強烈なニオイらしい。

前回の記事でも紹介したサイトに

その辺りの事が詳細に書かれている(→こちら)。

このニオイの違いは種類が違う事による差異なのか

地域差もしくは個体差なのかは不明。

 

さて、北東北ではこのキノコを塩蔵保存し

塩抜きして正月の吸い物に供する、との事だが
それでは塩抜きしてから調理する際に
かなり香りが抜けてしまうだろう。
なので当方は水煮にする事にした。

 

手頃な物を収獲。

shirotengu2016 (9).JPG

 

柄の部分を接写。

shirotengu2016 (10).JPG

この見た目も何となくマツタケぽいかも。

 

泥の付いた表皮を剥いてみる。

shirotengu2016 (11).JPG

白色が綺麗。

 

輪切りにしてみるとこんな様子。

shirotengu2016 (12).JPG

かなり虫に喰われている。

シロテングタケは虫に取って美味しいキノコの様子。

うーむ、これでは使えないなぁ。

 

仕方無いので傘の部分のみを使う事に。

shirotengu2016 (13).JPG

 

暫く煮立たせる。

shirotengu2016 (14).JPG

 

火が通ると色合いが変わった。

shirotengu2016 (15).JPG

 

手頃な空き瓶に入れ、水煮の瓶詰めの完成。

shirotengu2016 (16).JPG

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これなら香りはそれなりに保存される筈だ。

 

さて、このシロテングタケ。
先にも書いたが無毒なのが確認されているのは北東北の一部のみで
それ以外の場所で発生している物は死亡例のある猛毒キノコとの事。
名古屋で発生している物も猛毒である可能性は高い。


だが、恐らくそれを実際に確認した人はいないと思われる。
だから無毒で食べられる可能性も否定できない。

マツタケの気分が味わえるこのキノコ。
先にも書いたが当方はマツタケに特に思い入れは無いので
その香りを味わいたいとはそんなに思わない。
なので、どなたかこれを試食していただけないだろうか。
これが当たり(中り)でも外れでも
菌学の貴重なデータになる事は間違い無し!


ご希望の方にこの瓶詰めを進呈しますので是非ご一報を。

 


 
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| テングタケ科 | 00:05 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
三河黒網足猪口 その2

私事だが、今年の5月に引っ越しをした。

同じ名古屋市内だが、より郊外へと転居したのだ。

その為、探索フィールドも以前とは別の場所になった。

9年にわたり、探索・観察を続けた場所を離れるのは

寂しい物はあったが

新たな場所でキノコを探すのもとてもワクワクする事だ。

 

そんな訳で新たに探索する事となった場所に

このキノコが沢山生えていた。

161225mkwkramasigc (1).JPG

161225mkwkramasigc (11).JPG

161225mkwkramasigc (25).JPG

それはミカワクロアミアシイグチ。

ちょうど一年前にも記事にした事がある(→こちら)。

 

この場所はミカワクロアミアシイグチの一大発生坪だった様だ。

こちらは押し合いへし合いで生えている2本。

161225mkwkramasigc (5).JPG

161225mkwkramasigc (6).JPG

 

こちらはちょっとした菌輪なのだろうか。

161225mkwkramasigc (26).JPG

結構密集して生えていた。

 

ミカワクロアミアシイグチは暗い場所に

艶消しの黒い個体を発生させるので撮影するのが中々に難しい。

例えばこちらの個体達。

161225mkwkramasigc (21).JPG

普通に撮影するとこんな感じで

クロアミアシイグチと言いながら

昨年遭遇した個体に比べると褐色に近いのだが

大きさの比較で千円札を置いて撮影した所

161225mkwkramasigc (22).JPG

千円札に露出が合ってしまった為に

キノコが真っ黒で殆ど見えなくなってしまった。

実際にはこんなに暗く無かったのだけどなぁ。

 

 

所で、ミカワクロアミアシイグチの大きな特徴は

「二重の網目模様」と言われる柄の網目具合だ。

こちらは前回の記事でUPした物。

mkwkramasigc (6).JPG

最初に遭遇したミカワクロアミアシイグチの柄がこれだったのだが

此処まで顕著で深い網目はこの個体意外に遭遇した事が無い。

これはちょっと珍しいタイプだったのかもなぁ。

 

なので、今年遭遇したミカワクロアミアシイグチの柄を

幾つかピックアップしてみる。

 

撮影していてちょっと触ったら

傘がポロリと取れてしまったこの個体。

161225mkwkramasigc (15).JPG

161225mkwkramasigc (7).JPG

 

柄の部分を拡大。

深い網目が良く判る。

だが二重になっているのかどうかは良く判らない。

 

こちらの個体。

161225mkwkramasigc (9).JPG

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これも二重かどうかは判らない。

 

こちらの個体。

161225mkwkramasigc (12).JPG

161225mkwkramasigc (13).JPG

ちょっと判り難いが

網目の底に、更に網目がうっすら見える部分がある。

 

こちらの個体。

161225mkwkramasigc (28).JPG

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全体に網目が浅いが、これも何となく二重の部分が見える。

 

グラウンドの片隅に並んで発生して居た個体。

161225mkwkramasigc (32).JPG

これも結構色が薄いなぁ。

 

こちらの個体。

161225mkwkramasigc (33).JPG

161225mkwkramasigc (34).JPG

これも全体に網目が浅い。

二重になっている様には見えないなぁ。

 

こちらの個体。

161225mkwkramasigc (35).JPG

161225mkwkramasigc (36).JPG

こちらも網目が浅いが

何となく二重構造ぽく見える部分がある。

 

それにしてもこの個体は色が薄い上に

紫がかっているなぁ。

これではヘタしたらムラサキヤマドリタケに見えてしまうかも。

 

で、こちらはムラサキヤマドリタケ。

網目が浅い。

161225mrskymdr-1 (1).JPG

161225mrskymdr-1 (2).JPG

 

こちらのムラサキヤマドリタケは更に浅い。

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161225mrskymdr-2 (2).jpg

こうやって比べると網目の違いが判るなぁ。

 

ついでに他のイグチの網目と比較。

こちらはセイタカイグチ。

網目の顕著なイグチの一つ。

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明らかに違うなぁ。

 

こちらはキアミアシイグチ。

161225kamasigc-1 (1).JPG

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どっちらかと言うとセイタカイグチに近い感じ。

 

こちらのキアミアシイグチの場合。

161225kamasigc-2 (1).JPG

161225kamasigc-2 (2).JPG

どちらかと言えばムラサキヤマドリタケに近い感じだ。

浅いタイプのミカワクロアミアシイグチに似てるとも言える。

これがキアミアシイグチの個体差なのか

実はDNA的には別種なのかは不明。

 

こうやって比べるとミカワクロアミアシイグチの

網目が、二重構造以外にも特徴的なのが判る。

網目の稜線の形が他のイグチに比べると

丸みを帯びた平ら、と言った感じなのだ。

稜線の形はイグチのそれ、と言うより

アミガサタケに近い気がする。

更に、柄の上部と下部は縦線が強く浮き出る傾向にある様だ。

これはイグチの網目としてはかなり特異なのでは無いだろうか。

 

その網目は幼菌の内から観察出来る。

こんなまだ若い個体でも

161225mkwkramasigc (24).JPG

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その特徴が出ている。

 

こんな発生初期の幼菌でもその網目が判る。

161225mkwkramasigc (17).JPG

161225mkwkramasigc (20).JPG

この特徴さえ押さえれば

今後はミカワクロアミアシイグチを

他のキノコと間違える事は無いだろう。

 

それにしてもミカワクロアミアシイグチの

一大発生坪を見付けられたのは嬉しかった。

まだまだ謎の多いこのキノコ。

今後もこの場所の観察を続けて行きたい物だ。

 


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| - | 00:28 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
異形のキノコ その2

※グロい画像もありますのでご注意を

 

野外で観察をしていると色々なキノコに出逢う。
色々な種類、と言うのは勿論だが
同じ種類のキノコでも、同じ形をしていない場合が多い。
種類にもよるが、キノコは個体差が結構大きく、
実際には図鑑通りの外見を呈していない事の方が多いかも知れない。
中には、極端に形が違っている為に、何のキノコか判断に迷う事もある。
 

と、これは前回「異形のキノコ」のタイトルで書いた記事の書き出し。

キノコは発生して居る環境要件によって様々な影響を受ける為に

図鑑に載っている様な「典型的な形」にならない事が多い。

中には本当に奇妙な形になる事が少なく無い。

 

例えばこちら。

ymdrtkmdk-monjiro (1).JPG

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ヤマドリタケモドキの柄が割れて剥がれてしまっている。

恐らく成長途中で空気が乾燥してしまい

その為に表面がヒビ割れ、成長と共にそれが大きくなって

この様に剥がれてしまったのだろう。

 

キノコの表面にヒビが入る事は少なく無いが

この様に大きく捲れるのは多くは無いと思う。

まるで木枯らし吹き荒ぶ野道を行く股旅物の渡世人みたいだ。

木枯し紋次郎のロケ地より引用)

そう言えば股旅物のドラマや映画って見なくなったなぁ。

今も残ってるのは大衆演劇の舞台くらいかもなぁ。

「股旅物」と言う言葉自体、聞かなくなったし。

今の若い人はその言葉自体知らないだろうなぁ。

「またたび物」の音だけだと

「猫のオヤツ」か何かと思われかねないかもなぁ。

 

 

 

こちらもヤマドリタケモドキ。

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一見、普通の状態に見えるが。

 

裏側、管孔部分がちょっと妙な感じ。

ymdrtkmdk-dkbk (2).JPG

 

良く見ると不自然なほどにデコボコ。

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台所のスポンジみたいになっている。

 

もしくは、巨大竜巻が表れる前兆と言われる乳房雲か。

大気現象〜乳房雲(マンマ)から引用)

不穏な感じはむしろこっちかな。

 

それにしても何故こんな形になったのだろう。

全面的にきれいなデコボコになっている点からすると

虫やナメクジに食べられたと言う訳では無いだろうしなぁ。

ウィルスか何かに感染して正常な発育が出来無くなったのかなぁ。

何分、初めて見た状態の物だから想像すら出来無い。

この時、ヤマドリタケモドキは幾つも見たのだが

こんなんなってたのはこの個体だけだったし。

ひょっとして、標本として保存しておくべき

貴重な物だったのかも知れない……???

 

 

 

フィールドでキノコを見付けた時、

遠目で「あれは〇〇かな?」と予想してから近付くのだが

時々予想が出来無い物に出逢う事がある。

こちらもその一つ。

beniiguchi-drdr-veil (4).JPG

遠目で見て「キノコ?キノコか?キノコなのか???」と

それが何か全く想像すら出来無かった物。

 

近付いて見たら、

ベニイグチからベールが垂れている状態の物だった。

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古くなったキノコが溶けてドロドロになる事は良くあり

フィールドでもちょいちょい見掛ける。

だが、こんな風に柄と傘の形は残っているのに

管孔の部分だけ溶けて

しかもそれが綺麗にベール状になって流れているのは初めて見た。

 

それにしても見れば見る程奇妙な状態だなぁ。

色々な条件が上手く重なってこう言う風になったのだろうなぁ。

beniiguchi-drdr-veil (1).JPG

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beniiguchi-drdr-veil (8).JPG

この禍々しさは「悪魔の花嫁」てイメージか。

色々な想像を掻き立てられてしまう。

 

 

 

こう言う思いもよらない、不思議な形の物と遭遇出来るので

フィールド探索は止められないなぁ♪

 


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スミレ!スミレ!スミレ!

前々回の日記で

「来年も是非スミレホコリタケに逢いたい物だ」

と言う事を書いた(→こちら)。

以前、当方の記事を読んで頂いたgorosukeさんから

名古屋ではスミレホコリタケの発生は7月と9月、と

コメントで教えて頂いていたので

年内にはもう発生は無いだろうな、と思っていたのだ。

 

だが実はそのすぐ後に、幾つもの場所で

幾つものスミレホコリタケに遭遇していた。

 

まずは9/12、前回も発生した場所に更に発生した物。

sumire0912OMH-A (2).JPG

前回もそうだったが

当方が見付けた時点で既に何者かに齧られていた。

チャコウラナメクジ?が食事中だが、

ナメクジがこんなにダイナミックに食べる訳では無い。

暴食のヨトウムシでも此処まではしないだろう。

歯型が顕著に見える点からすると、齧歯類なのだろうなぁ。

近くに公園はあるが、リスが住んでいるとも思えない。

となるとネズミなのだろうかなぁ。

この地域のネズミはそんなに飢えているのだろうか。

それとも、スミレホコリタケは

そんなにも美味しいのだろうかなぁ・・・・・・

 

取り敢えず、手元で経過観察をする為に掘り取る事に。

sumire0912OMH-A (3).JPG

が、小さな個体だったのでこじんまりと掘り取ろうとしたら

根元の土が完全にバラけてしまった。

菌糸を殆どちぎり取った形になってしまったなぁ。

これは今後生育出来るのか、ちょっと不安・・・・・・

 

取り敢えず、ペットボトルを切って植木鉢にして

其処に植える。

sumire0912OMH-A (4).JPG

育ってくれれば良いなぁ・・・・・・

 

ライトの下で裏側を撮影。

sumire0912OMH-A (5).JPG

齧った歯型が良く判る。

 

3日後。

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全体に色が変わって来た。

 

4日後。

sumire0912OMH-A-4aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-4aft (2).JPG

一部が黒ずんで来た。

 

6日後。

sumire0912OMH-A-6aft (1).JPG

sumire0912OMH-A-6aft (2).JPG

黒い部分が広がって来た。

だが、変化は此処で止まってしまった。

掘り取りに失敗して、殺してしまったのだろうかなぁ。

 

 

こちらは9/14、矢張り同じ場所で見付けた物。

sumire0914OMH (1).JPG

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先の物よりかなり大きかった様だが

こちらはより激しく齧られている。

矢張りそんなにも美味しいのだろうなぁ。

 

翌日の様子。

sumire0914OMH-1aft.JPG

全体的に変色して来た。

この個体は変化の度合いが大きい様だ。

 

2日後。

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更に全体が変色して来た。

 

3日後。

sumire0914OMH-3aft.JPG

既に成熟してる感じ。

 

4日後。

sumire0914OMH-4aft.JPG

胞子の飛散が始まった。

 

5日後。

sumire0914OMH-5aft.JPG

引き続き飛散中。

 

6日後。

sumire0914OMH-6aft.JPG

周囲がちょっと紫色に。

 

7日後。

sumire0914OMH-7aft.JPG

その前夜の豪雨を受けて胞子はすっかり流され

基部を残すだけになっていた。

 

 

こちらは矢張り同じ場所に9/16に発生して居た小さな物。

sumire0916OMH (1).JPG

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これも例によってネズミ?に齧られている。

 

1日後。

sumire0916OMH-1aft.JPG

一回り、大きくなっている。

 

2日後。

sumire0916OMH-2aft.JPG

齧られた穴が更に深くなっている以外は

特に変化は感じられない。

 

3日後。

sumire0916OMH-3aft.JPG

突然全体が変色した。

 

4日後。

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胞子が飛散し始め、周りを紫色にしていた。

 

5日後。

sumire0916OMH-5aft.JPG

その前夜の豪雨を受け、胞子は全て流され

基部だけになってしまっていた。

 

 

こちらは矢張り同じ場所に9/18に発生して居た物。

この場所は本当にスミレホコリタケのシロなんだなぁ。

この時期は毎日雨だったので

特に発生が多かったのかも知れない。

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sumire0918OMH (2).JPG

やや大きめの個体だ。

 

1日後。

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成長と共に穴は広がり、イナバウアー状態に。

 

2日後。

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更に成長と共に穴が広がっている。

色の変化が出て来始めた。

 

3日後。

sumire0918OMH-3aft (1).JPG

sumire0918OMH-3aft (2).JPG

更に色の変化が進む。

 

と、此処で4日間、旅行で不在に。

で、7日後。

sumire0918OMH-7aft (1).JPG

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すっかり老熟し、胞子を飛散して居た。

 

飛んで15日後。

sumire0918OMH15aft (1).JPG

sumire0918OMH15aft (2).JPG

すっかり基部だけになってしまっていた。

 

 

こちらは菌友T氏がSNSに上げていた画像。

これもどうもスミレホコリタケぽいなぁ。 

sumire0919OBT (0).jpg

発生場所は当方の家からもそう遠く無い場所だった。

これはもう観に行かねば!

 

大体の場所を教えて貰い、翌日の9/19、早速現場に。

これも中々の大きさ。

sumire0919OBT (3).JPG

が、既に変色し切っていた。

T氏が先の画像を撮影してからは中一日。

結構な大きさなのにあっと言う間の変化。

変色の具合(成熟具合)の個体差は結構大きいのだなぁ。

 

周囲を探すと幾つも残骸があった。

sumire0919OBT (4).JPG

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sumire0919OBT (7).JPG

此処も一大発生坪だったのだなぁ。

 

 

同日、某河川敷にて。

symire0919YADA (1).JPG

実はその前日。電車に乗って居て

車窓から陸橋下の河川敷を見ていた所、

草地に白い塊が幾つも見えたのだ。

河川敷だから何かキノコが生えてるかもなぁ、

と思いながら見ていたら、

本当にキノコが生えていたのでビックリしてしまった。

 

車窓から見れたのはホンの一瞬だったのだが

あれはスミレホコリタケに違いない、と確信出来た。

なので翌日、バイクでその河川敷まで出向いて確認した所

本当にスミレホコリタケだった次第。

symire0919YADA (2).JPG

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symire0919YADA (4).JPG

前日は白く見えていたのだが一日で成熟してしまったのだなぁ。

 

発生ポイントを俯瞰すると菌輪になっている様だった。

symire0919YADA (5).jpg

画面に入り切らなかったのだが

他の場所にもスミレホコリタケ発生していたので

直径10mくらいの輪にはなって居たと思う。

 

それにしても、この現場に到る迄に道のりで

5匐瓩の河川敷を走りながら見ていたのだが

この場所以外にはキノコを見付ける事は出来無かった。

勿論、バイクで走りながら見る事の出来る範囲なので

隈なく見る事は不可能だが

それでもこの場所にしかキノコが生えているのを

見付けられなかったのは不思議だ。

この場所は余程キノコ向きな環境だったのだろうかなぁ。

 

折角なので記念に一つ持ち帰る事に。

symire0919YADA (6).JPG

白い表皮が所々残っているのがオシャレ(・∀・)♪

 

試しにナイフで剥いてみた。

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矢張りたった一日で完全に成熟している。

成熟のスピードは個体によって本当にまちまちなのだなぁ。

 

動画でも撮ってみた。

陸橋を渡る電車の音も入っているので

キノコマニア兼鉄オタの人にはお得な動画かもw

 

と言う訳で、長年追い求め、乞い求めていたスミレホコリタケに

今年は幼菌成菌老菌残骸を含めてイキナリ20個近くに遭遇する事が出来た。

当たり前と言えば当たり前だが、ある所にはあるもんだなぁ・・・・・・

 

 

さて、最初のスミレホコリタケ。

6日経っても胞子は成熟せず、その後も色の変化は止まってしまっていた。

sumire0912OMH-A-6aft (2).JPG

やはりコイツは死んでしまっていた様だ。

上掲の例から言って子実体の膨張が終われば

大体1日、少なくとも3日もあれば成熟し、胞子を飛散し始める様だ。

生きていればあっと言う間に老化して朽ち果ててしまうが

死んでいると変化が止まり、その形を留める。

当たり前と言えば当たり前だが、生命は儚いなぁ・・・・・・

 

それにしても今年は沢山のスミレホコリタケに出逢えた。

図鑑にも殆ど載っておらず発生の多く無い珍菌、との話だが

ある所にはこんなにもザラザラとあるんだもんなぁ。

良い場所に引っ越して来たのかも知れないw

 

 

所で、上掲画像で判る様に

ウチのすぐ近所以外で発生して居たスミレホコリタケには

何かに齧られた痕跡は無かった。

ウチの周辺は餌に恵まれていないから

スミレホコリタケが発生すると

待ってました!とばかりに食べてしまうのかなぁ。

それともウチの近所で発生したスミレホコリタケは

食べずにおれない位にとても美味しいのだろうか。

謎だ・・・・・・

 

 

 

今年の発生はさすがに終わっただろう。

また来年、是非またスミレホコリタケに出逢いたい物だ。

 

キノコヌシ様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(-人-) ナム〜

 


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| 腹菌類 | 00:03 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
こんにちは菌類 その2

9月になって秋の気配を感じ始めた頃

住居のすぐ近くの公園脇を車で通り過ぎようとした時

これがいきなり目に飛び込んで来た。

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そう、それはオオシロカラカサタケ。

幼菌なので開く前の傘が坊主頭みたいで可愛い揺れるハート

 

公園を取り巻く植え込みを横断する様に

一直線に点々と発生して居た。

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ひょっとしたら大きな菌輪の一部なのかも知れないなぁ。

 

因みにオオシロカラカサタケは以前にも記事にした事がある(→こちら)。

その時にも書いたが、

オオシロカラカサタケは過去に死亡例もある毒キノコだ。

元々は熱帯〜亜熱帯を中心に分布していた南方のキノコで

台風に乗って胞子が日本に上陸し、徐々に北上しているのだとか。

日本では山や森林に発生する事はまず無い様で

この様に人間の生活圏内に発生する事が多い。

 

で、この公園脇の道路は生活道路なので

普通に車が行き交っている。

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そして公園なので、当然近所の子供達が遊んでいる。

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動画でも撮ってみたw

因みにヤマもオチもありません。

すぐそばに毒キノコがこんなに生えているのは知ってるのかなぁ。

 

 

その翌日。

昨日、幼菌状態だったキノコは完全に開いていた。

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で、やっぱりすぐそばを普通に車が通る。

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自転車も普通に通る。

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皆、此処に毒キノコがこんなに生えてる事なんて

知らないんだろうなぁ。

 

 

さらに翌日。

傘は完全に開き切り、老菌の域に。

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ヒダは緑色に。

これがオオシロカラカサタケの大きな特徴。

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この画像では再現し切れていないが

実際にはもっと緑青色と言う感じだった。

今まで何度もオオシロカラカサタケは見て来たが

こんなに緑色なのは初めて見た。

あまりにも緑色過ぎて、絵の具でも塗ったみたいだった。

 

 

その2日後。

完全に萎れてしまっていた。

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自分の役割を終え、次代に命を繋いだのだなぁ。

来年もまた生えて来るか、楽しみにして置こう。

 

 

所で先にも書いたがオオシロカラカサタケは

元々は熱帯〜亜熱帯を分布域としていたキノコ、との事。

それが徐々にテリトリーを広げており、

日本全土を制覇する日も遠くないと思われる。

だが、日本での発生場所は山林では無く

都市部などの人間の生活圏内が中心だ。

熱帯〜亜熱帯では山野に発生して居た筈だろうに

これは一体どう言う事なのだろう。

 

日本の都市部と、熱帯地域の山林とで

土壌環境で何か共通点があるのか、

それとも日本の山林と都市部とで土壌環境で何か違いがあって

都市部の土壌環境の方がこのキノコに合っている、と言う事か・・・・・・

等と色々考えていたが、単純に温暖化と

ヒートアイランド現象の関係で山林部に比べて気温が高い為に

都市部はオオシロカラカサタケが発生しやすい、と言う事なんだろうなぁ。

 

当方が子供時代を過ごしていた埼玉でも

真夏に30度を超える事はそれ程多くは無かった。

30度を超えるとニュースになって居た、と記憶して居る。

だが近年は35度は当たり前、40度がニュースになるぐらいだもんなぁ。

オオシロカラカサタケに取って

それだけ暮らしやすい環境になった、と言う事なのだろう。

とすると、この先日本は

どんどんオオシロカラカサタケ向きの環境になって行く、

と言う事になるなぁ。

 

以前の記事のコメントで教えて頂いたのだが

2012年時点でオオシロカラカサタケは宮城県まで北上して居る、との事。

この先、何処まで北上して行けるのか、興味があるなぁ。

果たして津軽海峡を超えて北海道でも発生出来るのかなぁ。

ひょっとしたら日本で発生を繰り返している内に

寒さへの耐性が出来て北方系の新種が生まれるかもなぁ。

 

・・・・・・等と色々考えてしまった。

やっぱり近所にキノコが生えてくれると楽しいなぁ♪

 


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| ハラタケ科 | 01:13 | comments(12) | trackbacks(0) | pookmark |
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